前回に続いて、私の夫と結婚しての各話ストーリー、感想、見どころなどなど、書いていきます。

 

ネタバレありです。

 

12話ストーリー二人の苦悩と悪意の向かう先~(前編)

 

自分のこれまでの人生を振り返るジウォン。

 

 

昔からハズレばかり引いてきた。真面目なのに、生活にあえぐ父が、いつも気の毒で悲しかった

 

 

中学の時、母親が家出し、父に母を連れ戻すよう頼むジウォンに、それには答えず、「欲しいものは?なんでも言え」と言う父。

そんな父に「車を買い替えなきゃ、今にも壊れそうな音がしてる」と言うと、「そんなこと言うな、車が聞いてるだろ」と、車を大切にしていた父。

 

 

危ないからと、父の身を案じても、「こいつは俺を殺さない!おまえが独りになるだろ…」と、言う父に、「安全運転で。夜に戻る?」と、笑顔を向けるジウォン。、「明け方になる。戸締りして寝ろよ」と、父は笑顔で仕事に向かった。

父を見送りながら、「家に金目の物なんてないのに…」と、呟くジウォン。

 

*        *        *

 

父子家庭になったジウォンは、近所に買い物に行くと、家出した母親の噂と、結婚相手を誤ったと、父の批判を聞かされる日々を送る。

 

 

“母親が逃げた哀れな子”何でも筒抜けになる小さな町でのウワサ話は、多感な思春期を過ごしていた私を傷つけた。

 

 

ある雨の日、道で傘もささずに歩く父を見かけ、その後を追うと、とある家の近くで足を止めた。

そこには、家出した母親と他の男が、ひとつの傘の中に収まり、楽し気にその家に入って行く姿があり、ジウォンは衝撃を受ける。

その状況を、ずぶ濡れになりながら、震えて見ているだけの父。

 

 

傘もささずにジウォンは走った。あの、いつもの堤防まで走り、声を出して泣いた。

 

 

この人生を受け入れるしかなかった。足りないものばかりの人生を…私がそういう人生を歩むのは、仕方がないことだと……

 

 

ある日、買い物をしていたジウォンは、財布がないことに気付き、店の女店主に

「母親がいないと、こういうところで分かる。ダメな母親を持ったら自分がしっかりしないと」と、言われてしまう。

うつむいて、非難に耐えるだけのジウォンの後ろから、突然、「そんなの余計なお世話です」と声が聞こえ、振り向くと、同い年くらいの女の子が財布をジウォンに差し出し、「これ、あなたの?」と声をかけてくれ、財布を受け取りながら、微笑み返すジウォン。

 

 

その少女の胸には“チョン・スミン”の名札があった。

そして、約7年前、ミンファンと付き合う直前の頃を思い出すジウォン。

 

 

だから、何でもよかった。手を伸ばせば届く感覚を求めていたから…

それが地面か沼か、見分けられなかった。

 

 

だけど、二度目の人生は無駄にしないと決めた。私は戦いながら成長して、幸せになるつもりだった。いつもハズレばかり引く人生などありえない。今度こそ当りを引き、幸せになれると信じていた。

 

 

だが、現実は、ジウォンの前にジヒョクの婚約者を名乗る女性が現れ、彼に「話したくても電話に出ないし、会おうとしても連絡がつかないから、戻るのを待ってたの」と、話す女性。

ジヒョクに「ジウォンさん、説明させてくれ」と言われるも、彼の手を離し、その顔を見つめるジウォン。

 

 

だが、違った…私は相変わらず、ハズレを引いている。

 

*        *        *

 

酷く混乱し、疲弊したジウォンが、部屋に入ると、ヒヨンから電話がかかってくる。

「今は、ちょっと…」言い、電話を切ろうとすると、ヒヨンから、ヤン課長が胃ガンになったことを知らされる。

 

 

立て続けの悪い出来事に、茫然自失となり、その場に座り込んでしまうジウォンは、己の無力さに涙し、自嘲する。

 

*        *        *

 

