前回に続いて、私の夫と結婚しての各話ストーリー、感想、見どころなどなど、書いていきます。

 

ネタバレありです。

 

9話ストーリー~ジヒョクの孤独と婚約の行方~(後編)

 

ユハンデパートにてー。
ジウォンはヒヨンと買い物した時に見かけ、前回の人生ではミンファンがスミンに買ったピンクのバックをねだる。
一度は高すぎるからと、買うのをためらうミンファンだが、ジウォンがデパートの店員を味方につけ、ミンファンの無駄に高いプライドを持つ性格を利用し、そのバックを買わせる。
それを皮切りにジウォンは、目に付いた服飾を次々とミンファンに買わせることに成功する。

 


 

カフェにて沢山の買い物袋に囲まれたミンファンは、思わぬ想定外の出費に嘆いていた。
そんなミンファンの様子をコーヒーを買いながら、ジウォンは欲しくなかったけど、私に買わなければ、スミンに買っていたはずと、心の中で呟く。

 

ミンファンと向かい合って座るジウォンは、買ってもらったバックがすごく気に入り、これであなたのご両親に遭っても気後れしないで済むし、家族ができるのは嬉しいと言い、女の幸せは男次第だと語るミンファンに、もちろんよと、満面の笑顔で幸せを演じるジウォン。

 

散財させられたミンファンは、顔合わせの食事代の分担をジウォンと折半にしたい様子。
会話の途中で、ジウォンのスマホにウンホからの着信画面がミンファンの目に入る。ウンホがレストランのシェフでジウォンの友達だと知っているミンファンは勝手にその電話に出てしまう。

 


 

ジウォンに電話したつもりが、男が出て戸惑うウンホに、ミンファンはジウォンの彼氏だと挨拶し、彼女と両親の顔合わせをするので、ウンホの店を利用したら、友達割引してくれたらありがたい。と、止めようとするジウォンを無視し、一方的に話を進めてしまう。

 

 

電話が切れ、ジウォンが結婚すると知ったウンホは放心状態に。
そんなウンホの目の前には、かつてジウォンをいじめた、ハ・イェジたち三人の姿が。

 

 

どうやら、スミンの嘘を信じてジウォンを3年間苦しめていたことを謝罪したくて、ウンホに仲立ちを頼んだ模様。
特に主犯のハ・イェジはかなり反省し、自分の過ちを後悔しているよう。
イェジたちの話が耳に入って来ないウンホに、ミンファンから“顔合わせは12月初旬の予定です”とメールが入る。
ウンホは気を取り直して、イェジたちに「結婚祝いで埋め合わせしたらいいよ」と言う。ジウォンが結婚すると知り驚く三人。

 

 

ジウォンから折り返しがあり、イェジたちから離れ電話に出るウンホに、ジウォンは謝罪し、さっき、あの人が言ったことは忘れてと言うも、ウンホは結婚おめでとうと祝福し、「きみは俺の初恋の人だ。やらせてくれ…ジウォンの家族になる人だろ。最高のもてなしをするよ」と、自分の気持ちに蓋をし、言うウンホ。

そんなウンホの優しさに触れ、申し訳なくて何も言えないジウォン。

 

*        *        *

 

病院の特別室に、入院した祖父を見舞いに訪れるジヒョク。

 


 

孫の顔を見るなり「入院したというのに、今頃お出ましか。待ちきれずに死ぬところだった」と文句を言うユ会長に「10年後もお元気ですよ。日本から戻るなり空港から駆けつけました」と答える。

 

日本にいるオ・ユラと滞りなく、婚約を解消したことを報告するも、ユ会長は惜しいことをしたと、納得がいかない様子で、ジウォンを引き合いに出す。
そんなユ会長にジヒョクは「おじい様、彼女は関係ないです。私と彼女は今後も…」と強弁しようとするが、会長に「関係ないわけがない」と遮られる。
「私の片思いです!」と言い返すジヒョクに、「婚約者のいる相手を好きになって、家同士の約束を破るとは。別荘でヨットに乗り花火だと?ドローンまで飛ばしたそうだな。片思いの度を越している」と言われる。

 

 

「私の行動はすべて監視していると?」問うジヒョクに、「当たり前だろ、会社の運命はお前に懸かっている。お前はU&Kを背負って立つ人間だ。今後40年は60万人以上の社員を養っていかねばならん。恋だの愛だのと言っている場合じゃないんだ」と答え、溜息をつく祖父の姿をジヒョクは見つめ、2023年に自分が事故死し、悲しんだ祖父の心情を思いやれていなかったと、己の見落としを反省する。

