前回に続いて、私の夫と結婚しての各話ストーリー、感想、見どころなどなど、書いていきます。

 

ネタバレありです。

 

14話ストーリー~運命の法則とそれぞれの選択~(後編)

 

ジウォンに抱きつくミンファンを見つめるジヒョク。

 

 

ジウォンの体を離し、連絡すると言い、帰るミンファン。

その後、ジヒョクの車に乗り込み、息を吐き、「ごめんなさい。嫌な気分よね」と謝るジウォン。

 

 

それには答えず、無言で車を降り、助手席のドアを開けたジヒョクは、車から降りたジウォンをおもむろに抱き寄せ、「急になんですか?」と聞く彼女に、「何でもありません。こうでもしてないと、正気を保てそうにない…」と言う。

 

 

ジヒョクの素朴で可愛い嫉妬の表現に、ジウォンは微笑み、「私のこと大好きなんですね」と言うと、彼は照れながら、ジウォンを離し—

 

 

「ところで、パク・ミンファンは後悔しているようだ」と、言うが、それを否定するジウォン。

「パク・ミンファンですか?今頃、どうすれば得か計算してるはず」と、微笑み合うジウォンとジヒョク。

 

*        *        *

 

ミンファンが家の前まで来たところで、ユラから電話がかかってくる。

 

 

「今日は来ないの?」と尋ねるユラに、ジウォンに会い、自分が疑われていないことで、スミンの父親たちさえ始末してくれれば、ジウォンの800億ウォンは自分のものになり、ユラとは頼れる協力者になれると、豪語するミンファン。

 

「そうなんだ。簡単になって良かった」と、電話を切るユラ。

 

 

「元カノだからか甘く見てる“男は寝た女のことを疑わない”と言ったでしょ」と秘書にこぼし、チョン・マンシクとペ・ヒスクの様子を聞くユラ。

 

 

その頃、マンシクとヒスクは、さびれたホテルの一室で、ドラマを観ながら、食事をし、くつろいでいた。

 

 

ユラは、唐突に、二人を殺そうと言い出す。

 

 

さすがに困惑する秘書に、「そのほうが都合がいいからよ。カン・ジウォンがよりを戻したがってるなら、彼の殺意を知るべきじゃない。チョン・マンシクとペ・ヒスクが死ねば、証拠は何も残らない。それに密航させるより簡単だわ」と言い、二人を殺害することにするユラ。

 

*        *        *

 

ミンファンは家に帰るなり、スミンに早速、離婚を切り出す。

 

 

父親と連絡はついたか?と聞く彼に、スミンは、「まさか、ジウォンに会った?」と問うが、ミンファンは目を泳がせ、会社で会うだろ。と誤魔化す。

 

 

突然の離婚話に、彼の異変を感じたスミンは、「考えてみたら、ジウォンとあなたがよりを戻したら……私だけがバカを見るわ」と、ミンファンの企みを見抜いているかのような発言をする。

 

 

*        *        *

 

ある日、ウンホや従業員たちがヴェルテルに出勤すると、閉店の張り紙がされ、店は施錠されていた。

 

 

一体どうなっているのか分からず混乱するウンホたちに、社長からメールが入る。

“ウンホ、すまない。個人的な事情で閉店することにした。お前と仕事できてよかった。またいつか会おう”と、ウンホに。

 

 

他の従業員たちには、事務的な一斉メールが送られる。

ウンホが社長に電話しても、応答が無い。

 

 

突然失業し、途方に暮れているウンホたちの前に、店の中からユラが姿を現し、ウンホだけを中に招き、話を始める。

 

 

どうやら社長は、ユラに相場の2倍の額で、店を売ることを一晩で決めた模様。

無言で座るウンホに、ユラが選択を迫る。

この店を手にいれるか、無職になるか、と。

 

 

ただし、店のオーナーになる代わりに、ユラを助けることが条件だと言われる。

 

*        *        *

 

その夜、取引先だったワインバーで、ヒヨンと待ち合わせをするウンホ。

 

 

ウンホに声をかけてもらって嬉しそうに、笑いかけるヒヨンに、「ジウォンに振られた時、慰めてくれて嬉しかったんです」と、話す彼の表情に陰りを感じたヒヨンは、「何かありました?」と尋ねる。

 

 

「僕、失業しました」と、言われ、「どうして?」と驚くヒヨン。

笑って理由をはぐらかすウンホを、ヒヨンは、「シェフは有名で、ハンサムだし、料理の腕も最高です。だから少しの間失業したとしてもすぐに…」と勇気づけようとするが、ウンホに「狭い業界でね。突然店を閉めたから、悪い噂を広める人がいるはず」と、言われてしまう。

