こんにちは。
近くのお店へ買い物に行った時、どこからかピアノの音が聴こえて
きました。
2人の少年が「紅蓮華」を弾いていました。鬼滅の刃の曲です。
リズムにノリノリで、上手いなぁ!と。聴いていました。
ピアノの手前に置いてあるのは、足踏み式の
手の消毒薬です。コロナ が流行し始めた頃、
ポンプに触れずに手を消毒できるように考えたのが、
バンド演奏をしていた高校生だったそうです。
つい、職業病で、それだけ上手に弾けるなら
左足も床にしっかりつけて重心を安定させると、
もっといい音になるよ、と言いそうになりましたが、
楽しんで、周囲の人も聴いているのに
本当に余計なお世話になる事は、間違いありません。
「紅蓮華」が「うっせえわ」に変身して演奏されてしまうかも
しれません。
自分の番が来たところで、何を弾こうかな、、と手を消毒
しながら椅子に座ってみると、よく弾きこまれたピアノで
金属音もしないので、ショパンの幻想即興曲を弾いてみました。
最初の2ページだけ弾きました。渋い音で、だんだん手に馴染んで
くる感じです。風の吹く森の中を、静かに馬が駆け抜けて行く。
少しレトロなイメージで、ショパンの時代に近づくことが
できたようです。とても幸せな瞬間でした。
生徒さんたちも部活動が制限されている中で、ピアノに
かける時間が増えたらしく、一緒に楽譜選びから、
基礎練習を楽しんで頑張っています。
お家の方々、いつもお子さんを応援して下さり、
本当にありがとうございます。