うどんは楽しい。楽しいは美味しい。
雲(cloud)のように
自由な発想で創られた
オンリーワンの創作うどんを
古き良き街並みが残る小江戸川越で提供する。
うどんの可能性をさらに切り拓いていく。
「私の夢は創作うどんの大衆文化化です。
カレーうどんがどのうどん店にあるように、第2のカレーうどんを開発するのが私どものミッションです」。
うどん店に、今でこそ普通に受け入れられているカレーうどんですが、では、登場したての頃はどうだったのだろう。
伝統的うどんからすればあまりに新奇で、うどんとカレー?と眉をひそめられることがあったかもしれない。
だが、今やうどん店にカレーうどんがあるのが当たり前で、うどんの定番文化として浸透している。
伝統は、古いものを守り続けることだけではなく、新しいものを採り入れながら守っていくことなのだとしたら、新しい発想は伝統にとってとても重要なことなのだ。
川越から、うどんの新定番文化を創造する。
第2のカレーうどんを、ここから生み出したい。
2019年2月にオープンしたのが、「創作うどん専門店くらうど」さん。
お店があるのが、本川越駅から歩いて10分ほど。
連雀町にある蓮馨寺の山門から川越街道へ真っすぐに進む立門前通り沿いで、ちょうど、大正浪漫夢通りの南端の十字路から右折してすぐのところにあります。
十字路に看板が設置されているのでそれも目印。
「創作うどん専門店くらうど」
川越市連雀町16-4
平日11:00〜15:00(l.o14:30)
土日祝11:00〜16:00(l.o15:30)
不定休あり
TEL 049-215-1781
Instagram:
https://www.instagram.com/sousakuudon.kuraudo/
Facebook:
https://www.facebook.com/sousakuudon.kuraudo/
通りや店前の立て看板のうどんの写真に、興味をそそられて足を止めて見入る人の光景がよく見られるのがくらうど。
「創作うどん」を初めて知る人も多く、地域の人に観光客に、他では見ることができないうどんの写真に話しが盛り上がる。
そして、どんなうどんか食べてみようか、「面白そう!」とお店の暖簾をくぐるのもくらうどではよく見られる光景。
ゆったりとした店内にはテーブル席・カウンター席。
くらうどさんは、「創作うどん」、さらに、「創作うどん『専門店』」と銘打つお店だけに、うどん店とはいえ、ほとんどの人にとっては未知の世界だろう。
川越でうどん店、といえば誰しもが「武蔵野うどん」を思い浮かべるでしょう。
川越には武蔵野うどんを看板・目玉にするうどん店も多く、あの肉汁うどんが川越のうどん文化の象徴的なものであることは事実。
川越でうどんの新店と聞けば、くらうども「武蔵野うどん?」、「ここはどんな肉汁うどんを提供するのだろう?」と直感した人もいるかもしれない。
しかし。
くらうどさんは見事に思惑を裏切り、全くの新境地を開拓、うどんの可能性を引き出し、うどんの選択肢を増やし、創作うどん文化を川越で根付かせようとしているお店なのです。
川越初の創作うどん専門店。
ここで、武蔵野うどんの固定観念を一旦取り外してみる。
うどんは出汁・醤油ベースのつゆでなくてもいい?
つけ麺でなくてもいい?
うどんの麺はゴワゴワした太麺でなくてもいい?
ネギは厚くぶつ切りしたものでなくてもいい?
頭を真っさらな状態にすれば、例えば、うどんの麺は意外にも和洋問わず色んなつゆ・ソースに合うのではないか?いや、間違いなく合いそう。発想しなかっただけで、現実としてうどんの潜在力は大きいはず。
うどんの新開拓。
だが、伝統スタイルのお店で創作うどんを提供しても、結局は「変わり種うどん」という印象に終始してしまうのは明らか。
創作うどんを展開するなら、創作うどん『専門店』にする他ない。
この割り切りが、くらうどさんの腹の括り方でもありました。
ゆえに、くらうどでは、川越では鉄板とも言える肉汁うどんはあえて提供していない。
風変り、でも唯一無二、誰も進んでいない道を選び切り拓こうとしているのだ。
うどんの常識を変える、街の意識を変える。
創作うどん専門店は、原野を進む挑戦でもあるのだ。
くらうどさんのメニューブックを開くと、そこはまさにうどんのワンダーランド。
見ているだけでも楽しい。迷うほどにうどんのメニューがあり、どれもこれも味わったことがないものばかりでしょう。
うどんは「和」という固定観念を見事にぶち破り、和も洋も関係なく様々なうどんを展開し、うどんの可能性を追求している。
もちろんくらうどの創作うどんは、単なるアイディアレシピで終わるものではなく、一つ一つの素材にこだわっており、麺には北海道産小麦粉100%を使用し、店内で自家製麺。