 

 

彼の言葉に、「分かります、私の仕事も同じで、噂を確かめずに、態度を急変するんです。はぁ、どこかにいいシェフがいれば……」と、話すヒヨンは、今、目の前に”いいシェフ”がいることに、気づき、興奮する。

 

*        *        *

 

翌日、早速、ミールキットの企画に参加してもらうべく、ウンホを会社に呼ぶヒヨン。

笑顔で挨拶を交わすジウォンとウンホ。

 

 

ウンホの協力を取り付け、企画が順調に進みそうで、喜ぶジウォンとヒヨン。

 

ちらりと、ヒヨンの顔を伺い、ジウォンに「ちょっと、向こうで話さないか?」と、ウンホは声をかける。

二人きりの会話が気になるヒヨン。

 

 

別室に移り、ウンホは、ユラらしき女性が、店を買収し、自分に話した内容をジウォンに伝える。

ウンホまで巻き込んだことに謝罪するジウォン。

二人の様子をチラチラ伺うヒヨンを見ながら—

 

 

「ヒヨンさんには何も言っていないよ」と、ウンホはジウォンに伝える。

 

*        *        *

 

ウンホとのミーティングを終えたジウォンは、電話でジヒョクに、ウンホから聞いた話の内容を報告する。

 

 

「オ・ユラが店を買収し、ウンホに手助けを頼んだ。断ったら、すぐに解雇された。手助けの内容は聞けなかったみたいです」

 

 

「分かりました。心配しないで。また電話します。今、人に会ってるので」と、簡潔に話し、電話を切るジヒョク。

通話を終えたジヒョクの向かいには、ユラの秘書の姿があり、ジヒョクは秘書に選択肢を与える。

 

 

「私を助けるか、あるいはオ・ユラと共に破滅するか。どちらを選ぶべきかは分かるな」と。

ジヒョクを敵に回してはいけないと分かっている秘書は、それに応える。

 

 

「私は何をすればいいのでしょうか?」

 

*        *        *

 

会社にて、ジウォンの席の電話が鳴り、彼女が出ると、ミンファンが同じフロアから、取引先を装い、かけてきた電話だった。

 

 

ご機嫌で挨拶をし、早速ジウォンと夕食の約束を取り付けようとする。

仕方なく笑顔で、いつでも歓迎だと答え、ミンファンの心にも無い台詞を聞きながら、赤いハイヒールを用意するジウォン。

 

 

しかし、彼女のスマホにジヒョクから着信があり、一旦ミンファンとの通話を保留し、電話に出ると、ジヒョクから、ミンファンに別の浮気相手がいることを聞かされる。

 

 

そして、その女、オ・ユラに赤いハイヒールと缶入りキャンディーを、秘書を通して送ったと、告げるジヒョク。

 

 

 

入手困難なブランド品のハイヒールに喜び、キャンディーも気に入り、口に入れるユラ。

 

 

「それなら、ミンファンを誘惑せずに済む」と、安堵し、見下げ果てたクズ男だと、改めて思い知ったジウォンは、ミンファンに対する態度を一変し、強気に出る。

 

電話で、今日は難しいと言うジウォンに、あなたとならいつでも構いませんと、機嫌を取るミンファンだが—

 

 

「そうではありません。二度と取引しないという意味です。誤魔化すことしか知らない男が、あちこち手を出して失敗し、家族の保険金まで当てにする無能な方と一緒に仕事する必要ないですよね。人材の使い方には驚きました。

特に、女性人材の導入の能力がありますね。結婚されたばかりなのに、多方面にご活躍だとか。これからも頑張って下さい」と、ミンファンを見やり、受話器を叩きつけるジウォン。

 

 

その行動に、「どちらの取引先ですか?」と驚くヒヨン。

 

 

 

ジウォンの突然の豹変と、馬鹿にされ、侮辱されたことに、激しい怒りを覚えたミンファンは手にしていた鉛筆を真っ二つに折る。

 

*        *        *

 

その夜、チョン・マンシクとペ・ヒスクの身柄を押さえたユラは、廃墟が並ぶ人気の無いところで、失神させた二人を古びた車の後部座席に座らせ、酒瓶と捏造した遺書を用意し、練炭自殺に見せかけ殺そうとしていた。

 

 

二の足を踏む秘書に、「どうしたの?私が火をつける?」と、ユラに言われ、彼女の命ずるまま、練炭に火をつける秘書。

 

 

