川越style「パティスリーシエル(Patisserie Ciel)」地産地消 川越駅西口 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越の人、もの、こと。地元に密着した地元人が地元人に向けて川越物語を伝えるメディア。
川越は暮らしてこそ楽しい街。
川越の様々なまちづくり活動に従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

 

パティスリーの奥にある職人の姿。
 

パティスリーは居るだけで胸ときめく空間で、まるで夢の国にやって来たような楽しさがある。

そしてパティスリーのときめきは、確かな職人がいてこそ作り出せるものなのだという真実もそこにある。
華やかな表舞台の裏側にあるもの。

扉の向こう側には、真剣な表情で真摯にケーキ作りに向き合う職人の姿がありました。
パティシエ松本さんがケーキ作りの大事な工程に取り掛かっていた。

「美味しいケーキのために」

ケーキの土台であり、ケーキの命とも言える、スポンジ作り。

ケーキはスポンジの味や色、食感によって大きく変わり、ケーキの存在を決定付けるもの。

ここに注ぐ神経は並大抵ではないのだ。

厳選した食材を使い、丁寧に混ぜ合わせて生地を作る。

とろりとした生地を伸ばしオーブンに入れ、焼き上がりを見守る。その日の気温・湿度を考慮し、毎回焼き上がりの温度・時間を調整している。

今日も理想のスポンジを見極める


宝石のような姿に、見ているだけでうっとりし、自然と笑みがこぼれている、ケーキ。

まるでケーキの葉法にかかったように、並んだケーキたちに魅入られている。

一つ一つのケーキに個性があり、一つ一つのケーキがキャラ立ちし、全てのケーキが一堂に会した様は、夢の競演のような物語感があるのでした。

 

暮らしを彩ってくれる、ケーキの力。

辛いことがあっても、美味しいケーキが強張った気持ちを溶かしてくれる。

辛いことがありそうでも、その後の美味しいケーキを思い浮かべれば乗り切れそうに思える。

ケーキがあるから、また明日も頑張れる。


2018年8月にオープンしたパティスリーが、「パティスリーシエル(Patisserie Ciel)」さん。

お店があるのは、川越市野田町。

川越駅西口から徒歩だと10分ほど。

ロジャースがある国道16号の「脇田新町」交差点から、県道川越北環状線を北上。
「眼鏡市場 川越野田店」「飯能信用金庫 川越支店」から斜めに入って行くと、始めの十字路の角にあります。

お店の前には駐車場があります。ケーキの持ち運びに車を使う人を考えて駐車場があるのが嬉しい。


「パティスリーシエル(Patisserie Ciel)」

川越市野田町2-1-38 DS1
10:00~19:00

定休日:木曜日

049-265-4786
駐車場あり

HP:
https://kawagoe-ciel.com/

Instagram:

https://www.instagram.com/cielkawagoe/
Facebook:
https://www.facebook.com/kawagoeciel/


パティスリーシエルさんは、アットホームなお店作りが人気の地域密着のパティスリーです。

「Ciel」は、フランス語で「空」。

「澄んだ空のように誰にでも愛されるようなお店にしたい」と命名。

 

お店に入ると、広々とした店内にはショーケースにケーキが並び、焼き菓子などのラインナップも豊富です。

定番ケーキから、季節限定のイベントケーキまで幅広いお菓子を取り揃えています。

定番のケーキ

■プチガトー
苺のショートケーキ

バカラ

マロンロール

ルーレ

ミルクレープ

ミルクティーケーキ

塩キャラメルのロールケーキ

和三盆のロールケーキ

いちごのオペラ

ガトーショコラ

レアチーズケーキ

モカチーズ

ピスタチオオペラ

キャラメルマカデミア

昔ながらの黄色いモンブラン

シュークリーム

フルーツプリンなどなど。


最近はケーキ屋さんで置いているところが少なく、あまりお目にかかれない個性的なケーキもあり、サバランはその一つ。
シエルのサバランはシロップに浸けた後、ラム酒をかけている。お酒が苦手な人や子どもでも食べられるよう紅茶のサバランもあります。
紅茶のサバランは紅茶のシロップにつけてあるので、カスタードクリームとフルーツと一緒に食べると食べやすい。
アップルパイも根強い人気で、タルトポワール、タルトアプリコットも見逃せない。

タルトにアーモンドクリームを詰め、洋梨、アプリコットをのせて焼いています。

 