ユ家本邸―。

ユ会長のもとへ、ジヒョクの元婚約者オ・ユラが訪ねて来ていた。

「一寸先は闇なので、人生は難しいです。大人になれば、上手く生きられると思っていました」と、語るユラに、君はよくやっている。先日のワン常務の騒動の件のコラムもいい出来だったと褒め、U&Kの不祥事の尻拭いまでさせてと、謝罪する会長。

 

 

ユラは「いつも父が“U&Kの家族だと忘れるな‘と。ひとごととは思えないんです」、と、笑顔を見せる。

その返答に満足したユ会長は、「オ会長はいい娘を持って幸せだ」と言うが、

「いい娘なら婚約を解消されなかったでしょう。言われるがまま婚約しましたが、ジヒョクは無愛想ですし、男として見てませんでした。なので、破談の話にすぐに同意しましたが…カッコよくなってて…何かあったんですか?」と、素知らぬ振りをする、オ・ユラ。

 

 

ユ会長にも会いたいからと、しばらくの間、韓国滞在を決める。

 

*        *        *

 

オ・ユラは、帰国前から、ジヒョクに監視をつけており、

ジヒョクとジウォンが付き合っていることは、以前から把握済みだった。

 

 

ジウォンの身辺も調査済みで、ジウォンの気持ちを勝手に推し量り、長年付き合った彼氏が親友と結婚しても、次の彼が財閥3世なら構わないのだろう、と、せせら笑う。

 

*        *        *

 

自分の運命を、なぜかヤン課長が背負うことになってしまい、自分のせいだと考えたジウォンは、車を買い、病院への送迎をする。

 

 

その車内で、ジウォンが検査結果を聞くが、あまり良くはなく、多数の手術待ちの患者がいるとのこと。

今は医療が発達してるから、と強がるヤン課長だが、ジウォンの前では強がれないと、涙をこぼす。車を路肩に停め、ジウォンはヤン課長に、一人で耐えるべきじゃないと言い、彼女を抱きしめながら、「今は耐えずに、私の腕の中で泣いてください。今は泣くべきです」と、慰める。

 

 

ヤン課長を抱きしめながら、ミンファンの結婚で終わったのではないのか?と、自分の運命を、スミンにすべて背負わることが叶わなかった事実に困惑するジウォン。

 

*        *        *

 

新婚旅行中のミンファンとスミン。

安価なホテルの一室で、スマホを眺めるミンファンとそれをにらむスミン。

 

 

「おい、そんなに俺をにらむな、ここが嫌なら母さんに言え」と、ミンファンが面倒そうに言うと、「無理よ、あなたから言って」と返すスミン。

 

 

「なぜ俺が?母さんの言う通り、妊婦に飛行機はよくない」と返され、溜息をつき呆れるも、「まぁ、いいわ。旅行は重要じゃない」と切り替えるスミン。

ミンファンに、「私たち、幸せに暮らしましょうね。あなたは家長よ。子供も…」と、スミンが言いかけると、ミンファンは急に声を張り上げ、「待て、俺が家長だと?!やめてくれ」と、怒鳴る。

 

ミンファンは、スミンに少し言い過ぎたと思ったのか、軽く溜息を吐き、スミンの手を握り、「スミン…おまえは全部完璧だけど、結婚というものが分かっていない」と、独自の結婚論を語り、結婚式での騒ぎに文句を言わない自分を見習えと、スミンを諭す。

しかし、彼の言い分に納得できないスミンは、「招待状の件でスマホを投げられた」と言い、これにキレたミンファンは、「おい!それは別の話だろ?!」と、大声を上げ、驚くスミンに、「ダメだな、もういい」と吐き捨て、外に出てしまう。

 

部屋に残されたスミンは、式でジウォンに言われた言葉を思い出す。

“私が捨てたゴミを拾ってくれて良かった”

「違う…」と、頭の中で必死に、ミンファンへの不安を否定するスミン。

 

*        *        *

 

ホテルの外で友人と電話中のミンファン。

彼は友人の手を借り、親が保証金詐欺の被害に遭ったことにし、その保証金3億6千万ウォンを、自分の口座に振り込ませる。

 

 

偶然、その会話を聞いてしまったスミンは、ミンファンに多額の借金があることを知ってしまう。

 

 

*        *        *

 

