ころころコラム-200912041839000.jpg


先日、舞台パッチギ!を観劇してきました。

私は映画は観たことがなかったので

ストーリーもほとんど知らずに劇場に向かいました。


よかったです。

まず、劇場。

新国立劇場中劇場。

ここのホール大好きです。

客席の傾斜もほどよく、見やすく、音もとてもきれい。

シートもすわり心地よく、

最後まで舞台に集中して観ることができました。


舞台はじまる前から流れている懐メロ。

私はこれを聞いて「なつかしい」と思う年代ではありませんが

幕が上がる前から、これはこういう時代の物語なんだ

ということが、自然に心に入ってきた感じでした。


ストーリーはほぼ映画版と同じだそうです。

あえて内容には触れませんけれど・・・


私がいいと思ったのは

演出の動と静のバランス。


高校生同士の喧嘩、アクションシーンは凄い迫力でした。

また、朝鮮舞踊のシーンは本当に美しく

それだけでも、見る価値がある!と思いました。


喧嘩、アクションシーンの動のシーンと

朝鮮舞踊の静かで美しいシーンと

その二つがうまく折り重なって、

切ない感情が引き出されたような気がします。


以前、テレビのトーク番組で主演の山本裕典さんが話されていましたが

この舞台のお稽古中、男性出演者全員で

かなり走りこみ、筋力トレーニングをされていたそうです。納得です。

それが舞台からよく伝わってきました。ホントにすごい迫力でした。


キャストの方たちの演技も良かったです。

観ている私は

ハラハラしたり ほんわかしたり

切なくなったり、いろいろ気持ちを揺り動かされました。


イムジン河の音楽もすぅ~っと胸に響いてきました。


観る価値あり!です。

12月23日まで 新国立劇場 中劇場

舞台パッチギ! 公式サイト