定番ケーキは時季により変わり、春はイチゴのケーキが多く、夏は涼やかなゼリーや杏仁豆腐などがお目見えし、秋・冬はチョコレート、キャラメル、林檎など、季節により季節ならではのケーキが並ぶのが楽しい。

 

大切な記念日を丁寧に手作りされたケーキで彩る。

「誕生日や結婚記念日、七五三などお祝い事など大切な記念日にはとっておきのケーキでお祝いしたい」

パティスリーシエルでは季節のイベントごとに特製ケーキを作っており、クリスマスやお正月向け、バレンタイン、ひな祭り、こどもの日などのイベントを盛り上げる華やかなケーキから、チョコレートケーキやロールケーキなどまで様々な味わいのケーキを提供しています。

また、ホールケーキのデザインも豊富にあり、目的や好みに合わせて選ぶことができるだけでなく、お気に入りのキャラクターイラストを再現、希望に合わせてデコレーションをしています。

 

子どもに大気のバニーやクマをかたどったドームケーキ、プリンセスのドレスのケーキなど、夢が溢れる可愛いケーキの用意があり、サンプルの中から好きなデコレーションが見つかるはず。


要望により好きなキャラクターをホールケーキにデザインすることも可能で、季節のフルーツを使ったものや大きなリボンが華やかなもの、メッセージを書き込めるクッキープレートを乗せたものなど理想のケーキを形にできる。

大切な記念日を世界で一つだけのオリジナルケーキで華やかに演出。
■アントルメ
生クリームデコレーション、生チョコデコレーション、レアチーズ、ベイクドチーズケーキ、ショコラ、モンブラン、バニー、ベア、アリス、ドールなど
■ロールケーキ
シエルロール、和三盆のロールケーキ、ルーレロング、抹茶ロールロング、カフェオレロール、フルーツロール ホールなど

シエルさんでは、贈り物などにも最適な焼き菓子も充実のラインナップ。

美味しくて安心なお菓子を送りたいという気持ちに応えようと、焼き菓子も埼玉産小麦や牛乳・卵を使い、安心して食べられることを大切にしている。

■クッキー

ディアマンバニラ、メープルクッキー、チーズクッキー、ほろほろクッキー、オランジュ、ショコラクッキー、きな粉、アマンド、抹茶クッキー、ごまクッキー、ディアマンショコラ、キャラメルクッキー(クルミ) 、ほろほろクッキー ストロベリー、ほろほろクッキー ショコラ、ほろほろクッキー 和三盆、モカ、バニラクッキー、アールグレー、ココナッツクッキー、クルミ、チャンククッキー、サクサクココナッツ、ラングドシャ、メレンゲ バニラ、メレンゲ ラズベリー、ほろほろアンドメレンゲセット、メレンゲセットなど

■焼き菓子
シエル、シエル 抹茶、フィナンシェ、フィナンシェメープル、パンドジェンヌ、ブラウニー、フルーツパウンド、フロランタン、シエルショコラ、シエル黒蜜きな粉、フィナンシェショコラ、ごまフィナンシェ、クランベリー、オレンジパウンド、ガレットブルゾン、ソンツァー ラズベリー

■パウンドケーキ
ウィークエンド、キャラメルポム、抹茶パウンド、紅茶パウンド、コーヒーパウンド、キャラメルバナナパウンド、ケークマロン、ショコラオランジュ、フルーツパウンド、ブランデー、オレンジパウンド、フレーズパウンド

■バームクーヘン
バームクーヘン ホール、バームクーヘン ピレネー、バームクーヘン ミニ、バームクーヘン ピレネーミニ、バームクーヘン チョコ ミニ 冬季限定など


可愛らしいケーキの見た目の底に、確かなものがある。
シエルさんは、安全な国産素材を使い、安心して食べられるケーキ作りを大事にしています。

パティスリーシエルを言い表すキーワードとして、「地産地消」。

 

「地産地消を目指して埼玉産の安心素材を使ったお菓子づくりをしています。本当に美味しくて安全なものをお召し上がりいただきたい、埼玉の素晴らしい食材を知ってほしいという願いから、地元の素材にこだわったケーキづくりを続けています」。

 

使用する小麦粉は風味豊かな埼玉県産100%。

「日本の小麦の自給率は10~15%。自給率が低いのは、日本は梅雨があり、気候風土的には小麦栽培に向くとは言い切れないからです」。

 

