前回、「睡眠の質」を真剣に考えるようになったきっかけをお話ししましたが、
今回は首こり肩こりがコリ吉ロール誕生へと繋がったお話をしたいと思います。
私は美容関係の仕事に30年間携わっているのですが、
ネイルの仕事を始めた頃から肩こりがひどくなり
仕事が終わるとマッサージへ行く・・・という事を繰り返していました。
その頃はまだ
「なんだか首や肩こりがひどいな」という感じで気付いていなかったのですが、
同じ姿勢で長時間作業をした時に肩こりが酷くなることが多かったんですよね。
あまりにも首・肩こりがひどいので、少しでも楽になる方法はないかと調べていた所
半円形の枕がいいよという話を聞いたので
試しに使ってみたらその時は首が心地よくてすごく良かったんです。
ただ、私には枕が高すぎたり硬すぎたり・・で、結局一晩は使えませんでした。
そこから「枕を変えてみたらどうか?」と、
色々な枕を購入し試してみたのですが
残念ながらこれだ!と思える枕に出会う事はできず
頭の中で
・硬さの調節ができたら良いのにな
・こういう形状だったらいいのにな
と理想の枕を思い描くようになりました。
これだ!と思える枕探しを続けていた時に
「タオルを巻いて首にあてるといい」という情報を目にし、早速タオル枕を試してみましたが
これまで試してきた枕と同じように
やはり高さや硬さの細かな調節が難しい。
硬くしようとぎゅっと巻いたらカチカチで痛い。
高さの調整もタオルを何枚も巻くと、寝ている間に崩れてしまう・・・
そこでふと、
芯を入れて周りをスポンジで囲めばもしかしたら心地良いかも!
タオル枕を改良して理想の枕を作れないかな?
と思い立ち、試行錯誤が始まりました。
何度も試作を重ね「これは良さそうだな」と思える物が出来上がり
実際に枕として使い始めたところ、一週間位で肩が楽になり、
さらに一ヶ月使い続けてみたらコリがほぐれていたんです。
ネイルの仕事は今まで通り変わりなく続けていましたが、
自分の作った枕を使い始めてからはマッサージに通うこともなくなりました。
自分を枕に合わせるのではなく
自分に合わせられる枕、調節ができる枕じゃないとダメだ。
そのためには、1cm単位での調節が簡単にできないといけない。
自分で寝ている間にも調整できて
高さ・硬さ・形状もその日の気分で変えられるような枕が必要だ」
と感じ、その後も試作を重ねながら
やっと「これだ!」と思える枕が出来上がり、特許を取得しました。
茨城県は特定被災地域だったため「震災復興支援早期審査・早期審理」の対象となり、1年ほどで特許を取ることができたんです
特許取得後、周りの人にも試作品を使ってもらいながら商品化に向けクラウドファンディングに挑戦し、成功。
量産をスタートし「コリ吉ロール」が誕生しました。
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