こんにちは。
随分昔ですが、カワイ楽器店さん栄店にて、
一目惚れして購入した楽譜のひとつです。
学生時代には、大学の帰りに宿題になった教本や楽譜を探したり、
ピアノを指導するようになってからは、隣接するビジネスホテル
に宿泊して、夜に楽譜をじっくり見て、翌日もう一度
楽譜を探したりしていました。
チャイコフスキーのバレエ曲「白鳥の湖」です。
ページ左側がセコンドパート、右側がプリモパートです。
ほとんどの曲を生徒さんと、また生徒さん同士で
連弾したことがありますが、本当にドラチックです。
大抵は、セコンドが先生、プリモを生徒さんが弾きます。
これは最初の「情景」の場面です。
そして、「四羽の白鳥のおどり」のページです。
あと「ナポリのおどり」、「ワルツ」なども掲載されています。
チャイコフスキーが、この曲を初めてのバレエ音楽として依頼されて
作曲した時、オーケストラ、バレエダンサー、舞台演出など、
当時はなかなか条件がそろわずに、不評に終わったそうです。
実は、チャイコフスキーが、あの有名なピアノ協奏曲第1番op23を
作曲した時も、
(ファ♭レド♭シー、ジャン!ファ♭レド♭シー、ジャン!の曲です)
「オーケストラがメロディーを演奏して、
ピアノが伴奏で始まるピアノ協奏曲など見たことがない!」と
音楽仲間に批判されたのだそうです。
それでも確固とした意思を持ったチャイコフスキーは動じず、
次第にこのピアノ協奏曲の演奏は、多くの人に受け入れられて
いったそうです。
脱線して申し訳ありません。話は「白鳥の湖」の舞台に戻ります。
このバレエ音楽は、物語が最初は悲劇で終わったり、
聴衆の反応もなかなか得られなかったそうですが、
チャイコフスキーも試行錯誤し、
バレエやオーケストラ、舞台技術などの進歩とともに、
今日の「ハッピーエンド」版、
悪魔によって、白鳥の姿に
変身させられていた主人公のオデットが、人間の娘に
戻る事ができたストーリーになっているようです。
そしてこちらは、「ラーニング トゥ プレイ ブック4」
から、「もみの木」の連弾用楽譜です。
この曲は1ページですが、クリスマスに部屋を薄暗くして弾いたら
とても楽しそうです。
やさしい連弾の楽譜は、レッスンの時、生徒さんたちの
初見練習としても使っています。
ここは大きく、、ここはそっと、、などと
言わなくても、だんだんお互いの呼吸が合ってきて、
レッスン前のウォーミングアップにもなります。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。