小麦は、実は栽培に農薬使用が少なくてすみます。

なぜなら、涼しい気候を利用して育つ作物だからです。
国産小麦を運ぶ時に、農薬を使用しません。

なぜなら、国内輸送で近くから運んでくるからです。
小麦は、虫が好みます。

なぜなら、農薬が少ないことを虫はよく知っているからです。
ではなぜ国産小麦がいいのか。

「それは、美味しいからです」。

 

卵は川越の「井上養鶏場」のスーパーエッグを使用。牛乳も新鮮な埼玉県産を使っています。

素材の質の追求があってこそのケーキであり、個人店だからこその安心感のあるケーキを提供できる。小さな子どもにも安心して食べさせられる品質を誇る。

洋菓子店で地産地消を積極的に謳うお店は意外に少なく、貴重な存在がパティスリーシエル。


そして、使用する抹茶は、河越抹茶を使用。
「河越茶」が作られている埼玉県西部地区一帯は、国内の大規模な茶産地としては北限に位置しています。
他の茶産地に比べ厳しい冬を越すため旨味が凝縮され、まろやかな甘味とコクのある味わい深い抹茶に仕上がります。
「『河越抹茶』を川越の古くて新しい特産物として地域の皆様に愛されるブランドにすることを目指しています」。
そのために、パティスリーシエルでは河越茶ブランドの「構築」「管理」「拡張」という3つの取り組みを行いながら、品質・サービス・信頼性を高めることに尽力しています。

河越抹茶は、人気のある抹茶のロールケーキ、焼き菓子の一番人気「シエル」の抹茶味に使用されています。

他にも現在、川越の「野々山養蜂園」さんの蜂蜜を使用したりし、これから焼き菓子に川越の「松本醤油商店」さんの醤油、「小江戸鏡山酒造」さんの酒粕、川越産イチゴなども使用していきたいと話す。

「野々山養蜂園」

https://www.facebook.com/honey663/

 

「松本醤油商店」

https://www.hatsukari.co.jp/


さつま芋は、川越産さつま芋の餡などをお菓子に使用している。

川越芋プリンは地元土産としても人気。良質な牛乳と卵で仕上げたプリンは素材本来の豊かな優しい甘さが特徴で、お土産としてだけでなく毎日のおやつとしても選ばれている。

パティスリーシエルで一番人気の焼き菓子「シエル」をさつま芋味で作っている。


 

並々ならぬ想いで、地産地消に取り組んでいるパティスリーシエルさん。
さらに、埼玉県産の原料を積極的に使っていこうと、「埼玉県ふるさと認証食品」に登録。

埼玉県・川越市の農産物にこれだけ熱い視線を注ぎ、展開している洋菓子店は唯一無二と言っていいでしょう。
 

「埼玉県ふるさと認証食品」

埼玉県:
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0902/furusato/index.html
『「ふるさと認証食品」とは、主原料が全て埼玉県産で、食品添加物を極力使用しないなど、県の品質基準を満たしていることを県が認証した加工食品です。ふるさと認証食品制度は全国の約半数の都府県で実施されており、各都府県がそれぞれ材料や製法にこだわった特産品を認証しています。
埼玉県では、現在までに乾めん、生めん類、パン類、もち、生芋こんにゃく、干し柿、干しいも、豆腐、しゃくし菜の漬物、ねぎの漬物、農産物漬物、梅漬け・梅干、ジャム類、栗のシロップ漬、魚の甘露煮、ハム類、ソーセージ、ベーコン類、くん製類、牛乳、アイスクリーム類、プリン、はちみつ、米菓、まんじゅう類、米粉焼菓子類、小麦粉焼菓子類、清酒、ワイン、しそエキス入り飲料、果実飲料、みそ、しょうゆ、ビール、唐辛子調味料、氷菓、乾燥野菜・乾燥果実、焼酎、えごま油の39品目を認証食品の対象にしています。認証期間は3年間で、認証食品には認証マークを表示することができます。』

 

店内厨房のオーブンの前が慌ただしくなっていく。

シエルのパティシエ松本さんの表情に緊張が走る。

そう、あのスポンジが焼き上がりの時を迎えようとしていた。

シエルの多くのケーキを支え、シエルの命であるパティスリーシエル特製のスポンジの完成。

スポンジはケーキに使用され、華やかな表舞台、ショーケースに並べられていったのでした。

また、宝石のようなケーキたちが、街の人を笑顔にするために旅立っていくのでした。


川越に新しいパティスリー、パティスリーシエル。

一体どんなパティシエが、宝石のようなケーキを生み出しているのか。

厨房にある物語を深堀りしていきます。


「パティスリーシエル」のオーナーパティシエ、松本さんは、川越市出身。

調理師の専門学校を卒業後、シェフになるべく洋食レストランで一年ほど働いていた。

お店に勤めていた時に経験したデザート作りに、

 

