こんにちは。

 

今日6月8日は、ショパンと同じ1810年生まれの作曲家、

ロベルト・シューマンの誕生日です。

 

シューマンは、子どものためのアルバム、ユーゲントアルバム等

たくさんの曲を残してくれました。

 

「勇敢な騎手」「楽しき農夫」「トロイメライ」。

 

子どもの世界と視線を集めたような、時に楽しく、

時に夢を見ているような、美しい曲です。

 

「子どものためのアルバム」という曲集は、

シューマン以外にも、チャイコフスキーなどたくさんの

作曲家が書いていますが、どちらかというと、

 

「子どもたちのために書いた」という

意味が強く、「子どもたちが弾くために書いた」とは限らない

ようです。

 

さて、後にシューマンの妻になるクララは、

有名なピアノ教師の「フリードリッヒ・ヴィーク」

を父に持ち、

 

娘のクララも、とても若い頃から

父の手ほどきで、ピアニストとして活躍していました。

 

ヴィークの弟子で、まだ駆け出しの作曲家だったシューマンと、

愛娘クララの結婚を、釣り合わないと激怒して許さなかった

ヴィークですが、シューマンは裁判を起こして、クララとの

結婚を認められたそうです。

 

そしてシューマンがクララとの結婚式の前日に

プレゼントした曲が、「献呈」(けんてい)だったそうです。

 

子どもたちに聞いてもらって、共感してもらって、

こんな曲を弾いてみたいな、という気持になる曲を残してくれた

作曲家たちには、感謝の気持ちで一杯です。

 

そして今、それを知ろうとして頑張っている生徒さんたち、

シューマンの「サンタクロースのお爺さん」の曲は

ちょっとこわいね、夜中に歩いてるからなの?というように

興味をもって、自分のストーリーに入り込んでくれています。

 

いつも支えて下さるお家の方のおかげです。

 

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。