 

無言で自分を見つめる孫に「何だ?」と問うと、ジヒョクはおもむろに祖父の半身を起こし、その手を握り、「大丈夫です…心配しないでください」と言い、祖父をそっと抱きしめ「ごめんなさい、おじい様」と、穏やかな声音で謝る。
孫の意外な行動に戸惑うユ会長。

 

 

*        *        *

 

その夜、ジウォンのアパートの近くに車を停め、ジヒョクは彼女の為に買ったオーセンティックの紙袋を見つめていた。
そこへジウォンが通りかかり、嬉しそうに車の窓を叩く。

慌てて紙袋を後部座席に隠すジヒョク。

 

 

 助手席にジウォンが座り、どうしてここに?と尋ねる彼女に、偶然を装うとするも「ジウォンさんに会いたくて来たんです」と素直に言うジヒョクに微笑むジウォン。
彼の顔色を伺い「もしかして何かあったんですか?」と聞くジウォンに、「望みは何か聞きましたよね。考えたこともなかった…生まれた時から決まっていたから…それでU&Kの為に勉強して努力してきたんです」と自分の境遇を語るジヒョク。

 

 

ジウォンは、ジヒョクから川の中で切実な顔で「地面になりたい」と言われたことを思い出し、「でも、今はなりたいものがあるじゃないですか?」と尋ねるが、「ありません…無理だと分かったんです」と返答するジヒョク。

 


 

寂し気なジヒョクを励ます為、「今すぐできる簡単なことからやってみては?」とジウォンは提案し、過去に戻って最初に、あの二人に社食をぶっかけてやったことで、冷静になれたと話すジウォン。
最終的には自分が幸せになることが大切で、「私が好きなことをして、私が好きな……友達と付き合う…」と言うジウォンの顔を見つめるジヒョクは、「手を…握っても?」と聞き、そっと彼女に右手を差し出す。
二人の手はゆっくりと重なり、指を絡め合い、互いの瞳にほんのりと涙が浮かび、微笑み合う。

 


 

ジヒョクは「パク・ミンファンとチョン・スミンを結婚させて、ジウォンさんには幸せになって欲しい」と心から告げる。

 

*        *        *

 

顔合わせ当日ー。
服装のことで揉めるミンファンの両親。
揉めていると遅れそうだと、ミンファンに言われるが、キム・ジャオクは30分は遅れて行き、相手が待つのは当然だと言い放つ。
ミンファンが母親に新居のことを聞くが、返事は返って来ず、溜息をつくミンファンにスミンから、“家の前にいるから下りてきて”とメールが入る。
顔合わせ当日にも関わらず、突然現れたスミンに仰天しながらも、スミンの誘惑を断り切れないミンファンはスミンと車の中へ。

 

*        *        *

 

会場となったヴェルテルでは、総シェフのウンホ自らジウォンの為に席の準備をしていた。

ウンホの脳裏に高校時代のジウォンが浮かび、その背中には寂しさがにじみ出ていた。

 

 

ミンファンが店に到着するが、とっくに来ているはずのジウォンの姿がない。
ジウォンに電話し怒るミンファン。
ジウォンより先に両親が到着。

焦るミンファンは彼女はもう来てるが、トイレに行ってると誤魔化す。
 

そこへ、入り口から場にそぐわない装いのジウォンが堂々と現れる。

 

 

ジウォンの格好に目を見開き、驚く三人に、颯爽と近づき平然と挨拶するジウォン。ジャオクの顔を見て「あの時の?ですよね?」と声をかけ、ジャオクも料理教室で会った生意気な娘が息子の相手、しかもこんな格好で…と怒り心頭の様子。

 

 

会食が始まり、早速ジャオクのジウォンへの口撃と質問が始まる。
前回での経験でどんなことを言われるか予想がつくジウォンは、それに笑顔で答え、実母が14歳の時、浮気をして家出したので影響を受けずに済んで良かった発言し、三人は吹き出してしまう。


ジウォンがかなり気に入らない母に、彼女はとても優しくていい人で、働き者だと売り込むミンファン。
ジウォンに買ってあげた服はどうした?と尋ねるミンファンに、ジャオクが「服を買ってあげたの?」と聞き、うろたえるミンファンの代わりにジウォンが、ミンファンに「頭の先から足の先まで全部揃えてくれました」と答え、「私には赤い肌着をくれたきりね」と、息子に不満を抱くジャオク。