「お菓子作りが面白い」

 

と進路を変更して、当時の全日空ホテル(現・ANAインターコンチネンタルホテル東京)に転職しました。

ホテルでお菓子部門で働いた4年間が、松本さんのお菓子作りの土台を作った修行期間と言ってよかった。

ベースの技術を身に着け、ホテルとは真逆と言っていい別の経験である、町場のパティスリーで働きました。

それが、川越の松江町一丁目にある「パティスリーポタジェ」さん。


「パティスリーポタジェ (Patissrie potager) 」

HP:
http://www.p-potager.com/
『「ポタジェ」とは、家庭菜園を意味するフランス語です。フランスでは、自給自足のためにポタジェを使い、一から手作りで料理をしていました。私どもも一から手作りで作ることにこだわって、「ポタジェ」と掲げさせていただいております。創業当初から、手作りにこだわったポタジェの洋菓子をぜひ、ご賞味ください。』


2006年にオープンしたポタジェさんにちょうど二年目の時に松本さんはお店に入る。

そこからポタジェでは5年間、職人として働いてお菓子作りに従事していました。
お菓子作りについては一通りのことが出来るようになると、独立することを考え始める。

独立後をイメージし、これまで経験したことのない小さなお店で経験を積もうと、志木市にあるお店で7年ほど働いていました。

一貫してケーキ作り。

ホテル時代から数えると、もう15年近くになっていた。

バランス良く職場を経験し、ホテル、地域に根差した町場のパティスリー、そして小さなお店で狭い中で効率良くお菓子を作るお店、と積んできたのが松本さんの強み。

そして松本さんは、いよいよ独立に向けて動き出していった。
 

「川越でパティスリーを開きたい」

松本さんも、お店を開くなら地元川越で開きたいとの想いから動き始める。
自分のケーキを喜んでくれる場所はどこか、川越市内を長い月日をかけて探し、大切なケーキの持ち帰りには車を使う人が多い、駐車場がある場所を探し、巡り合ったのが野田町の今の場所。

地域に溶け込みながら、暮らしを彩るケーキを提供しています。

 

シエルとして、イベントに出店することも多く、さつま芋の祭典「小江戸川越お芋festival」、ウェスタ川越・ウニクス川越で冬に開催される「くらしをいろどるFarmer’s Market」と同時開催の「小江戸お菓子マルシェ」出店などでもお馴染み。

(「小江戸お芋festival!!」ウニクス川越・ウェスタ川越)

 

(「くらしをいろどるFarmer's Market」ウェスタ川越・ウニクス川越)
 

さらに、2024年2月18日(日)ルミネ大宮2 4F庭園で開催する川越のお芋イベント「小江戸川越OIMO GARDEN」に出店することも決まりました。

ルミネ2の4Fは飲食店フロアになっており、フロアに続く屋外庭園にて開催します。


「小江戸川越OIMO GARDEN」 
2024年2月18日(日)
10:00~16:00
ルミネ大宮2 4F屋上庭園・Green Peace Garden
主催:ルミネ川越
運営:川越Farmer'sMarket 
本イベントの問い合わせ先:ルミネ川越店 Tel. 049-240-6220(10:00~18:00)

「川越Farmer's Market」

Facebook:

https://www.facebook.com/kawagoefm

Instagram:

https://www.instagram.com/kawagoe_market/

X:

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・パティスリーシエル 
川越市野田町
お芋のシフォンケーキ、お芋のフォンダンショコラ、お芋のタルトなど
『川越駅から徒歩10分ほどのところにあるお店です。地産地消を大事に手作りにこだわって作っているパティスリーです。川越市で開催されている小江戸川越お芋festival!!出店でもお馴染みです。』

 

 

素材にこだわり、丁寧な手仕事から生み出されるケーキたち。

多彩なお菓子店が点在するお菓子の街川越に、新進気鋭のパティスリーが新しいお菓子を提案していく。

お菓子と共に、豊かな暮らしがある。

「パティスリーシエル(Patisserie Ciel)」

川越市野田町2-1-38 DS1
10:00~19:00

定休日:木曜日

049-265-4786
HP:
https://kawagoe-ciel.com/

Instagram:

https://www.instagram.com/cielkawagoe/

Facebook:
https://www.facebook.com/kawagoeciel/