「農をもとに街を一つに」。
たくさんの魅力溢れる街、川越を、農をもとに一つにしたい。
市中心部の出来事が注目されることが多い川越。
目まぐるしく変化し、街がダイナミックに変わっていく様子を見るのは確かに楽しい。
しかし、一方で川越は、市中心部を少し離れるだけで田畑が広がる農の街であるというのが本当の姿と言えます。
空気のように見過ごされがちな農業、
であるなら、市周辺部の農と市中心部の商が手を組んで発信することができれば、農を知ってもらうだけでなく、まさに「川越」の街の全体を感じてもらえることができるのではないか。
川越は魅力があり過ぎて一言では語れない、一面だけの切り取りになることが多い中、一つの会場で、街の周辺部と中心部が一緒になって一つになった様を目に見える形にすることは、川越の全体を、リアルに「見て」もらう体験ができるのではないか。そこにも、川越Farmer’s Marketの可能性を感じていました。
一つの街で、こんなことをやっている街はおそらく他にほとんどないでしょう。
やろうと思ったって簡単にできるものではない、川越だからできることでもあるかもしれない。
農から始まった活動は、農の持つ潜在力に改めて気付き、農が土台にあると、どこまでも広がっていくと言っていいくらいいろんな方向と親和性が高く、街全体を巻き込んだイベントになってきました。
まさかこんなに大きなうねりになるとは思わなかった驚きと、きっとこうなるだろうなと確信していた数年前のあの時、やっぱり川越の人は応えてくれたという納得感。
川越の人は、自分たちの街に誇りを持っている。それは、中心部の歴史や祭りなどの行事、お店などの商業が拠り所として語られることが多かったですが、きっと川越の人は自分たちの農産物にも誇りを抱くに違いないと確信していた。ただ、まだ知らないだけなのだ、というところに、川越Farmer’s Marketが誕生した。市中心部でやるということ、農という街の屋台骨が中心にやって来て、商などと一緒に開催する。
最強の川越ストーリーなんです。
出店者はほぼ全て、これまで綿密な取材を経て記事にしてきた人たち。じっくり話しを伺い、かなり深いところまで聴いて、このお店はすごい、この人のこだわりは半端ない、と納得した上で声を掛けている。何にも知らない、全くの初対面の出店者を呼ぶというのはないんです。
農が中心にありつつ、「川越」が一つになっているというのがこのイベントの本当のところで、それが伝わったら嬉しい。
ということから、記事では、農のイベントであり、食や雑貨や音楽、いかに川越が集まった川越が一つになったイベントなのかという伝え方にします。
だんだんと本当の意図が認知されてきて、川越フェス的な雰囲気にたくさんの人が楽しみにしてくれるようになった。
今回のイベントの会場を見渡して、川越で満たされたイベントを、これだけの人が楽しそうに過ごしている姿があり、やっぱり川越っていい街だなと自分たちこそ感じていました。
2017年7月2日、ここに至るまでには、半年間の準備がありました。
前回は、2016年12月にウェスタ川越で開催した「川越の『おいしい』そろいました 川越Farmer’s Marketからひろがる
川越産農産物とそれを使った食べ物・飲み物、雑貨、音楽など」。
14,000人以上の来場で賑わいましたが、川越Farmer’s Marketの歩みは止まることなく、すぐに次に向けて動き出します。
川越の農の現場は、冬野菜から次の季節、春夏野菜へ向けて歩み出す。
その間、川越Farmer’s Market実行委員会による活動は、2017年3月一番街商店街「小江戸川越 江戸の日」、4月川越市「かわごえ春の農業まつり」、5月ウニクス川越・ウェスタ川越「第三回彩の国カレーなる闘い」に協力し、農の発信に努めてきました。
