前回に続いて、私の夫と結婚しての各話ストーリー、感想、見どころなどなど、書いていきます。

 

ネタバレありです。

 

7話ストーリー~ジヒョクの覚悟と唯一の望み~(後編)

 

会社にて、ロイゼンタールの株が上昇し続けている話題に社員たちが騒いでいると、その株をジウォンへの借金返済の為に売ったミンファンは、ジウォンに不満をぶつける。
デスクに戻り自分も投資したロイゼンタール株のチャートを開いていたジウォンはミンファンに呼ばれ離席し、その隙にスミンがジウォンのPCを盗み見。
ロイゼンタールのチャートを見て、ジウォンを罵りながら、自分も同社へ投資をすることに。

 

別室にジウォンを呼び出したミンファンは、ジウォンを甘い言葉を添えて、夕食に誘う。
返事に困っているジウォンに、ミンファンはロイゼンタールの株を売って返した金を無心する。
ミンファンは結婚前にスミンを落とす軍資金が必要で、そんな彼の邪な心の内を読んだジウォンは、保険に入ってしまったと、嘘をつく。
自分に貸せる金が無いと知ったミンファンは、大声でジウォンに悪態をつき、TKUの株を売らないと…と言い、どうしたらいいんだと、騒ぐミンファンに、近いうちにTKUテクノロジーが経営破綻し、トップが外国に逃亡する事実を知っているジウォンは彼を借金地獄に追い込む為、TKU株を売らせまいと、お金を貸すことにする。

 


それで上機嫌になったミンファンに、今夜のディナーはやめて週末にスミンと三人で出かけようと提案する。

 

*        *        *

 

週末、公園で三人が集まる。
ご機嫌で、はしゃぐスミン。

スミンを褒めちぎり、取り入ろうとするミンファン。

そのくせ、彼女のジウォンには辛辣な態度をとるが、スミンはどこか嬉しそうにミンファンを諫める。そんな二人の姿に呆れるジウォン。

しばらくして、三人でシートに並んで横になると、ジウォンが「考えてみれば、あなたたちは本当に大切な存在よ。スミンは中学校で初めて会った日から今まで、ミンファンさんは就職してから今まで…私たちは運命の糸で結ばれてるみたい…」と言うと、スミンはジウォンの顔を見つめ「私たち家族も同然」と返し微笑む。

 

 

スミンの笑顔に、二人の浮気現場での、彼女のおぞましい自分への殺意の言葉を思い出すジウォン。

腹に一物があるミンファンは「二人のお姫様の為にも、俺が頑張らないとな。カン・ジウォン俺を彼氏に出来て良かったな」と言いながらジウォンの顔に手を伸ばした時、ジウォンはミンファンに暴力を受けそうになった場面が蘇り、咄嗟に起き上がってしまう。

 

驚く二人に虫がいたからと言うジウォン。
大袈裟に虫を怖がるスミンから、虫を追い払おうとするミンファン。
その姿を見てジウォンは、付き合う前にミンファンが自分にも同じようにしていたことを思い出し「私たちが付き合う前も虫を追い払ってくれたわよね。すごくかっこ良かった」と言う。
「俺が?いつ?」としらばっくれるミンファンに、ジウォンは「スミンも虫が苦手だから、ミンファンさんがいて助かるわ」と付け加える。
そして、ジウォンは彼が自転車の乗り方も教えてくれたことも思い出す。

 

ジウォンのスマホに着信が有り、会社へ向かう為、二人の側から逃げ去るジウォン。
いつも仕事優先のジウォンに不満たらたらのスミンとミンファン。
二人きりになり、ミンファンはスミンに自分が教えるから、自転車に乗ろうと誘う。

 

*        *        *

 

ウンホからの電話をヤン代理からだと二人に思わせて、その場を離れたジウォンは、ウンホに電話をかけなおし、謝る。
どうやら、ウンホはジウォンの会社の前にいるらしく、彼女が到着すると、花束を持ったウンホが待っていた。
ウンホから花束を受け取るジウォンの姿を、ジヒョクが目撃してしまう。
ジウォンの会社の近くの支店で働き始めたウンホは、今度食べに来てくれと、ジウォンを誘う。

 

 

出勤時間の迫ったウンホは手を振りながら、その場を去って行く。
ウンホに向かって微笑みながら手を振るジウォンの姿から目が離せないジヒョク。

 