たちまち、その車内には煙が充満し、その様子を見て、「人が死ぬのを初めて見る」と、高揚するユラ。

 

 

「案外つまらない…多少気分は晴れたけど」と微笑み、自分の車に乗り込もうとするユラの姿を、複雑な表情で見る秘書。

 

 

「私って韓国に合わないのね。何もかもうまくいかない。あのレストランはどうしよう?潰そうか」と、秘書に不満をぶつけるユラ。

 

*        *        *

 

ミンファンにまで見捨てられたスミンは、彼に“分かった、離婚しよう”とメールを送り、オ・ユラに直接連絡を取る。

 

*        *        *

 

その頃、皆が退勤した後、暗いオフィスで、ひとり仕事をするジウォン。

ウンホの協力を得たジウォンは、企画をまとめ上げ、「急にいい方向に進み始めた」と喜ぶ。

 

 

そんなジウォンへジヒョクから“5分後に着く、片づけて下りてきて”とメールが入る。

デスクを片付け始めたジウォンの席の電話が鳴り、それに出ると、怪しい息遣いと、くぐもった笑い声が聞こえ、誰ですか?と聞いても応答が無い。

 

 

気味が悪くなったジウォンは電話を切り、慌ててオフィスから出ようとすると、再び電話が鳴り、それはジヒョクからで、胸を撫でおろすジウォン。

携帯に出ないから会社に電話したと言い、混んでで、あと15分くらいかかると言われる。

 

電話するジウォンのガラス越しに、怪しい人影が通り過ぎ、その気配に気づいたジウォンは立ち上がり、オフィス内を見回す。

 

 

休憩所に行くと、水道の蛇口から水滴が落ちる音がし、それを止めるジウォン。

同時に、休憩所の照明が落ち、ジウォンは怯え、慌てて自席に戻り、この場から逃げようとする。

 

 

その時、暗闇にまぎれ、自分の名を呼びながら、ミンファンが彼女の元に迫って来る。

恐怖に襲われ、身を隠すジウォンに、ミンファンは愉快そうに、彼女が怖がるのを楽しむ。

 

 

「ジウォン、俺と話そう、出て来いよ。たくさん話がある」と、言いながら、オフィス内でジウォンを探し回るミンファン。

 

 

どう見ても普通じゃないミンファンに怯え、懸命に息を殺し、隠れ続けるジウォンに、「立場をわきまえろ。だから女はダメなんだ。俺をもてあそんで、楽しかったか?」と、憎々し気に言う。

 

その時、ジウォンのスマホの着信に気づいたミンファンは、彼女のバックからスマホを取り出し、「ユ・ジヒョクから電話だ。出ないのか?俺が出るぞ」と、隠れ続けるジウォンを挑発し、電源を切ってしまう。

 

 

「おまえって、随分度胸があるな。俺も金は好きだが。金持ちの奴らはウザくないか?俺は気に入らない」と無駄口を叩きながら、ジウォンを探し続け、ついにミンファンに見つかってしまうジウォン。

 

 

ジウォンは、その場からすぐさま走り出し、オフィスの出口までたどり着くが、そこでミンファンに掴まってしまい、柱に叩きつけられ、強く肩を掴まれ、

「俺を騙したのか?え?!」と怒鳴りつけられる。

 

 

ジウォンは「放して!」と、抵抗するも、彼に押さえつけられ、「怖いか?バカにしやがって!ジウォン…やり直そうとしたのに…頑張るつもりだったのに!」と、詰め寄るミンファンに、「私を殺そうとした」と、彼があの事故の関係者だと知っていたことを明かすジウォン。

 

 

それでも、「おまえが俺を騙した!ゴミみたいに扱った!」と、すべてジウォンのせいにするミンファンに、

「人を殺せるくせに、自分がそんなに大事?どうやって復讐しようか考えてた、あんたをどうやって地獄に送るか」と、前回の人生と今回の事故を含めた、これまでのミンファンに対する憎しみをぶつけるジウォン。

 

その言葉に激高した彼は、「なに?地獄?…死にたいのか!」と、ジウォンに手を上げる。

 

殺意に満ちたミンファンの顔を見て、「これだった…殺して…今回は確実に殺すことね。でないと私があんたを殺す」と、ジウォンは挑発する。

一旦、落ち着いたかに見えたミンファンだったが、「死ね…望みどおり殺してやるよ」と、ジウォンの首に手をかけ、締め始める。

 

 

その顔を見て笑うジウォンに、もう止まらなくなったミンファンは、両手で首を絞め始め、その手に力を込める。

そして、ジウォンの頬を涙がつたう。

 

 