また、5月29日アーユス仏教国際協力ネットワークの「川越フィールドスタディ お寺でまちおこし」においても、お寺と川越Farmer’s Marketの繋がりというテーマで座談会を開催。
そして、7月2日主催事業となる本丸の川越Farmer’s Marketの全体図が固まり、いよいよ目に見える形になろうとしていた。
5月30日、パンフレットが出来上がり、ウェスタ川越南公民館にて、川越Farmer'sMarket実行委員会の会議。
出店者&スタッフが集まったこの日の会議は、初対面同士という出店者もいて、まずはそれぞれ簡単な自己紹介から。自分がどんなことをしているのか、どんなものをイベントに出品するのか、知ってもらう。共に一大イベントである川越Farmer'sMarketと作り上げる戦友、こうした顔を合わせた関係を築くことはとても大切なことだと考えています。
7月2日の川越Farmer'sMarketは、行政組織である川越産農産物ブランド化連絡会が協賛になっています。実際に連絡会が境内にブースも確保し、日本農業遺産のPRや川越いも茶の販売も予定しています。なぜ、いも茶かというと、日本農業遺産に認定されたのが、川越含む武蔵野地域の「落ち葉たい肥農法」であり、それによって作られた川越名産さつま芋によるいも茶を提供しようというストーリーです。
6月、出店者それぞれが準備に追われ、しとしとと雨が降り続いた一日も多かった。雨を恵みにして、農産物たちはまた生長していったでしょう。ここから川越Farmer´s marketの出店Farmerたちは、じりじりとした気持ちに駆られていきます。。。7月2日に最高の形で農産物を用意したい、しかし、天候によりジャストその日に合わないかもしれない、しかし、せっかくやって来る人たちに向けて美味しい農産物を・・・
裏側では、毎度のことながら、自然の恵みをイベントにするということの難しさを痛感しています。ただ、逆に言えば、だからこそ自然の恵みのありがたさも際立って分かってもらえるのではとも考えています。
農産物というのは、自分が欲しいと思った時に買えることが当たり前なのではなく、あくまでも、自然の動きに寄り添って自分を合わせないとならないのが本来。
農家さんたちは、「待つ」ということを知っている人。
芽が出るのを待つ。
育つのを待つ。
晴れるのを待つ。
雨が降るのを待つ。
実るのを待つ。
では、それを頂く生活者は?
その時に実ったものとの出会いに感謝する、そんな本来が川越Farmer´s marketにはあります。
さあ、2017年夏の川越の収穫祭まであと少しです。どんなものが蓮馨寺に集まるでしょう。
そして迎えた7月2日、あれから半年、川越の中心で一体となって川越を表現する川越Farmer’s Market開催の時を迎えました。
今回の一年ぶりに、ファーマーズ発祥の地、蓮馨寺をメイン会場に、
他にも川越市内のお店が連携し、市内各地が会場となっていました。
川越産農産物の夏野菜のピークがちょうど今、そこから開催日を決定しているファーマーズ、まさに今という時に最高の形で開催できることにホッとしつつ胸が高鳴ります。
7月2日は、農家さんは出来る限りの農産物を蓮馨寺に持ってきました。他の出店者ももちろん特別なものを用意しようとそれぞれ頭を悩ませ、準備を進めてきました。それは、特別なもの以外のものはないと言っていいくらい。
出店者がこのイベントに注ぐ思いが、並々ならぬものであることは、もう皆さんお気付きでしょう。
来場者の期待、それに応えたいという出店者、お互いの思いで、一体となって作り上げられている川越Farmer’s Market。
全てはこの日のために。
そして、最高の形でこの日を迎えられたからこそ、朝から喜びと期待感が爆発していたのでした。
《MARKET》
・飯野農園(とうもろこし、枝豆、その他夏野菜いろいろ!)
