こんばんは。
日も長いので、つい「こんにちは」と言いそうになってしまいます。
先日の日記の、長らくバッハの作曲だと思われていた、
メヌエットAnh.114(ト長調)を弾いてみました。
使用楽譜はこちらです。やはりバッハの名前になっています。
3小節目の右手にある、波の様なギザギザは、「モルデント」と言って、
よく見ると波の形に、縦の線が書いてあります。装飾記号のひとつです。
このモルデントの場合、その音から下へ(この場合、ドシドー)
と演奏します。
この縦線がない場合は逆で、その音から上へ、この3小節目の場合だと(ドレドー)と
演奏します。
この縦線の無い装飾記号を「プラルトリラー」
(逆モルデント)と言います。
このメヌエットは、かなり速く演奏されることが多いですが、
楽譜に書かれたモデラートのテンポで弾いてみました。
バロック期の曲は、出版社によって装飾音が全く記されていなかったり、
どれ一つとして同じものがなく、即興をするように自然に装飾音を
入れても良いそうです。とても自由なのです。
但し、検定試験、コンクールなどでは指定された出版社、繰り返しの有無を
よく確かめて楽譜を選ばれる事をお勧めします。
生徒さんたちは、夏休みに入っても部活動などで忙しそうですか、
とても元気そうで安心しました。
大学生の生徒さんたちは、リモート授業もありレポートの提出も多いようですが、
そのうち安心してキャンパスへ通い、大学生活を謳歌できたらと願っています。
よく学び、よく遊んで。
ピアノも楽しい遊びですから、決して怠らないように。
装飾記号のように、人生には必ず波があります。コロナ渦の今が正にそうだと思います。
この波は乗り越えようと全身で抵抗しなくても、時がくれば
必ず自然と解決してくれるのです。
逆に言うと、その時が来ないと慌てても何をしても解決はしません。
だから天命に従って、今自分ができる事を淡々としていく。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。