こんにちは。
「子どもたちの目線」には驚きました。
先日のグループレッスンの時のことです。
iPadが落下した時のための、マットです。
普段は、復習動画などの撮影にもこのマットを使います。
すぐ使えるようにするために、レッスンの時には
畳んで長椅子の下に(こっそり)入れていたのですが、
「いつもここにあるの、知ってたよー。椅子の下に見えたの」と。
ドキッ！
目線というよりも、純粋な子どもの目で見ているから
何か感じるものがあったのでしょうか。
ピアノは、特に中学生さんぐらいまでは、どんどん伸びる時期です。
練習の習慣をつけるまでは、大変だし、面倒だと感じるでしょう。
そういった気持ちになる事もあるでしょう。自分も子供の頃、
しょっちゅうあったのでわかります。
ですが、えいっと背中のスイッチを押して、とにかくピアノの前に
座り、音を出すのです。なかなかエンジンのかからない時でも、
そのうち動き出します。
練習でできないことは、本番でもできません。
生徒さんを思い切り甘く優しく、褒めちぎるのは実は簡単なのです。
でも、生徒さんたち自身、とても賢く、自分のことをわかっています。
全く弾けるようになっていないのに、無条件で褒められたら
「何だかおかしい」と、ちゃんと気がつきます。
いずれ社会に出たとき、ギャップを感じずに
幸せになって欲しいので、無責任なお世辞は言えないのです。
大学生ぐらいになるとアルバイトを始め、社会の厳しさに気がつくと
思います。
アルバイトの
お話しを聞いていると、最初は戸惑ったり叱られたりしながらも、
次第にやり甲斐を感じて、立派に頑張ってくれている様子です。
教室は出入り自由なので、卒業生さん、という概念がないのですが、
一般の大学に進み、勉強をしながら、ピアノを弾くことも
忘れずに、外出先でもピアノを見つけては弾いたりしている様子です。
以前は、何とストリートピアノ先で、生徒さん同士がばったり
出会った事もあったそうです。すごい偶然ですね。
また、医歯薬の学部に進む生徒さんも多いのですが、
大変な勉強量もこなして、なおピアノを弾くお仕事を兼ねている
生徒さんもいます。切り替えが早く、いつもユーモアたっぷりです。
ひとりひとり、伸びる時期も異なります。得意な分野も、
だんだんわかってきます。大切に、大切に見てあげたいものです。
ゆっくりな時があっても良いではないでしょうか。
飛行機でも、一定の高さまでは上昇しますが、
ある高さで止まって飛行を続けていきます。
もっともっと高く！となったら成層圏まで行ってしまいます。
「優秀」という言葉は、「優しさに秀でる」と書きます。
生徒さんたちはみんな、それを持ってくれているのです。
私の努力ではどうにもならない、その大切な「優秀な心」を
いつも育んで下さっているお家の方に、心から感謝します。
明日は、JR東海は動くでしょうか、、。
1年近く前から、予約をしてあった演奏会が、小さな可愛い
ホールで行われます。
家からバス→JRで1区→バスで到着です。
距離的には近いのですが、何とか聴きに行けたらと思います。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
♪低気圧で眠いけれども、お仕事位置に着きました。
なぜか上下逆になってしまいます。申し訳ありません。