その頃、会社ではミールキットの企画が、突然暗礁に乗り上げ、電話確認に追われる、キム代理を除くマーケティング1課の社員たち。

 

 

そこへ遅れて出社してきたジウォンに、早速嫌みを言うキム代理。

ジウォンも、ヤン課長不在の今、キム代理の勤務態度について指摘するが、ミールキットの件は見る必要がないから見ないんだ。と言われてしまう。

 

何があったのか、とヒヨンに聞くと、企画に参加するシェフたちが急に契約をキャンセルしてきたという。

 

 

これは元課長のキム・ギョンウクが裏で手を回したのかも知れないと、考えるヒヨン。ヤン課長を心配するヒヨンに、家に送り届け、療養が必要だとジウォンは話す。

 

ジウォンとヒヨンのいる部屋のガラスの壁面を、ジヒョクがノックし、ジウォンは別室に呼ばれる。

 

 

窓の外に視線をやるジウォンに、「怒れる立場じゃないが、話も聞かずに避けられるので呼び出すしかありませんでした」と話すジヒョクに、「すみません。考える時間が必要でした…混乱していたんです…二度目の人生では、ただ、あの二人を結婚させることだけを考えていました。その中で部長は私にとって、贈り物のようでした」

 

 

真っすぐにジヒョクの顔を見て、そう話すジウォンに、ジヒョクはやりきれない表情で溜息をつき、「未来で私は結婚していました?…関係を清算する時期を早めただけです。ユラとは家族ぐるみの友人で、恋愛感情がなくても結婚できると思っていた。でも違った、だから清算した」

「恋愛感情なしに結婚できるんですか?」

「そんな夫婦もいます」

 

 

気まずい沈黙を挟んで、ジヒョクが言葉を続ける。

「…実を言うと…ジウォンさんの葬儀で自分の気持ちに気づいたんです。だから戻って整理をつけた。それが全てです」

「分かりません…今はすべて言い訳に聞こえます」

今にも泣きそうなジウォンに、ジヒョクは彼女の名を呼び、近寄ろうとするが、彼を遠ざけるジウォン。

 

 

「部長を責めてはいません…ただ、幸せな夢を見ていたんだと気づいたんです」と、涙を浮かべるジウォンに、「あの時、湖で言ってましたよね。家族はいいものだと…家族を作りたかったし……そうですね、私は間違えました」と、自分の選択の過ちを認めるジヒョク。

そんなジヒョクに、自分の思いを話すジウォン。

 

 

「私の母は、私が14歳の時、家出をしました。“愛を見つけた”と…私の為に14年間耐えたそうですが、何年耐えたにせよ…残された者は…傷つくんです…どんな関係でも、一度始めたら、どちらかが一方的に終わらせるべきじゃない」と、言い、涙をこらえ、この場から去ろうとするジウォン。

 

その腕を掴み、少しの沈黙の後、ジヒョクは、半年交渉した末、アメリカから胃がん専門の名医を招聘し、その医者の名刺をジウォンに渡し、ヤン課長はすぐに手術できると告げる。

 

 

涙ながらに、その名刺を受け取ったジウォン。

席に戻るなり、知らない番号から電話がかかってくる。

 

*        *        *

 

電話の主はオ・ユラで、ジウォンは彼女に呼び出される。

 

 

ジウォンが到着するなり、口を開くユラ。

「呼んだ理由は明らかよね、こうするしかなくて。来てくれたのね」

ジウォンは席に座り、ユラと対峙する。

「話すのが礼儀だと思って来ました。でも、何もないので…」

 

 

ジウォンの言葉を遮るユラ。

「勝手に判断しないで。私は気になるわ」と、ユラに言われ、「すみません、婚約者の存在を知らず…もう、会わないつもりです」 

謝罪するジウォンに、「生きていれば意図せず人を傷つけることもあるけど、“知らなかった。もうしない”は通用しない」と、言い、ジウォンを見る。

 

 

「では、どうすれば?…好きでした。いつの間にか好きになったんです…少しの間、幸せな夢を見ていましたが、事実を知り、気持ちの整理をつけました」と、今の気持ちを語るジウォンを鼻で笑い、「”好きになった“って面白い言葉ね…7年付き合った元カレは?その長さなら夫婦も同然じゃない。なぜ急に入社7年目に突然上司を好きになったの?」