 

*        *        *

 

ジヒョクの部屋にてー。
ジヒョクはイ室長立ち合いのもと、ペット信託契約書にサインしていた。

 


 

「猫は嫌い嫌いだろう?」と聞く室長に、「この子は別です」と答えるジヒョク。
ジヒョクは「もう一つ頼みがあります」と、別件を室長に依頼する。

 

 

ひとりになったジヒョクは、オーセンティックの紙袋からケースを出し、大粒のダイヤが輝くネックレスを眺めながら、「うまくいったかな…」と呟き、愛猫におやつをあげながら、「絶対に守るから」と、決意を新たにし、窓の外の景色にふと目をやるのだった。

*        *        *

 

顔合わせの席にて、メインの肉料理が運ばれて来た頃、ジャオクはジウォンに、あなたが気に入らないと言い、次々と嫁に求める条件を語り始める。
快くそれに応えるジウォンに、満足そうなミンファンと両親。ついでに法事も復活させると言い出すジャオク。
 

いい雰囲気で進む中、ジウォンは「仕事なんてしませんよ」と発言し、金目当てのミンファンと、嫁の稼ぎをあてにしているジャオクは動揺するも、「お義母様の言う通りお二人を敬い、夫に従い、子供を正しく育てていたら1日なんてあっと言う間です」と言い返し、法事に並べる果物の間違いも指摘する。

 

毎年父の法事をしているから知っているのだと言うジウォンに、腹を立てたジャオクは、法事は長男が行うもので、ジウォンの父の罪は息子を持たなかったことだと、言い放つ。
この発言が許せないジウォンは、因縁の義母を“おばさん”と呼び、反撃を開始する。
「おばさん、裁判官のつもり?私の父を罪人にするなんて」と、憎悪のこもった目でジャオクをにらみ、言い返すジウォン。

 


 

ジウォンの態度に怒ったジャオクも「おばさん?いいかげんにしろ!」と声を荒げるが、そこでジウォンは立ち上がり、
「結婚はしません。なら他人でしょ?言っとくけどあなたの息子は大した男じゃない。どんな家でも我が子を大事に思うのは同じなの!よく聞いて、こんな結婚、私のほうから願いさげよ。分かった?!」と、きっぱり言い切り、引き留めようとするミンファンを椅子に押し込め、会場から去って行くジウォン。

 

笑みを浮かべながら、店の外に出たジウォンをミンファンが追いかけ、捕まえ、「何のつもりだ?」と詰め寄る。
怒るミンファンにジウォンは「私たち別れましょう」と告げる。
「別れる?ふざけてるのか?」と言われるも、ジウォンは「もう二度と、関わらないで」と言い放ち、ミンファンに背を向ける。
そんなジウォンの態度に激高したミンファンは彼女に手を上げようとした瞬間、逆にジウォンに投げ飛ばされてしまう。

 


 

偶然その場を見てしまったウンホは驚き、ジャオクと父親も仰天する。

枯れた芝生の上に、無様に転がるミンファンを見下ろし、ジウォンは勝利の微笑みを浮かべるのだった。

 

 

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9話感想(後編)

 

どうなることやらと思ったら、最後スカッとしましたびっくりマーク
ジヒョクとの個人練習の賜物ですね。ジヒョクが(あと後輩たちも)あの場面を見たら、さぞ喜んだことでしょうニコニコ
ジウォンの服装は、うぉ~!そう来たかミニョンちゃんって感じで、良かったです。

 

ミンファンオンマは終始腹立つばかりムキー
まぁ、ジウォンに要求の多いこと。おまえさんはそれ全部やったんかい?!

