こんにちは。
ピアノを弾き始める時に、もし私が今、初歩者で
好きな教本を選んでいいですよ、と言われたら
まず「バーナム・ピアノテクニック」シリーズです。
ミニブックから、導入書、1巻の写真です。
一曲が4小節で弾きやすく、どの曲にも表紙のように
タイトルごとに棒人形の挿し絵があり、イメージが湧いてきます。
生徒さんたちは、この棒人形に目や口で表情をつけたりして
自分の楽譜として、曲を完成させる達成感があるようです。
「真ん中のド」から中心に書かれているので、
後に「バイエルピアノ教則本」の後半に入っても
自然とつなげることができます。
バーナムはアメリカの素晴らしい作曲家ですが、
後々、モーツァルト、バッハ、ベートーヴェンを弾くことを
考えること、
ドイツ和声に慣れていくために
「バイエル・ピアノ教則本」や「ツェルニー・リトルピアニスト」等
を弾くことも必要だと思います。
ですが、まず最初の「楽しい!」が1番大切だと思うのです。
自分の力で解決できるので、自分で弾いてみたくなります。
そうすると、1週間で2曲、3曲そして5曲以上も
次々と弾けるようになっていきます。
間違って譜読みがしてあっても良いのです。
短い曲だからこそ、正しい奏法をじっくり身につけることが
できるのです。最初から長い曲だと、譜読みをしていくのに
精一杯で、一見教本が進んでいるように感じられても
肝心な指が置いてきぼりになってしまいます。
間違っていても「自分でやってみた」ということが、
100倍の価値があると思うのです。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。