 

ユラの問いに、言葉が見つからないジウォンに、「ジヒョクがU&Kの後継者だから?」と、聞かれ、違うと断言するジウォンに、「じゃあ、初耳?」と、問い詰める。ジヒョクの境遇を知っていても、知った経緯を説明できないジウォンは、返答できない。

 

 

言葉が出ないジウォンの表情を見て、「知ってたのね」と、愉快そうに笑うユラ。

「すべて話したので、私はこれで」と、席を立ち、帰ろうとしたジウォンの前に、テーブルにあったワイングラスを床に落とし、足止めする。

 

 

 

ユラの暴挙に驚くジウォンに、「あんたみたいな人は大嫌いなの。分不相応に欲張っておいて、否定する。知ってるくせに、とぼけて」 

立ち上がり、ジウォンの前に立ったユラは、「人生が変わるって分からないほど、バカじゃないでしょ」と、ジウォンの顎に指をかけ、睨む。

 

 

ユラの人間性を垣間見たジウォンは、鼻で笑い、「くだらない…私もあなたみたいな人が嫌いよ。皆、自分と同じだと思ってる。あなたは“後継者”にこだわってるけど、私は違うわよ。私の人生は、ユ・ジヒョク無しでも変わった」と言い切り、ユラの前から去るジウォン。

 

 

思わぬ反論をくらい、ジウォンに腹を立てるユラ。

 

*        *        *

 

帰宅したジヒョクは、部屋の前に、ジウォンに贈ったネックレスが置いてあり、彼女の決意が揺るがないことを知る。

 

 

その頃ジウォンは自室で、己を奮い立たせ、現状の把握を始める。

 

 

ジウォンの運命をスミンが引き継ぐかと考えてたが、ヤン課長がガンになり、もしやこの先、ヤン課長に最悪な事が起こるのでは、と、不安になる。

 

*        *        *

 

その頃、ヤン課長は両親と娘に見送られ、夫と車に乗り込んでいた。

 

 

その様子を車で見守るイ室長は、「俺はなにしてんだか…」と独り言ちる。

その場には、カルビ店で働く女性の姿があり、あの晩に店で、ヤン課長の夫とあやしげな雰囲気だった女性だと分かり、いぶかる室長。

 

*        *        *

 

会社にて、ジウォンはこの運命の入れ替わりに、なんらかの法則があると考える。

ミンファンとの結婚ではなく、運命は“夫”と関係してる?と。

 

悩むジウォンに、ヤン課長から“イ教授と治療スケジュールを決めた”“すぐ手術日も決まりそう。なぜかずっと1枠は空けていたそうよ”と、朗報が入る。

 

 

ジウォンは、自分が胃がんになっても、すぐ対応できるよう準備していたジヒョクの行動を知り、部長室のガラス越しに彼を見つめ、彼もまたジウォンを見つめていた。

 

*        *        *

 

新婚旅行から帰った、ミンファンとスミンは、母ジャオクに保証金詐欺に遭ったことを告げる。

 

 

怒ったジャオクは不動産の担当者に連絡しようとするが、それを必死で止めるミンファンに、当り散し、息子を叩くジャオク。

更にジャオクは「元はといえば、あなたが悪い。男は無知だから嫁選びが大事なの。急いで決めたばかりに…嫌な予感がしてたのよ。やっぱりね…」と、詐欺に遭ったのはスミンのせいだとなじる。

 

 

ジウォンの考えた通り、彼女と性格が違うスミンは、前回のジウォンのように言われっぱなしでいる訳がなく、ジャオクに反論する。

「お義母さんが家を決め、彼に契約させておいて、なぜ私のせいに?そもそも、持ち家から賃貸になって我慢したのに…」と。

 

 

嫁の口の利き方に憤慨したジャオクは、身一つで来たくせにと、返すが、スミンは「私、お金はありますよ。彼がここに住もうと言ったのも…」との言葉に、ミンファンが反応し、「契約社員のおまえが、なぜ金を?」と、言ってしまう。