温度管理を徹底し、一晩寝かして熟成させたモチモチコシのある麺を使用しているのが特徴。
「創作うどん」の一番の要は?と言えば、アイディア溢れるレシピを思われがちですが、やはり最も大事なのは、「麺」なのだという信念がくらうどさんにはある。
麺の美味しさという土台があって初めて、アイディア溢れるレシピが成立し得るのだ。
創作うどん専門店にとって、麺作りが一番にあることは言わずもがな。
くらうどの麺は讃岐うどんのようなモッチリとした食感。
麺の製法も讃岐うどんと同じくしている。
ゴワゴワした麺だとつゆ・ソースとの絡みづらく、トータルのバランスを考えたら讃岐うどんの麺が創作うどんには合うと判断。
麺の茹でも、その日の気温や湿度によって微調整しながら行い、理想とするコシがありつつモッチリとした麺を追求しています。
・くらうどのうどんメニュー(現時点)
デミグラスソースのふわとろオムうどん
グラタンうどん
カルボナーラうどん
和風だしのカレーカルボナーラうどん
デミグラスソースカルボナーラうどん
モッツァレラとベビーリーフのトマトソースうどん
カラフルトマトのジェノベーゼうどん
石焼ビビンバうどん
ネギトロうどん
明太子と高菜の焼きうどん
島しおうどんなどなど。メニューは随時変更あり。
※うどんは、HOTのみ、COLDのみ、HOT・COLD、とうどんによって変わります
メニューは全て税込価格になっています
麺の量は並盛300g、大盛400g、どちらも同一価格です(グラタンうどんのみ並盛300gでの提供です)
※紙エプロン、フォーク、タバスコ、七味唐辛子の用意あります
これだけのうどんを用意しつつも、くらうどのオーナー、坂入さんは「うどんの種類はもっと増やしたい」と話している。
今でも常時10種類ほどで限定が3種類あります。
オープン前に構想していたのは30種類ほどだったそうで、うどんメニューのストックはまだまだ果てしなくあるのだ。
未知の世界だろう創作うどんは、お店の暖簾をくぐるまでのハードルはあるかもしれませんが、食べてみたら、新しい発見に歓喜すること間違いなし。
食べたお客さんからは、「こんな美味しいんだ!」「想像以上!」「」「やばっ!旨っ!」という声が漏れる。
うどん×カレー、の組み合わせが受け入れられているなら、他の組み合わせも期待は高鳴る。
くらうどではリピーターも多く、これだけの種類があってもお気に入りのうどんばかりを頼む人、来店ごとに別のうどんを食べて制覇しようとする人など、うどんのワンダーランドでの過ごし方は人それぞれ。
一つに人気が集中しているというより、見事に分散しているのが面白い。
デミグラスソースのふわとろオムうどんhot ¥1100 (税込)
これは、言葉で説明するより、食べてもらう他ない・・・意外な組み合わせですが、なぜ今までなかったのだろう!?と驚きの逸品。
創作うどん初とはいえ、うどんが、イタリアンのパスタに近しいものであることは発見かもしれない。
トマトソースのうどんはきっとパスタ感覚で食べやすいのでは。
「モッツァレラとベビーリーフのトマトソースうどん」hot ¥980 (税込)は、言ってみればトマトソースの生パスタで、うどんならではの麺の弾力感が特徴。
トマトソースの酸味とみずみずしいベビーリーフ、モッツァレラチーズのトロッと溶けた食感がうどんの麺に合う。
イタリアン系でいくなら、カルボナーラうどんhot ¥1080 (税込)もあり。
生麺だとパスタソースがよく絡むように、生うどん麺にもカルボナーラのソースがよく絡む。
さらに、カラフルトマトのジェノベーゼうどんhot ¥1100 (税込)。
「ジェノベーゼってうどんにも合うの!?」と一見して思いますが、こちらもやはり、うどんの麺にソースが絡みに絡んで合ってしまうのです。見た目もお洒落で鮮やかジェノベーゼうどん。
なんだか、ここはイタリアンレストラン?と見まがうほどに。
和のうどんのラインナップももちろんあり、「明太子と高菜の焼きうどん」hot ¥1,080 (税込)、「ネギトロうどん」¥880 (税込)などなど。
意外にも?くらうどで人気のうどんが、「グラタンうどん」hot ¥ 1,080 (税込)。
アツアツのグラタンソースとカリッと香ばしく焦げたチーズがモチモチの麺に合う。
また、くらうどでは常時ある定番メニューに加え、限定創作うどんも展開。
月替わりで替わる「今月のうどん」、季節で替わる「季節のうどん」があります。
季節のうどんは、3月~5月、6月~8月、9月~11月、12月~2月というサイクル。
もちろんここでも、うどんの固定観念に捉われない、アイディアを注ぎ込み、攻めに攻めた創作うどんを提供する姿勢は変わりません。