・戸田農園(ほうれん草、じゃがいも、かぼちゃ、玉ねぎ、とうもろこし、枝豆)
・利根川農園(パクチー、玉ねぎ、ブルーベリー、トマト、きゅうりなど)
・なるかわ農園(とうもろこし、枝豆、ネギ、牛蒡、その他色々)
・みずほ農園(きゅうり、トマト、茄子、スイカ、かぼちゃ、バターナッツ、枝豆、ジャガイモ、玉ねぎ、とうもろこし、お米)
・牧農産(とうもろこし、オクラ、きゅうり、じゃがいも、人参)
・榎本農園(トマト)
・りっせん川越(バジル、イエルバブエナ(ミント)、ディル、セージ、リーフレタス数種類、フリルレタスなど)
・福原ファームクラブ&耕福米髙梨農園(枝豆、とうもろこし、夏野菜いろいろ。福原地区の野菜が大集結&髙梨さんのお米販売)
・川越市4Hクラブ(枝豆、とうもろこし、トマト、チンゲン菜、モロヘイヤなど)
・斉田農園(枝豆 広場pomierブースにて販売)
・野々山養蜂園(蜂蜜)
・川越いちご園すじの(冷凍いちごシャーベット)
・あまみごえファーム(マンゴー)
・小野文製茶(お茶)
・シーズニングラボ(オリジナルハーブスパイスミックス)
・かわごえ里山イニシアチブ(お米を使った煎餅などの加工品、マコモ茶)
・川越産農産物ブランド化連絡会(「川越の伝統野菜「紅赤」を使った「川越いも茶」の販売、日本農業遺産のPRなど)
農産物の販売のみならず、親しみを持ってもらうために、「とうもろこしの粒当てクイズ」や「ミニトマトすくい」、「人参や大根のカービングワークショップ」「スイカのカービング展示」などがあちこちのブースで行われていました。
これは、実行委員会の提案ではなく、より楽しいイベントにと、それぞれの出店者が自発的に考えてくれたものなんです。
こういうところに、出店者のスペシャルしか集まらないと伝えていたことが分かると思います。
全ての出店者がそうで、一つ一つ噛みしめて味わえるブースが、あれだけ並んでいたら、それはもう楽しいに決まってます(#^.^#)
人に何かを伝えるって簡単なようで難しいもの。楽しい体験はその切り口になり得るもの。だからファーマーズは、「楽しい」農産物も大事にしています。
夏野菜といえば、枝豆の存在も楽しみなところ。川越には、美味しい枝豆を作る農家さんもたくさんいるんですよ。
写真は、斉田農園さんの枝豆です♪
斉田農園さんの枝豆は、雑貨pomier andA.さんブースにて販売しました。
何を隠そう、pomierさんの家は川越で有名な大農家で、今の時季なら枝豆の美味しさはずっと定評があります。
雑貨の作家さんとして人気がありますが、枝豆という切り口でも知ってもらいたい。
活躍している人が、実は農に繋がりある人で、という話しはよく聞きます。いろんな人の持つ農の部分に光を当て、農の部分の活動も前面に引き出していきたいです。
枝豆はなんといっても鮮度が命。川越市内、すぐご近所にあるという近さで枝豆を作っている人がいて、採れたてを蓮馨寺に持ってきてくれるという特別感。
枝豆ってこんなに美味しいんだ、川越の農ってこんなに凄かったんだ、と実感したはずです。
蓮馨寺参道沿いでひと際賑やかなブースがあったのを覚えているでしょうか。川越市4Hクラブの出店です。川越市4Hクラブというのは、川越の若手20代農家の集まりで、今までイベントというものにあまり出店していませんでしたが、今回のファーマーズから意欲的になってきました。下は21歳です。
日曜日は、枝豆、とうもろこし、トマト、チンゲン菜、モロヘイヤなどを出品し、
「自分たちで作った野菜でーす!!」と積極的に呼び込んでいましたね。
大体みな親が農家であり、継ごうかどうしようかとまだ進路は定まっていなかったりもしますが、先祖代々受け継いできた田畑を、若い人たちに守って欲しいと願い、今回初めて出店してくれたことを嬉しく思いました。
ファーマーズのあの賑わいを体験すれば、農業というものに対する意識も少しかもしれないが変わるかもしれない、そんな期待もあったのです。20代の農家が、農業って楽しい、農業ってカッコいい、そう思えるイベントでありたい。