母に嘘をついていたことがバレたが、適当に誤魔化すミンファン。

 

投資して稼いだと話すスミンは、「こうなれば、私も楽しくないです、今までだって私が合わせてきたし、新婚旅行中に夫に借金…」と、言いかけたのを、慌ててミンファンが遮る。

 

 

「とにかく、もう、彼をぶたないで下さい。うちの家長で子供の父親です。それとも私が家を出ますか?」と、ミンファンを庇うスミン。

 

ミンファンの部屋で、彼は隠していた酒を手にし、「結婚も悪くないもんだ。味方ができた」と喜び、子供が生まれたら、母は家を買うはずだとスミンに言う。

「子供はいない」と言われ、酒を吹き出し、驚くミンファン。

そこへジャオクが部屋の扉を開け、文句を言いながらも、二人の同居を認める。

 

子供がいないとはどういう事かと、聞くミンファンに、スマホを投げつけられた日から、腹痛がし、流産したと告げるスミン。

悲しませるから誰にも言えなかったと、彼女の気持ちを聞き、荷ほどきしながら、罪悪感で涙を流すミンファン。

 

 

部屋では、スミンが胎児の超音波写真を見つめ、悲しむ芝居をしていた。

 

 

それを見て、切なくなるミンファンだが、子供の為にと、国産牛を食べたいと言われたことを思い出し、新婚旅行中には既に流産していたと、スミンの嘘に気づく。

だが彼女に、家がないのにあると言われたと、返され、何も言えなくなるミンファン。

 

*        *        *

 

その夜、会社でひとり残業していたジウォンに、ヒヨンが差し入れ持参で声をかける。場所を移して、差し入れのスナックとビールを楽しむ二人。

 

 

この差し入れはジウォンの為に、ジヒョクが買ったのだと話すヒヨン。

驚くジウォンに、「兄らしくなく、遠慮がちに気遣うのは、ユラさんのせいですか?」と聞く。

戸惑いながら、うなずくジウォンに、「最近、祖父に会いに来ていました。婚約破棄した理由がカン代理でも兄の変化でも、私は大賛成です。兄が婚約したのは私のせいなので…兄は私の地面になるような家族を作ると言いました。以前の兄は恋愛に無関心で、感情を表に出さないで、コツコツ努力するロボットみたいな人でした。でも最近は変わりました」と、話すヒヨン。

 

*        *        *

 

会社から、ユ家本邸に向かうジヒョク。

到着すると、祖父を訪問していたユラが帰るところに出くわす。

祖父にユラを見送ると言い、並んで歩き出すジヒョクとユラ。

 

 

ユラに、「何のつもりだ」と、彼女の意図を聞くと、ジヒョクの最近の変化を指摘し、あくまでユ会長に会いに来たと言い、ジヒョクに関係なく、会長とは今までどおりだと話すユラ。

 

それに対し、「おかしな話だ、祖父に急接近している。2月8日に帰国して、今日で3回目だ。5年間の婚約期間にはなかった」と指摘するジヒョク。

 

 

それに微笑み、「そういうところよ。仕事一筋だったお坊ちゃまが、繊細になった。あの女のせい?」と問うユラに、「婚約破棄を受け入れたはずだ」と言い返すが、「女がいると知る前の話よ。誰かが私のものに手を出すのは、嫌なの」と、ユラ。

 

*        *        *

 

ヒヨンがジウォンに話を続ける。

「それに、オ・ユラはまともに見えても、恐ろしいイカれ女です」と。

 

*2017年ー*

ヨガ中のユラの元にジヒョクが寄り、秘書を下げさせ、彼女の暴力行為の被害者の診断書を突き付けるジヒョク。

 

 

それに対し、顔色ひとつ変えず、「その女が悪い。私のものに手を出した。誰かが私のものに手を出すのは嫌なの」と言い放つユラ。

 

*        *        *

 

ヒヨンの話を遮り、「部長はいい人だけど、単に私の問題だから、その話はやめよう」と言うジウォンに、ヒヨンは告白する。

「カン代理、実は兄とは実の兄妹ではありません…私と私の母のことで兄は傷ついてきました。…だから兄には、浮気など絶対できない人です」と。

 