4月の「今月のうどん」メニューが、「和風だし香るホタテと青菜の醤油焼きうどん」。
ちなみに、3月の限定うどんは、「お好み焼き風焼きうどん」でした。
他に、3月~5月の 「季節のうどん」は、春の時季は「3種のしその納豆おろしうどん」、「野沢菜といぶりがっこのだし茶漬けうどん」。
「3種のしその納豆おろしうどん」は、しその香りと納豆の粘り気がモチモチの麺と絡み合う一品。さっぱりと食べられるうどんで春にはぴったりです。
季節のうどんは、夏はもずく酢うどん、秋はポルチーニうどん、冬はおでんうどんが登場予定です。
改めて創作うどんを味わってみると、これはイケる!、うどんでこれはあり!、うどんってこんな食べ方があったのか!と驚きが楽しくなってくる。
そこから、うどんに秘めるポテンシャルに気付かされようだった。
くらうどのサイドメニューとして、冷やしトマト、白菜キムチ、ナムル、トマト&モッツアレラ~バジルソースがけ~、いぶりがっことクリームチーズ、厚切り炙りベーコンなど。
ドリンクは、COEDOビールをはじめ、アサヒスーパードライ、グラスワイン、COFFEE、紅茶、オレンジジュースがある。
うどんにワイン?と思うかもしれないが、トマトソース、カルボナーラといった洋のソースのうどんがあるだけに、やっぱりワインが恋しくなるのだ。
デザートは、大人のリキュールアイス。
「創作うどん専門店くらうど」、オーナーの坂入さんは、一体どんな想いで創作うどん専門店をオープンさせたのか。
その秘密に迫ってみたい。
坂入さんは、今から10年弱ほど前、ドコモショップで働いていた30代始めの頃に出会った一冊の本が人生の進路を決める決定打となった。
それが、ワタミ株式会社創業者・渡邉美樹さんの著書。
渡邉さんががむしゃらに働き一代でのし上がっていった軌跡を辿るように、本の中で渡邉さんが実行していたことと坂入さんは同じ行動をとった。
睡眠時間を削ってがむしゃらに働き、例えば、朝はコンビニ、日中はうどん店、夜はラーメン店というように、朝から晩まで働きに働いていた。このシフトが、ある日の一日だとしたら、別の日はイタリアンレストラン、韓国料理店、そば店、焼きそば店などのお店に替わり、6つの仕事を同時に掛け持ちしていたという。
この間、休みの日は作らなかった。この日々を5年ほども続けたという。
有り余る情熱を飲食業に注ぎ込み、飲食の修行を兼ね、多種多様な飲食業を経験。
働く先として選んだお店もそれぞれ繁盛店だったりこだわりを持って営業しているお店で、例えば焼きそば店は焼きそば界では超がつくほどの有名店「焼きそばのまるしょう」さんで修行。
ラーメン店は「屯ちん」、イタリアンレストランは乾麺のお店、生パスタのお店ともに在籍。
麺のお店は全てと言っていいくらい全てのジャンルを経験。
この期間の間に、独立する形として、「うどん店を開きたい」という構想がかたまっていった。
さらにそこへ、イタリアンレストランなどの経験を繋ぎ、飲食業の全ての経験が活かせる、創作うどんのイメージが膨らんでいった。
うどんにイタリアンレストランの経験が活かせる、
うどんに韓国料理店の経験が活かせる、
全くのゼロから創作うどんを立ち上げたのではなく、坂入さんの中ではごく自然に、必然的な流れで、多種多様なうどんを提供する「創作うどん」のお店の姿が決まっていったのだ。
アイディア勝負の創作うどんではなく、自分が経験した飲食店の経験からの創作うどんで、このようなことができたのは、5年ほどの怒涛の修行の日々があったからこそ。
その後、自身のお店の場所探しに3年ほどを費やし、そして、満を持して2019年2月、川越の立門前通りに「創作うどん専門店くらうど」をオープンさせたのでした。
今後も、くらうどでは色々な創作うどんが登場していく予定。
それに加え、もちろんうどん自体の試行錯誤は続けられ、麺の太さなどの改良の日々は終わらない。
雲の様に自由な発想で、型にとらわれず、変化し続ける。
「第2のカレーうどんをここから」
新しいうどんの形が、ここから始まる。
うどんは楽しい。楽しいは美味しい。
「うどんはボーダーレス」。
そう考えた瞬間から、可能性は目の前に大きく広がっていくのだ。
次はどんなうどんが登場するだろう。
次はどのうどんを試してみよう。
「創作うどん専門店くらうど」
川越市連雀町16-4
平日11:00〜15:00(l.o14:30)
土日祝11:00〜16:00(l.o15:30)
不定休あり
TEL 049-215-1781
Instagram:
https://www.instagram.com/sousakuudon.kuraudo/
Facebook:
https://www.facebook.com/sousakuudon.kuraudo/