こんにちは。

 

ようやく雨の一週間が過ぎて、今週は晴れそうですね。

 

受験を終えた生徒さんたちも元気そうで、ホッとしました。

 

久しぶりにレッスンに訪ねてきてくれて、

時間になると、私の方がソワソワしていました。

 

「久しぶりだね!よく来てくれたね。元気だった?」

「はい!元気です。」

 

しばらくピアノに触れてないけど、時々弾いたりしていたそうです。

 

家族旅行でのお土産までいただきました。

ありがとうございます。

 

 

受験前に一緒に連弾した思い出の曲、ショパンの「ピアノ協奏曲1番」を

弾きやすくアレンジした楽譜を見て、再び2人でゆっくり挑戦

してみました。

 

なつかしい!!だんだん眠っていた記憶が甦ってきたように、

一緒に弾いていると「ショパン」が降りてきてくれた?

というような時間でした。

 

私が普段ひとりで練習しているときは、滅多にないのです。

 

生徒さんが来てくれて、横で私のピアノを聴いてもらっていたり、

一緒に弾いてもらうと、よくこういった「はっとする瞬間」が

あります。

 

子供たちや若い人の心が、純粋だからなのでしょうか?

本当に不思議で、素敵な時間です。

 

何を弾いてみようかと、ショパンのバラード1番から

しばらく弾いていなかったのに、私も調子に乗って弾いてしまい、

 

楽譜を広げて、生徒さんと一緒に「洋服選び」ならぬ「曲選び」

をするのも「今、自分に似合う曲」や「今、自分が弾きたい曲」

を選ぶようで、とても楽しかったです。

 

ベートーヴェンのソナタや、ショパンの幻想即興曲も候補に

上がりました。曲の全体を見て、1つの難しい部分にこだわらずに、

まず、全体のメロディーを、視覚、聴覚から大雑把にとらえてから、

少しずつ、細かく練習してみて下さいね。キラキラ

 

10年以上、とても根気よく弾いて来た子たちです。

いろいろな舞台に、一緒に足を運びました。

 

時には緊張のあまり上手く弾けずに、お母様にぎゅっとしがみついて、

悔しくて悲しくて、演奏後に舞台裏で涙を我慢していた事、

それでも次へと繋げて、同じ曲で見違えるような演奏をしてくれた事。

 

みんな本当に立派だと思います。ラブラブ

100点より、もっともっと上です。100点100点100点

 

 

そして受験という経験が、人生のひとつとして音楽にも深い味わいが

出てきているようで、「以前より素晴らしい演奏になった」と

しみじみ感じさせられました。

 

教室の小さな生徒さんもきっと、あっという間にこうして

成長していくのですね。

 

得意な事、好きな事をひとりひとりよく見ながら、

大切に、大切に音楽を通して伸ばしていく事のお手伝いが

できたら、こんなにうれしい事はありません。

 

幸いに、というのか私は育てる子供がおりません。

(そもそも結婚をしていません。) このカッコは必要なのでしょうか。

 

 

自分に与えられた役割を、自覚しなければいけない年齢です。

自分の子供を持たない、というのは正直寂しいと思った時期も

ありました。

 

ですが、子供を持てば責任を持って育てなければいけません。

人生のどんな時も、ずっとです。そういった意味で、

親御さんたちは、私から見たら本当に立派な哲学者です。

 

「子供はみんなで育てる」という昔の良き時代を

思い出して、自分のできることから「大学生、専門学校生さん対象」

の応援レッスンの枠を設けました。

 

詳しくは、前回の日記をご覧下さい。

応援レッスンの新たな申し込みは、2023年4月30日で締め切ります。

 

毎週、固定レッスンの生徒さんのスケジュールが

優先ですが、空き時間があれは対応致します。

 

長い目で見たら、今はほんの一瞬の出来事です。

 

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。