年越しにむけて   「かさじぞう」

もうすぐに年越しを迎えます。今年を振り返るとサッカーワールドカップ

や北京オリンピックなど大きな感動を生んだスポーツの祭典があり、

日本人選手の活躍に胸が熱くなりました。

 

でも、それ以上に今年の2月24日から始まった

ロシアのウクライナ侵攻がいまだに続き、

たくさんの人命が失われても、まだ戦争が終わらない事が

悲しくやりきれないです。

 

日本でも「台湾有事」をにらんで、軍事費の増加と

私たちの所得税増税と、世の中が不穏な空気に

包まれていくような不安な年の瀬です。

 

貧しいおじいさんが、雪の中の寒そうな

お地蔵さまに笠をかぶせていき、最後の

お地蔵さまには、笠がなくなったので

自分の手ぬぐいを差し上げ

「これでもう、お寒くないでしょう。」

 


その晩のこと、おじいさんのあばら家に

思いがけないことに、

たくさんの米やおもちが届けられました。

 

びっくりしたおじいさんが、外に飛び出すと

あのお地蔵さまが帰っていく姿が見えました。

 

お地蔵さまは、おじいさんのことを

ちゃんとわかっていらっしゃったのでした。

 

昔話の中でも特に好きなお話です。

皆様にも、良い年越しになりますように。

サンタクロースとかさじぞう

 

早く戦争が終わって、ウクライナの子供たちが

笑顔に暮らせますように。