日曜日は、持ってきた野菜を売りつくし、充実感一杯の彼らなのでした。
また出店してくださいね。
そう思えるイベントを作ります。
今回は川越の夏野菜が主役ですが、さらに、川越のフルーツにも注目が集まりました。
いちごの時期はもう終わったんじゃ?と思うでしょうが、川越のいちご農家筋野さんは、5月で今年の栽培は終わりましたが、ファーマーズのためにたわわに実ったいちごを冷凍にしておいてくれ、夏のファーマーズで提供しようと準備を進めてくれていました。
冷凍いちご。少し溶かして柔らかくして食べるといい。練乳はお好みで、いや、むしろいらないかも。
川越いちご園すじのさんとは、かつて開催した室内イベント「川越収穫祭2015冬」で取り扱わせてもらって以来の繋がり。
当時は、川越でいちごを作っている人がいるの!?という反応が多く、そしてその味の美味しさに衝撃を受ける参加者の声を今でも覚えています。
あれから瞬く間に大ブレイクし、冬はいちご狩りで大勢の人で賑わい、なんだか遠い存在になってしまったような感じですが(笑)広く知られていくことは嬉しい限りです。
イチゴ園があるのは、あぐれっしゅ川越のすぐ裏手に見える6棟のハウス、そこで直売とイチゴ狩りを行っています。
450坪というハウス内一面に、章姫(あきひめ)と紅ほっぺという品種の苗が9000本植えられて、管理栽培されています。
章姫は果皮が柔らかく甘さが存分に感じられる品種で、
紅ほっぺは甘さに酸味が加わりバランスのとれた品種。
筋野さんの栽培の特徴は、高設養液栽培。
パイプ上にイチゴ専用の培養土が入れられ、苗が植えられている。
苗と苗の間には潅水(かんすい)チューブが通っていて、
一日に数回、水と液肥という肥料をあげる仕組みになっている。さらに、お湯が通って地温を上げています。
イチゴ狩りでは、高設になっていることで隣の畝に移動するのも跨ぐことなく、下をくぐっていくだけで楽。
子どもも歩きやすく、子どもの目線くらいにちょうどイチゴがあるため大人より大きいのを見つけたりし、車椅子の方も通りやすいという利点もある。
今年も大賑わいだったいちごハウス。
もう時季は終わっているといっても、すでに今年の冬のいちごのために日々、仕事は続いています。
今回衝撃の出店だったのが、東洋ビーネットの「あまみごえファーム」さん。なんと、川越産マンゴーの出店です。
ファーマーズ開催一週間前、ファーマーズ関係者でマンゴーハウスを訪れる見学会を先日開催していました。
川越産マンゴー!?という衝撃のニュースに川越市内の商業者は敏感に反応し、ぜひ現場を見てみたいと企画されました。
お店の人がこうして、農の現場へ自分の足で行って、見て、刺激を受け、繋がる、とても大事なことです。川越には地元産を使いたいという商業者が多く、農と商で一緒になって進んでいるのが、川越Farmer’s Marketと言えます。
あまみごえファームさんのハウスがあるのが、川越所沢線を南へ、所沢との境辺りにあります。ちょうどトーヨーケムの隣です。そのグループで、アグリ事業部が東洋ビーネットで、あまみごえファーム。
川越をフルーツ大国に!という大志を抱き、現在はマンゴーにブドウを栽培。
ブドウのハウスでは、現在15品種が作られています。
これからはサクランボも展開したり、まだまだ広がっていきそう。
あまみごえのマンゴーは、超絶の美味しさです。。。
法人が、誰も思いつかなかったジャンルに果敢に挑んでいく、川越の農の現場もダイナミックに動き続けています。
境内のあまみごえファームさんブースは入口近く、そしてその横には、Bar Quesera(バーケセラ)さんが出店し、このマンゴーを使ったマンゴーカクテルを提供しました。
もちろん意図して隣同士にしたものであり、川越産マンゴーを買い、お話しを聞き、カクテルを頂く。こんな体験が川越に生まれるなんて!
