こんにちは。
桜の花も満開を過ぎて、ハナミズキの花も
開こうとしている様子です。
昨日は、中日ピアノグレードテストの名古屋審査会でした。
はじめの一歩の「P」から、1~16まで、バイエル~ツェルニー
リトルピアニスト、ツェルニー30番、同40番、そして
グレード16のショパンの練習曲まで、それぞれ課題曲を1曲ずつ
演奏します。
そして、課題曲のレベルにふさわしい自由曲も一曲、
選んで演奏します。自由曲は本当に良い意味で自由な選曲です。
この曲、久しぶりに聴いたなぁ、本当にいい曲だなと。
指導の先生が選んで下さったのでしょうか、生徒さん自身の
セレクトでしょうか。とにかく素敵でした。
お手伝いをさせていただきながら、とても贅沢で
勉強になる時間を過ごさせていただきました。
幼い生徒さんから、大学生の生徒さんまでの演奏を見ていると、
丁度、ひとりの人がピアノを通して表現力、テクニック、
心身が成長していかれる姿を見ているようで、
とても感慨深く感動してしまいました。
教室の生徒さんも急でしたが参加してくれて、
幼い頃に弾いていた姿から、その変化に胸が熱くなりました。
誤解を恐れずにいえば、ここでは審査員の先生方、
お手伝いやスタッフの方の垣根が感じられず、とても和やかで
いつも「音楽」が最も崇高なものという雰囲気があり、
バッハやベートーヴェン、モーツァルトなどすでに天国にいる
ありとあらゆる作曲家も、とても喜んでくれているのではないかと、
思うひとときでした。
作曲家の坂本龍一氏の訃報がありました。
「教授」というニックネーム。
「戦場のメリークリスマス」、とても好きでした。
芸術家らしい、個性的な感性。
心からご冥福をお祈り致します。