 

ヒヨンの言葉に心が揺れるジウォン。

 

*        *        *

 

ユラを見送ったジヒョクは祖父のもとを訪れる。

ユラと話したユ会長は、U&K代表の妻の座を狙う執着と、家を守るための強欲さを持っているユラを選ぶべきだと、ジヒョクに言い聞かせる。

 

 

それに頷き、「おじい様に言われた通り、そうすべきだと思ってました……おじい様、母の存命中に父がチャ女史と会っていたのは何故です?チャ女史は母よりも強欲さが勝っていたのですか?…私はチャ女史が好きでした。病気がちの母よりも頼れたからです…もっともヒヨンと私が5歳差なのは不自然だと気づくまでは……

 


それを知ってからはヒヨンも哀れでした。だからユラと婚約し、辛くても耐えたんです、父のようになるまいと誓ったから…ですが、耐えるべきでなかったと分かったのは、結末を見た時です。でも…私はどうしたらよかったのでしょうか……難しすぎます」と、心情を吐露するジヒョク。

 

 

その目にはいつの間にか涙が溢れていた。

 

 

Capture12-2につづく

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12話感想と見どころ(前編)

 

今回は鬱回なので、短めに…ショボーン

オ・ユラ/BoAの登場で、今度はジヒョクの前回の人生の悪縁が、ジヒョクとジウォンを苦しめます。

 

嫌な展開になってきますが、BoAの口元が気になって、途中、話が頭に入ってきませんでした唇

7話で出てきたクラウド航空とKエリートツアーの副社長のユラ。

どうやらサイコ入ってて、ジヒョクが婚約解消できたのが2021年か、2023年かな?

かなり長い婚約期間でしたねアセアセ

ヒヨンはジヒョクより先に、ユラがイカれ女って見抜いていたみたいですねニヤリ

 

ユラはジヒョクの見た目の変化に、何かを感じて、早くからジヒョクを監視してたみたいですね。

クリスマスの時から、結婚式の日まで監視されまくりで、初見では一体どーなってんのはてなマークと思った次第です。

何かを変えれば、何かが変わるのですね~えー

 

ジウォンてば、お母さんの事で傷ついたのは分かるけど、ジヒョクの話くらい、聞こうよ~と、ハズレって決めつけないで~って思いましたが、ジウォンはジヒョクに、ずっと自分のこと好きだった言われてたので、突然の元婚約者の出現に、かなり傷ついたのでしょうガーン

 

ジウォンはジヒョク以外にも、悪い事態がドンドン襲ってきて、考えることがいっぱいで、すごく大変そう…ガーン

ヤン課長の胃ガンのこととか…企画のこととか…。

 

ユラにジヒョクのことで問い詰められた時、確かに7年付き合った彼氏がいて、突然、上司のこと好きになったのか聞かれても、本当のことが言えないジウォン。

ユラみたいな人は、ジヒョクが財閥の後継者と知ったからと、考えるでしょう。

だけど、スミンで鍛えられたジウォンは、ユラに見事に切り返し、スカッとしましたニコニコ(確かにジヒョク無しでも、彼女の人生は変わったので)

 

だけど、ジウォンが強くなれば、敵も強くなるもの…ガーン

 

今回はとにかく、ジヒョクがずーっと、どんより曇ってます魂魂

もはやジウォン無しの人生はありえないレベルの落ち込みよう…泣

(韓国の俳優さんはホント、表情の演技が上手いですよね)

 

そして、ヒヨンの出生の秘密!!

実の兄妹じゃないって、婚外子か再婚相手の連れ子か、どっちなんだろうと思いましたが、その辺はハッキリしませんでした。

 

一体、ミンファンの借金て、一体いくらあるのか気になりましたポーン

ミンファンがスミンの流産を知って、泣くところは意外でした。

クズ男だけど、ある程度の良心はあったんですね~真顔

 

最後に、ミンファンとスミン、なかなかお似合いじゃないですか?(笑)

 

こんなところでしょうか…

 

次回Capture12-2につづく

 

それではまた次回~アンニョン~💗