川越産マンゴーで乾杯。
ファーマーズの飲食部門は、川越の飲食店がずらり。
美味しいものがあるのはもちろんのことで、しかし川越Farmer'sMarketは単なるグルメイベントでないことはもう認知されているからわざわざ伝えることもないと思いますが。。。
地元の農を活かすのは地元の商業者の力が必要と考え、当初からまちづくりとして農と商の連携を行ってきました。
全てのお店が、ファーマーズの趣旨を理解してくれ、川越産農産物を使った料理を考案し、特別なものを提供するという川越ストーリーがここにあります。
さらに深い取材を経てこのお店に出てもらいたい!と交渉していったお店です。一つ一つの出店に豊潤な川越ストーリーがあります。
テレビでは、産地を訪れ、採れたての農産物をシェフが料理に仕立てて提案するという趣向の番組がありますが、いや、テレビの中の世界だけでなく、リアルでやっているのが川越Farmer'sMarketなんです。
しかもファーマーズの場合は、シェフが川越の人ということの農と商の密接な繋がりがあります。継続性があります。
飲食の面でもう一つお伝えしたいのが、農産物を農家さん自身が販売するのと同じように、飲食部門もシェフが自分で提供しているという、誰が作っているのか顔が見えるのがファーマーズ。
《FOOD&DRINK》川越産農産物を使った料理の競演
・ブーランジェ リュネット(パン、かき氷、昭和の街コッペパン企画のパンはこちらで!)
・Daily Stand Copoli(食事、ドリンク)
・ミオ・カザロ(小江戸黒豚丸ごと一頭焼き!)
・Mimi DINER(食事、ドリンク、焼きとうもろこし)
・Cafe Vino(川越農家さん直送「桃トマト」、グリルチキン、焼芋ドーナツ、ワイン)
・シンラガーデン(A5ランク黒毛和牛の炙り肉寿司 川越米で)
・テロワール(食事、ドリンク)
・Gallery&Cafe平蔵with極選川越米チーム(秋田の食材と川越産農産物のマリアージュ)
・カフェ&キッチン ラフテル(川越産地卵を使用したチーズピタサンド)
・たまり場 博多屋(食事、ドリンク)
・彩乃菓(和菓子)
・ルアンジュ(洋菓子)
・焼き菓子komugi(スコーン 焼き菓子)
・やき菓子 野里(焼き菓子)
・トシノコーヒー(コーヒー)
・茶龍路(お茶)
・Bar Quesera(バーケセラ)
・COEDOビール
(「カフェ&キッチン ラフテル」本川越駅近く フレンチトーストと美味しい洋食のお店
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12168527816.html)
(「ブーランジェ リュネット」川越の新河岸からパン文化を広める
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11533694915.html)
(「焼き菓子komugi」菓子屋横丁に新しい焼き菓子屋さん
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12129963188.html)
(「やき菓子 野里」自分を大事に。人を大事に。八幡通りにある焼き菓子専門店
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11573146131.html)
(「たまりば 博多屋」もつ鍋が人気の博多料理店 人が人を呼ぶたまりば 川越の霞ケ関
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12235294445.html)
(「Terroir(テロワール)-cafe & wine-」川越のオーベルジュのような、休息の場所
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12127461269.html)
(「Bar Quesera」季節の旬の農産物を使ったカクテルをいただく
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12105072755.html)
飲食でお伝えしたいのが、COEDOビールでお馴染みの株式会社コエドブルワリーさん。7月2日には「毬花」のドラフトを提供しました。
「川越の農のためなら今回ももちろん!」と毎回のようにファーマーズに協賛してくれています。川越を応援するという朝霧社長の心意気に感謝します。さすが、川越市民に愛され、川越が世界に誇るブランド、COEDO。
以下の写真は、東松山に出来た新しいCOEDOクラフトビール醸造所です。自然豊かな場所に建つ醸造所は、地下水を利用してミネラルたっぷりの美味しいビールに生かされている。
ここから、新たな幕開けのCOEDOを発信していきます。
農や食の他にお楽しみといえば、雑貨やワークショップでした。
農を深堀りするだけでなく、農からの広がりというのを考えた時に、暮らしを彩る雑貨などの展開を大事にしているのも川越Farmer'sMarket。
ファーマーズは、人気雑貨店が一堂に集まっている光景が凄い、という切り口でも語ることができます。
作家さんの出店、ワークショップも多彩にあり、はしごして楽しむ姿も見られました。
《雑貨》
・しろつめ雑貨店
・ベトナム小粋雑貨サニーサイドテラス
・tenori
・PiENi KöTA
・pomier and A.