部長室で憮然とした態度のジヒョクの前に、話があると、ジウォンが現れる。
自分も話があると、ジウォンを席に座らせ、向かい合う二人。
「週末も出勤?」聞くジヒョクに「ミンファンとスミンを二人きりにして、逃げて来たんです」と答えるジウォン。
ジヒョクは2021年の資料に見落としが二つあり、一つは系列会社から独立した、クラウド航空とKエリートツアーの件。
もう一つはイ・ソクジュン室長で、祖父に彼を使えと言われたが、自分が会長に就任すると退職してしまったと、ジウォンに伝える。
何故、辞めたのかも分からないが、扱い辛い人物であり、それがジウォンをミールキットの企画のリーダーに出来なかった理由だと説明する。
ジヒョクは改めてジウォンに向き合い「何でもします。カン・ジウォンさんが必要ならどんなことでもします」と伝える。

 

その夜、店の社長からジヒョクがまた来店したことを知らされるウンホ。
ウンホに対して「どんな人か知りたかったんです。彼女にとってふさわしい人かどうか」と言うジヒョクに、今日は酒は程々にとたしなめるウンホに「どれだけ真剣か確認したい」と言葉を重ねるジヒョク。
「なぜ、あなたに?」と不審そうに尋ねるウンホに「それが私の役目だ」と答えるジヒョク。

 

 

更に料理の味だけで勝負したほうが良いとジヒョクに言われ、余計なお世話と呆れるウンホ。
この夜、酒を飲んでおらず、食事を済ませ立ち上がったジヒョクは「酒は飲みません。やるべきことがあるので」と言い、店を後にする。

 

翌日、ジヒョクがワークショップの開催を社員たちに告知する。
どうやらジウォンの目論見通り、ミンファンとスミンは楽しいひと時を過ごした模様。

企画から外されたヒヨンの為、ジウォンはヤン代理にワークショップの準備担当を任せることを提案。ヤン代理から提案を受けたヒヨンはそれを快諾する。

 

*        *        *

 

秋のワークショップ当日
とある山中のキャンプ場で、マーケティング部の社員たちが一堂に会し、ワークショップが始まった。

 

 

イベントの一つは宝探しで、寝る場所のランクが決まるとのこと。
1位はキャンピングカーで5位は寝袋。順位は名札取りゲームで決まる。
何かにつけて文句を言うスミンに対して、ヒヨンは楽しみましょうと、張り切っている様子。

それに賛同するジウォンに難癖をつけるミンファンに、”死んだらできない”からと言うジウォン。
 

ゲームが始まり、大口を叩いていたミンファンは早速背中の名札を取られ、地面に転がされてしまう。
ジウォンの記憶通りなら、ミンファンはビリ確定で、5番の寝袋で寝たはずで、ジウォンは4番を取って簡易テントで寝た。
スミンは1番のキャンピングカーだった。
なぜか、スミンはいつもいい思いをしていたことを思い出すジウォン。

 

そんなことを考えていたジウォンの腕を、スミンが突然掴み、テントの裏に隠れる。
隠れながら、ゲームを企画したヒヨンたちの話を盗み聞きするスミン。
1番の旗が水の中にあることを知ったスミンは「手伝ってもらえば、楽なんだから」と、ミンファンを頼ろうとする。

 

 

そんなスミンをなかば侮蔑し呆れて見つめるジウォンは、彼女の首に見覚えの無いネックレスがあるのに気づく。
スミンは得意げに「欲しいものは手段を選ばずに手に入れるの。本気ならそれくらいしないと」とジウォンに言い、その場を去って行った。

 

*        *        *

 

ひとり森の中の道を歩くジウォンは、スミンがこれまで、そうやって人を利用し、思う通りに生き、2023年には望むものを全て手に入れていたと考え至る。

 

道でばったりジヒョクと出くわしたジウォン。

 

 

真っすぐに彼を見つめるジウォンに、ジヒョクは「1番の場所が分かれば、私が…」と言いかけたのを遮り「川のほとりにあるそうです。手伝って下さい」と言う。
もちろんと答えるジヒョクに「いえ、宝探しでなく別のことを…」と、はにかみながら、ジウォンは言葉を続ける。

 

「何でも正直に言える話し相手になって下さい…私がどんな話をしても、驚かずに聞いて欲しいんです。そんな存在でいて下さい。部長は頼めば何でもしてくれるのは分かってますが、自力でやります。部長はU&Kの後継者だと報道されるまで、いつも正しいことをする人でした。そんな人が私のせいで…部長らしさを捨てるのは嫌です」と。
「私は…」とジヒョクが言いかけると、再びジウォンが遮る。
「私は能力があるんでしょう?自力でやりたいです。だから、正直に話せる存在でいてください。過去に戻ってきたのは私たち二人だけだから、誰にも話せないことを聞いて欲しいんです」と澄んだ瞳で気持ちを伝え、ジヒョクに握手を求めるジウォン。
 