一人息子はあんなゴミ野郎なのにね~ゲッソリ
ひとりで子供3,4人産んで、育てて家事もやり、フルタイムで仕事までしたら嫁死んじゃうでしょっ!と思ったら、

ああ、嫁がどうなろうといい人だったんだ、このババァはと思い出しました。そしてミンファンアッパの存在感の薄さよ(笑)

 

あげくに、亡くなったジウォンのお父さんを悪く言う始末。

そりゃ、ジウォンがブチギレて当たり前ですよね口笛
 

韓国ドラマでよく見る法事はクソ面倒くさそう…確かリンゴが並べてあった気がしましたが、柿が正解だったのですね。

 

スミンとミンファンはひたすらキモい…キモキモカップルです。
スミンは顔合わせ当日に、ミンファンを誘惑して、結婚を阻止できると考えたのだとしら、あまりに短絡的で自信過剰だなと思いました。

 

ジウォンに言われた通り、出来る事から始めたジヒョクは猫ちゃんの信託契約を頼んだり、身辺整理を始めてしまいました。
ひろい部屋にポツンと座るジヒョクの姿が切なくて切なくて…
生真面目すぎるねん!

 

9話見どころとポイント(後編)

 

感想とかぶりますが、ジウォンがこれまでの憂さを晴らすべく、ミンファンに次々買い物させ、顔合わせでは、かつて酷い仕打ちを受けた親子にやり返すシーンは爽快そのもの。個人的には足りないくらいと思いましたニヤリ

 

スミンはミンファンを誘惑する際、体をツンツン…ギュって、演じた二人撮影中に笑わなかったのかな?
 

ジヒョクはおじいちゃんに核心を突かれましたね。何も知らないおじいちゃんからしたら、7年付き合ってる彼氏がいる女性に片思いして、多額の散財をしてる孫の行動に文句を言って当たり前かと。
 

それにしてもU&Kの従業員数60万人て、埼玉県川口市や東京都杉並区の人口に匹敵し、鳥取県より多いです(鳥取県の人、すみませんショボーン
それを背負うジヒョクはもともと真面目なのもあり、会社の為だけに人生を捧げて来たのでしょうね。

それが彼の右手で書いた人生

 

一緒に酒を飲む友達もいないようだし(後輩二人がいるけど)家族も祖父とヒヨンだけ。心の癒しは猫と景色を眺めること&たまに鉄砲銃
 

過去に戻っても、ジウォンとの未来を諦め、恋人繋ぎまでしたのに、そこから進めない境遇にジヒョクの孤独を感じます。

 

会社では常にクールなジヒョクは、ジウォンの前では終始もじもじしてます。

もじもじして、せっかく買ったネックレスも渡せない泣

受け取ってくれないと思ってるのかな?渡してもいいもんか悩んでるのかな?

 

ジヒョクはイ室長に何か依頼したようですが、それが気になるところ。

自分がまいた種で、ミンファンはウンホにまで醜態をさらすことに。いい気味~ニヒヒ

 

 

ジウォンとジヒョクの行動で変わったこと

 

①ジヒョクの手引きで豪華なプロポーズをしたミンファンをスミンはますます気に入り、略奪心に更に火がつく

 

②ジウォンの行動が変わったことで、スミンは極端な行動に走り、ジウォンとジヒョクは、ジウォンに対するスミンの殺意を知る。

 

③ジヒョクがドローンに花火、別荘にヨットとジウォンの為に用意したことが祖父に筒抜け。ずっと監視されていたと知るジヒョク。

 

④ジヒョクがドローンを運用したことで、祖父、系列会社の株を買い足す。
 

⑤離れてくジウォンを引き留める為、スミンはジウォンに赤いハイヒールを贈る

(立場逆転か?)

 

⑥ジウォンと一緒にいたミンファンは、ウンホの店で顔合わせをすることにし、そこに居合わせたいじめっ子たちもジウォンの結婚を知る。

 

⑥ジウォンと一緒にいたミンファンは、ウンホの店で顔合わせをすることにし、そこに居合わせたいじめっ子たちもジウォンの結婚を知る。

 

⑦ジヒョクの婚約が解消される。

 

⑧ジヒョクは祖父の悲しみに気付き、寄り添い、抱きしめる。祖父は孫の行動に戸惑う(嬉しい?おじいちゃんギャップ萌え?)

 

⑨ジウォンの助言に従い出来ることから始めるジヒョク。

 

⑩ジウォンはこれまでのジヒョクの人生の端緒を知る。
 

⑪ジウォンに服やバックを買ってやったことが母にバレ、母はミンファンに強い不満を持つ。

 

⑫ジウォンの計画通り、義母とミンファンをやり込め、婚約解消?
 

⑬ジヒョクの個人レッスンのお陰で、ミンファンを投げ飛ばし、それがウンホに目撃される。

 

今回はこんなところでしょうか…

長文失礼しました。


それではまた次回~アンニョン~💗