ゆっくりと目を閉じながら、脱力してゆくジウォン。

 

 

そこへジヒョクが現れ、ミンファンを蹴り飛ばし、彼の暴挙を止められたが、

意識を失い、倒れるジウォン。

 

 

ジヒョクがすぐさま駆け寄り、必死で声をかけるが、彼女は動かない。

 

 

ジヒョクに蹴られたミンファンは、「このクソ野郎」と、怒りに震える。

 

 

『結局、パク・ミンファンに殺される運命だったの?』

 

______________________________________

 

14話感想と見どころ(後編)

 

えええ~!!なにこの終わり方!アセアセ

あまりのラストに、狂ったミンファンがジウォンを殺そうとするシーンは、とても観てらんなくて、2回目以降早送りしましたガーン

 

予想通り、ジヒョクが来てくれたから良かったけど、ミンファンは怒りに任せてジウォンを殺した後、ユラに後始末を頼むつもりだったのでしょうか…もやもや

 

ジウォンも、ミンファンを挑発しすぎたかも…と思いましたが、積年の恨みを持っているジウォンは、クズ男に、ぎゃふんと言わせたかったのでしょうね爆弾

 

もちろん、ジウォンがタイムリープしてきたことを知らないミンファンは、何故、そこまでジウォンが自分を恨み、陥れようとするか理解できないので、スミンも他の人も含めて、感情の交錯がややこしいドラマだと思いましたショボーン

 

序盤から中盤にかけて、ジウォンが二人にやり返し、スカッとさせるドラマから、

一転、ドロドロの復讐劇になっていき、あらら~タラーこれ、どうなっちゃうの?と、思った次第です。

 

今回は複数の人が選択を迫られたり、最悪の選択をする回でした。

ウンホは、どう見ても怪しいユラの提案を断り、無職になるも、ヒヨンのお陰で道が開けますニコニコ

(ウンホがダークサイドに落ちなくて、ホント良かったキラキラ

また、ユラの秘書にもジヒョクは選択を迫ります。

スミンは蓄財もあることから、ミンファンとの離婚を決めます。

 

そして最悪の道に走った二人ムキー

ユラはスミンの父親たちを殺害を決行。

ミンファンは怒りに任せ、ジウォンを殺そうとしますムカムカ

(もはや、ホラーですドクロ

 

ジウォンを殺そうとしたミンファンに、次回、激おこのジヒョクが、どんな手で思い知らせるのか、楽しみになりましたキョロキョロ

 

ジウォンとジヒョクの行動で変わったこと

 

①前回で絆を深めたジウォンとジヒョクは、

もう離れないと決める。

 

②ジウォンの運命が、夫に苦しめられるヤン課長に移る。

 

③ジヒョクはイ室長に相談しなかった事を反省し、二人に信頼関係ができる。

 

④ユラは実行犯のチョン・マンシクとペ・ヒスクに、中国で過ごすよう提案する。

 

⑤夫を姦通罪で訴えると決めたヤン課長にジウォンは付き添い、自分の状況と重なることから、ガラステーブルを破壊し、課長の命を救う。

 

⑥離婚を決めたヤン課長に、イ室長が力になることに。

 

⑦運命が移ることに、ある共通点を見つけたジウォンは800億を武器に、ミンファンを誘惑し、スミンに殺意を向けるよう仕向ける。

 

⑧自分がジウォン殺害に関与したことをジウォンに知られていなく、更に自分と、よりを戻したがっていると、思い込んだミンファンは、ユラに実行犯たちの処分を依頼し、スミンに離婚を切り出す。

 

⑨ミンファンの話を聞き、ユラは実行犯の二人を殺害することに決める

 

⑩ヴェルテルを買収したユラは、ウンホに要求を言い、選択を迫るが、ウンホは無職の道を選び、その結果、大企業の企画に協力することになり、救われる。

 

⑪ユラの秘書から情報を得たジヒョクは、ミンファンがユラと浮気していることを知り、ジウォンに伝え、ユラに赤いハイヒールと缶入りキャンディーを贈る。

 

⑫ミンファンとユラの関係を知ったジウォンは、侮蔑の言葉を添え、ミンファンとの関りを絶とうとする。

 

⑬ユラは秘書に命じ、チョン・マンシクとペ・ヒスクの殺害を実行する。

 

⑭ジウォンの言葉に激怒したミンファンは、ついにジウォンを殺害しようとしてしまう。

 

 

こんなところでしょうか…

いつもながら、長文で失礼します。ここまで読んで下さった方々に感謝致します。

 

それではまた次回~アンニョン~💗