前回に続いて、私の夫と結婚しての各話ストーリー、感想、見どころなどなど、書いていきます。
ネタバレありです。
今回は勝手ながら、3回に分けて書きます
15話ストーリー(中編)~引き返せない道へ~
会社の生命保険について話す二人。
「でも、彼に悪意がなければ、使うことは無い」と、ジヒョクが言うと、
「彼は途中で引き返す機会が何度もあったのに、やめなかった。とことんやるはずです」と、ジウォン。
「それなら、大丈夫ですね。チョン・スミンも動き出すだろう」と、ジヒョク。
* * *
その頃、スミンの株を売り払っても、借金返済に焼け石に水状態のミンファンは、ジウォンから手にいれた高価なバックを中古品サイトに出品し、なんとかこの場をしのごうとしていた。
ミンファンの浮気相手のユラは、缶入りキャンディーを口に入れるが、吐き出す。
その後、彼女の多数の靴が並べられたクローゼットから、赤いハイヒールを選ぶユラ。
八方塞がりの状況に、「俺が死ねば、父さんも母さんも俺の保険金で…」と、泣きながら、何度も机を叩き、困り果てるミンファン。
ジヒョクとの話を終えたスミンは、部屋に戻るなり、「どいつもこいつもジウォンばかり!」と、ジウォンに対する憎しみを膨れ上がらせる。
「今のチョン・スミンは、前にも増して、きみに執着している。あとは彼女が…」
「私の身代わりになるだけね」と、ジウォンが言い、それに、小さくうなずくジヒョク。
* * *
ユラの滞在する部屋で、秘書は彼女に、ジヒョクが動き始めたことを理由に、日本に戻るよう提案する。
防犯カメラも持ち帰り、証拠は出てこずとも、U&Kと対立することが心配な秘書。
そんな秘書に、「自身がないの?日本に逃げようとするなんて。大丈夫よ。おじい様は違う。温室育ちのジヒョクと違って現実的な人よ。私を怒らせたら厄介だと、ご存じなはず」と、ユ会長を頼るユラ。
* * *
早速、ユラはユ会長を訪問し、一緒にリビングで将棋の対戦をしていた。
勝負は会長が勝ち、負けて悔しがるユラに、「すべてを手に入れようとするな。リーダーたる者、手放す潔さも必要だ」と、助言する会長。
その言葉を、受け入れた振りをし、肩をすくめ、素直にうなずくユラ。
そこへ、ジヒョクが姿を見せ、孫を歓迎する会長と、家族のように迎えるユラ。
「おじい様と将棋をしてたの。また負けたわ。あなたが相手なら勝てるかも。一緒にやらない」と笑顔を向けるユラを無視し、
「おじい様、好きな人を紹介しろと言いましたね?彼女を連れてくるので、今後ユラの出入りは禁止に」と、告げるジヒョク。
「片思いだから、諦めたんじゃなかったのか?」と、尋ねる祖父に、「気が変わりました。なので、元婚約者に家に出入りされては困る」と、ジヒョクは言い切る。
ジヒョクの行動に焦りを見せるユラは、
「婚約してた時は、こんなにせっかちだと知らなかったわ。私たちのような人間は、好きというだけで結婚できないでしょ。まずは、おじい様の許可を得ないと…」
と、彼の前に立つが—
その言葉を遮り、「そうするよ。今、紹介します」
ジヒョクの発言を合図に、ドアを開け、ジウォンがユ会長の前に進み出て、挨拶をする。
予期せぬジウォンの登場に動揺したユラは、すぐさま会長の顔色を伺うが、この場を去るべきは自分なのだと理解する。
渋々出て行かざるを得なくなったユラは、秘書に「カン・ジウォンを始末して」と、指示する。
暴走を止めようとしないユラに、秘書が、「日本へ戻らないのですか?」と、聞くも、「負けるのは大嫌いなの。あんな女にしてやられるなんて。直接手を下すべきだった。他人任せはダメね」と、ジウォン殺害を諦めないユラ。
二人を見下ろしながら、その会話を聞いていたジヒョク。
* * *
今回はジヒョクの恋人として、ユ会長と対峙するジウォン。
会長は、前回でのジウォンの言葉を思い出し、彼女の顔を凝視する。
大きな溜息をつき、「以前、あなたに話した時に言えなかったことがだが、立ち向かっても、上手くいかないことがある。孫は随分あなたに入れ込んでいるようだが、今こそ受け入れて、諦める時じゃないのか?」と、遠回しにジヒョクから離れるよう、助言する会長。
それを聞いて、ジウォンは、小さくうなずき、「やはり、ご存じだったんですね」と、会長に改めて向き合う。
「彼にはお説教しておきました。もう、無茶はさせません…本当に未熟な人です。温室育ちだから、仕事は出来ても、経済観念も乏しいですし、お坊ちゃんすぎて驚かされます」
ジウォンの明け透けな物言いに、「何が言いたいんだ?」と、不快な表情を見せ、問う会長。
