こんにちは。

 

最近、コロナの感染防止のために「三密を避ける」

「ソーシャルディスタンスを守る」という声をよく聞きます。

 

ソーシャルディスタンスとは、「社会的距離」のことで

本来は他人とのプライベートな距離の意味だそうですが、

今回のように「何メートル空けて」という空間を表す意味でも使われるそうです。

 

昔読んだ本でうろ覚えなのですが、こんな話を思い出しました。

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「寒い日に、2匹のハリネズミが身体を寄せ合って温めようとしました。
ところが、身体を近づけすぎるとお互いのトゲが刺さって痛い想いをします。

しかしお互いの身体を離すと、寒くてたまりません。

 

お互いに、試行錯誤しながらようやく「温かくて、お互いのトゲで傷つくことのない
距離をみつけたそうです。」


これを、「ハリネズミのジレンマ」と言うそうです。」

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この話しが「ソーシャルディスタンス」に似ていると思いました。

 

 

以前、私はレッスンする時、上手く弾けなくて戸惑っている生徒さんに

少し先回りしてフォローする癖がありました。

 

もちろん、心配しなくても大丈夫、最初はできなくてもいい、

一緒に弾いてみようねという気持ちだったのですが、

それだと生徒さんが自分の力で解決して、自信を持つことに繋げられないのです。

 

それからはイスひとつ分ぐらい距離を置き、鍵盤の上で試行錯誤する

生徒さんの姿をそっと見ていました。

 

自分で考えたこと、解決したことは忘れないものです。

自分の力で山を登ったのです。誇らしげな、うれしそうなお顔です。

 

私が生徒さんに学ばせてもらった、「ソーシャルディスタンス」がここにありました。

 

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

カバレフスキー作曲の「はりねずみ」です。🦔

全音出版社 「リトルコスモス」 より転載。

 

未だに美容院に行くのに慎重で、髪を自分でカラーリングしています。

オンラインレッスンで、髪、服装を毎回変えて、整える癖がまだ残ってます。