(古道具屋「PiENi KöTA(ピエニコタ)」小さな小屋から無限大∞の可能性を。
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12182040248.html)
体験というのを大事にしているファーマーズ、ワークショップは農にまつわるものや他ではなかなか体験できないものを用意。
《ワークショップ》
■広場
・蓮馨寺本堂前「朝yoga」 10:00~10:30参加費無料(講師 midori「Love Life Yoga」)予約不要、マット持参、子供参加ウエルカム♪
・「蜂蜜絞り無料体験」 10:30~11:00頃まで(絞り終わり次第終了)※絞りたての蜂蜜販売あります(野々山養蜂園)
ファーマーズで大人気だったのが、野々山養蜂園さんの蜂蜜絞り。これには朝から長蛇の列でしたね。
ミツバチたちが集めた花の蜜、自分の手でハンドルをぐるぐる回し蜂蜜が下から落ちてくるという体験は、何物にも代えがたい貴重なものと思います。それを蓮馨寺という市街地でやってしまうあり得なさ。
絞りたての蜂蜜のフレッシュ感の格別なことといったら!
今でも思い出します。
最初の頃のファーマーズ開催の時は、野々山養蜂園ブースに、「川越に養蜂家がいたんだ!」という反応が圧倒的多数でした。川越の農のことが全くといっていいほど、市民に知られていなかったんです。
それが今や、「野々山さんの蜂蜜、レンゲにしよう!」(レンゲの蜂蜜がどれだけ貴重か分かっている)とか「やっぱりアカシアだよね」であるとか「『春の花』の爽やかさが好き」といったような声が聞かれるということが、本当に凄いことだと思うんです。
街の意識を変えるというのも、ファーマーズのまちづくりと考えたら、当初と比べたら農のまちづくりは着実に進んでいるかもしれません。
・「カレースパイス調合ワークショップ」¥1500 45分ほど 5種類のスパイスを使ってカレーパウダーの配合。キーマカレーのスパイスセットとレシピのお土産付き(有限会社筋野)
・「大河内さんのハーブソルト作り」 ¥500 30分ほど 随時(講師 大河内和子)
ローズ・ハーブガーデンと言えばこの人、川越で知る人ぞ知る有名人、大河内さんが初のファーマーズ参戦となった今回、これも一つの事件的でした。
(大河内さんのローズ・ハーブガーデン)
・「マコモで縄ない&お盆飾りを作ろう!」¥500 随時(かわごえ里山イニシアチブ)
・「お野菜イラストのブローチ」¥500 随時(しろつめ雑貨店)
・「アニマル小物入れ作り」¥500 随時(koyuri)
・「スイーツデコ」 ヘアゴム、キーホルダー、ペンダントは¥500、ミニリースは¥800で随時体験できます(Marble Arch Cafe)
・「大根と人参で作る、カービングの葉っぱ」¥800 「型抜きのお花スティック」¥500 随時 葉っぱはカービングナイフを使用するので大人向けですが、お花スティックは主に型抜き使用ですのでお子様から体験できます。(ARUNADA)
そして、《境内展示》として、
■かわごえ環境ネット自然環境部会 活動紹介パネル展示がありました。
環境ネットは、川越で環境活動を展開する団体。この参加も今回が初のこととになりました。
環境ネットの毎年の環境フォーラムは
(「第15回かわごえ環境フォーラム」2017年2月25日ウェスタ川越
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12252150624.html)
2017年の夏のファーマーズ、朝から大盛況で、熱気は最後まで衰えることを知りませんでした。
語りつくせぬ全体像、次回後編に続きます。