それに臆せず、ジウォンは、「でも…そこが好きなんです。私も未熟な人間ですから、以前は隙のない財閥3世の彼に距離を感じていました…でも、無茶をしたり、腹を立てて取り乱したり、慌てたり、時にわがままも通す姿を見ていたら、うまくやっていけると思いました。
二人で幸せになりたいんです…おじい様、ジヒョクさんを…私に下さい」と、言い、凛とした、柔らかな笑顔を向ける。
その姿に、かすかに微笑む、ユ会長。
* * *
その頃、ジヒョクはイ室長と、パク・ミンファンへの対処を話し合っていた。
ジヒョクに、社員が存在を知らない、法人保険の話を持ち出され、不可解に思う室長に、退社後は誰も継続しない保険を、ミンファンは継続するはずだと断言する。
その夜、リビングから景色を眺めるユ会長は、ジウォンがジヒョクを一人の人間として、ありのままのジヒョクを受け止め、愛しているのだと理解し、グラスを傾ける。
* * *
会社にて—。
ウンホのレシピで新たにスタートしたミールキットの試食をする社員たち。
数々のメニューも、軒並み好評の様子。
特に、ほうれん草とつぶ貝のパスタが主力商品になりそうと、ジウォンに言われ、更に、写真撮影を受けるウンホ。
ジウォンの話を聞きながら、今日、ヒヨンがずっと席にいないことが気掛かりな様子。
エントランスで、互いに感謝を伝え、今後の仕事の流れについて確認しあうジウォンとウンホ。
「ところで、ヒヨンさんとジヒョクさんの姿が見えないね」と、ジウォンに聞くも、彼女もヒヨンがどこにいるか分からない様子なので、仕方なく帰ることにするウンホ。
ウンホを見送り、エレベーターに乗り込むと、スミンから立て続けに着信が入り、着拒するジウォン。
16階に着き、ドアが開くと、そこにはスミンの姿があり、顔を合わせた二人は見えない火花を散らす。
スミンを無視し、歩きはじめるジウォンに、電話に出ろ。としつこくまとわりつくスミンにジウォンは「電話に出る理由なんてない」と、言い放つも、スミンは不敵に笑い—
「気持ちはわかるわ。7年も付き合った彼を取られたんだから仕方ない。でも既婚者を誘惑したらダメでしょ?おかげで離婚の危機よ」と、詰め寄るスミンを無視し、ジウォンは警備室に部外者が侵入したので、追い出すよう依頼する。
ジウォンの態度に腹を立てたスミンは、「ただじゃ済まないから」と、彼女を脅すが—
「あのね、私は他人の男に興味がないの、あんたと一緒にしないで。ああ、あんたは前科があるから私を疑うのね…あの男は7年付き合った彼女を裏切ったのよ。あんたも同じ目に遭うかもね」と、ジウォンは核心をつく。
けれど、確かな情報を得ているスミンは「二人のこと、会社中に言いふらしてやるわ。見てなさい」と、引かない。
そんなスミンを鼻で笑うジウォン。
「それは残念。あんたの夫は会社をクビになったのよ。今すぐ帰って、いい妻でも演じて…ああ、離婚するのよね…かわいそうに。
だけど、変な言いがかりはやめて。私があんなゴミを欲しがるわけないでしょ。そんなのはバカがすること」と言い捨て、スミンに背を向け去って行く。
ミンファンが解雇されたことを初めて知り、ジウォンに言い負かされたスミンは、その後ろ姿を無言で睨みつけることしかできない。
やがて警備員にビルから強制退去させられたスミンに、誤送信のふりをしたジウォンからミンファンへの、自分をバカにしたメールが入る。
それを読んだスミンは怒りを爆発させ、衆人の前で大声で叫び、バックを叩きつけ、「今に見てなさい!」と、ジウォンを破滅させてやると、心に決める。
* * *
会社の別室にて、スミンに屈辱を与えたことをジヒョクに報告するジウォン。
彼女から電話が来るはずと、ジヒョクが告げると、早速スマホにスミンから着信があり、スピーカーにするジヒョク。
「カン・ジウォンをあげます。でも、その前にあの女を破滅させる!後悔させてやる。それまで待って!」と、怒りに震えるスミン。
ジウォンとジヒョクの思惑通りに動き始めたスミン。
ミンファンのことは任せてとジヒョクが言い、見つめ合うジウォンとジヒョク。
* * *
一方、ミンファンの家には、U&Kから保険証券が届き、一旦は放り投げるも、
“配偶者死亡時 5億ウォン支給”の一文が目に留まり、あることを思いつくミンファン。
それを実行する為、早速ユラの元を訪れる。
食事中のユラに跪き、「俺を助ける筋合いはないだろうけど、取引させてくれ。スミンのことは俺が何とかしてみせる」と、話しだす。
ミンファンの話に興味を持ったユラは、彼に食事を用意させ、話の続きを聞くことに。
「“何とかする”って、どうやるの?と聞くユラに、ミンファンは解決策を見つけたと、保険証券を見せる。
