『アイツは俺の骨の髄までしゃぶり尽くす氣なんだ。どこまでも強欲なやつ。』

『コレもアレもワタシはしてもらって当然。ワタシはそれだけのことをして来たのだから。』

せつない誤解が隠れていることが多々あるの。

才能ある、力強いユニークな彼が大好きになった。彼と過ごす日々は刺激的で、彼の魅力は溢れてて…
ドンドン好きに成るのに、ワタシはこんな普通のワタシのままで彼のそばにいられるのだろうか?
ワタシもいっぱい勉強したら彼にもっと近づけるのだろうか… もっと、もっと…

彼は、そのままの彼女を愛しました。そのままの彼女が魅力で才能に溢れて見えたかもしれません。

いつしか彼女は、本当の理由を忘れひたすら勉強に没頭し、世界が崩れて来ていることすら全くか氣づきませんでした。

ハッ

彼と彼女の間に大きな溝が出来ていることに彼女は氣がつきます。
彼はもう当時の彼女の魅力が霞んで見えにくくなっていました。

『 なんのために今まで頑張って来たと思っているの?そうか、まだ足りないのね。もっと学ばなければ… 貴方もっともっとお金を頂戴。』


『アイツは俺の骨の髄までしゃぶり尽くす氣なんだ。』

『こんなにしているのに、ここまでしているのに、何故わからないの?』

彼のそばに行きたかったはずなのに、彼ははるか彼方にいて、手を伸ばしても届かなくて…

行かないで、そばにいて、縛り付けてでも貴方を離したくない。今までのワタシはなんだったの?




うん、最近このケースをよく見かけるんです。切ないすれ違い。

彼女はお金を請求すればする程、渇きは増すばかり。
彼は逃げれば逃げる程、手足に鎖が絡みつく。


お金ってエネルギーはミラクルに変容しついつい使い方を間違えてしまう。
怖いもの、汚いものにしているのは、お金を手にしたあなた。

本当のココロは、子供達を見ていれば、彼女も彼も氣がつけるステキな人たち…