“配偶者死亡時 5億ウォン支給”に印がある、それを一瞥し、「死んだらの話でしょ?」と、言うユラに、ミンファンは、「スミンを消せば、あなたを脅迫する者はいなくなる。簡単じゃないことは分かっている。力を貸してくれないか?」と、懇願する。
スミンを始末できれば、事態を打開できると考えたユラは、会話を続ける。
「後始末をしろって?また?」
「後始末だけでなく、準備も手伝って欲しい…俺には金もコネもないんだ」
「いい度胸じゃない。何も無いなら、根性を見せてちょうだい。でも、それだけではダメよ」
ミンファンはおもむろにユラを抱き寄せ、「簡単な決断だとでも?もう、あとがない…命がけでやる」と断言する。
「最後のチャンスよ」と、ミンファンに告げ、意味深な表情を浮かべるユラ。
* * *
会社にて—。
今夜、ミンファンがユラの部屋を訪ねている情報を掴んだジヒョクは、「いよいよ実行ですね」と言う、ジウォンにうなずき—
スミンに、“パク・ミンファン、カン・ジウォン、ウィントンホテル
1355号室“とメールを送信する。
その後、ジウォンが計画を通りに、タクシーでホテルに乗り付け、中へ入って行く。
その姿を、物陰に隠れ見ていたスミンは、静かに後をつけ、ジウォンがエレベーターに乗り、13階で降りたのを確認し、その後を追い、エレベーターに乗り込むスミン。
だが、ジウォンは13階には行っておらず、1階に隠れ、スミンの行動を伺っていた。
スミンがエレベーターに乗ったのを確認したジウォンのもとへジヒョクが現れ、不安気な面持ちの彼女の肩を、抱き寄せるジヒョクだった。
Capture15-3につづく
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感想と見どころ(中編)
この辺でジウォンとジヒョクの立てた計画を整理したいと思います。
あくまで私の主観なので、違っていたらすみません
ジウォンの運命をスミンに背負わす条件として、必要なものがあることに気付くジウォン。
●浮気相手の象徴である赤いハイヒール
●缶入りキャンディー
●金(保険金)目当ての動機
*浮気現場に妻が乗り込むことと、ガラステーブルも?
それを踏まえて、ジヒョクがミンファンの浮気相手のユラに赤いハイヒールと缶入りキャンディーを贈り、ジヒョクがスミンに、ジウォンとミンファンがよりを戻したこと、更に自分はジウォンを取り戻したいと伝え、協力を申し出、あえてスミンのジウォンに対する憎悪と執着を煽る。
会社にトツして来たスミンをジウォンは挑発し、誤送信までして、スミンの怒りは頂点に達し、スミンはジヒョクに協力を求める。
同じ頃、解雇されたミンファンのもとに保険証券が届き、配偶者 死亡時 5億ウォン の一文を見て、スミン殺害を思いつき、ユラに協力を求める。
ミンファンとユラが一緒だと確認したジヒョクは、スミンの求めに応じ、ジウォンとミンファンの密会のホテルの部屋を伝える。
(実際の相手はユラなのだが、それを知らないスミン)
ジウォンの後をつけ、ホテルに入り、部屋に向かったことを確認したスミンは、ミンファンのいるユラの部屋に向かうことになる。
大体こんなかんじでしょうか…
*
おじいちゃんにジウォンを紹介したジヒョク。
これはいい手だと思いましたジウォンを守るには、おじいちゃんにジウォンが孫の大切な人だと認識させることは重要だと、個人的に思ったからです
これで、ユラもジウォンに手を出しづらくなるはず
(始末、始末と騒いでますが…)
どうやら、ユ会長もジウォンを気に入った様子
(勝手に会長の心情を書きましたが、本当はお酒を飲みながら、何を考えていたのでしょうね…)
あと、ウンホはヒヨンのことが気になって仕方が無い様子
ヒヨンのことだけ聞くと、ジウォンに怪しまれるから、ジヒョクのことも付け足すのが、可愛いです
最初から中盤に比べると、かなり強キャラになったジウォンに、好感が持てなくなってきた方もいると思いますが、1話を振り返ると、ここまでせざるを得なかったジウォンの気持ちがわかるかと…
メールの誤送信も、もともとミンファンがジウォンにしてしまい、それで夫の浮気を知ったのですから、ジウォンは同じことをやり返してるのです
敬愛するヤン課長の命がかかっているので、ここまで追い詰めるのでしょう。
最後に、なんかぶちょうぉ/ナ・イヌの出番が少なくなってきて、いつの間にか、ジヒョクの出待ちをしていた私です(笑)
あと、ユラの出番は減らして、もっとスミンと義母ジャオクのやり取りとか、解雇されたミンファンとジャオクの会話のシーンも観たかったと思いました
こんなところでしょうか…
次回Capture15-3につづく
それではまた次回~アンニョン~💗