そんな彼女に、ジヒョクは握手を返さず、「お父さんがお小遣いにハートを描いたでしょう?」と言い、胸元に刻まれた青いハートマークをジウォンに見せる。

 

 

あまりに不思議で信じられない出来事に、ジウォンの瞳に涙が溢れる。
ジウォンは彼の胸元に手を伸ばし「どうして、ここに?」尋ねるが、ジヒョクはその腕を優しく掴みながら「お父さんからです」と言う。

 

 

ジウォンの脳裏に、今は亡き懐かしい父の言葉と面影が浮かび、彼女の頬を涙が伝う。
「だから、私を使ってください。いいんです」と言うジヒョクに、ジウォンは小さく首を振り「お小遣いは貯めておきます。話し相手になってください…それから、お小遣いにも幸せになって欲しい…できなかったことを実現してください。部長の望みは何ですか?私は幸せになりたいです。自分の力で幸せになるんです。必ず叶えてみせます」と告げ、涙交じりの笑顔でジヒョクと見つめ合うジウォン。

 

 

*        *        *
 

一方、スミンはミンファンの姿を遠目から発見し、わざと枝でひっかき傷を作り、叫び声をあげる。
スミンの声を聴いたミンファンは彼女のもとに駆け寄り、怪我の心配をする。
そんなミンファンに、スミンは自分の傷を露骨に舐めミンファンを惑わし、手伝って欲しいことがあると言い、1番の場所は水の中に見つけたが、スミンは怪我を理由に、ミンファンに1番の旗を代わりに取ってくれるように頼む。

 

*        *        *
 

二人より先に、1番の旗が立っている川のほとりについたジウォンは、ひとりで川の中へと入って行く。
その頃、ジヒョクはヒヨンから川の水深が2メートル以上あり危険だと聞き、ジウォンの身を案じて急いで川へと走り出す。

川の中を進んで行くジウォンは、途中で深みにはまり、危うく溺れそうになったところに、ジヒョクが川の中に駆け付け、間一髪でジウォンを抱きかかえ救い出す。
ジウォンの無謀な行いに腹を立てたジヒョクは彼女を怒鳴りつける。
「正気か?深さも確かめず、一人で入るなんて無謀だ!」
大丈夫だと答えるジウォンにジヒョクは語気を荒げる。

 

 

「ふざけるな!私に頼むのがそんなに嫌か!?手伝ってくれと言えよ!」と怒るジヒョクにジウォンは言い返す。
「私はチョン・スミンとは違う。自分が正しいと証明したい。他人を利用したりせず、自力で解決したいんです。信念を曲げずにやり通したいんです!私らしく…」



ジウォンの涙が頬をつたい、彼女の切実な想いが詰まった言葉に、心を揺さぶられ、ジヒョクは思わずジウォンの首元を大きな手で包み込む。
ジヒョクはジウォンからの“部長の望みは何ですか?”との問いを思い出し、同時に8年前にジウォンに初めて会った日、彼女に”安心したいのに、地面の上にいたいの“と言われた場面が蘇り、彼は昂る感情を懸命に抑えながら、震える声で、

 

 

「私は…地面になりたいです…」と、ジウォンにに告げるのだった。

 

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7話感想(後編)

 

三人のピクニックではしゃぐスミンが本当にキモいし、ジウォンに”家族”と言った時は不気味でした。

ワークショップでミンファンの前で、腕の傷をペロリって、あんな舐め方する人いる?(演じてるソン・ハユンさんいい味出してます)

 

ミンファンはホント救いようがないですね。
一度ジウォンに返したお金を、スミンの為にまた貸してくれなんて、どういう頭の構造をしているのやら…ジウォンはミンファンの無利息・無担保の銀行&ATMだと思っちょるのかい?!ムキー

ジヒョクは覚悟ガンギマリで、君の為ならなんでもしたるぜ~の勢いです。

ジウォンを見つめる瞳が切ない。
ハイスペック男子の一途な献身は、女子の憧れですですよね。

 

お小遣いにも幸せになって欲しいなんて、ジウォンはなんていい子。

ジヒョクが惚れるのも解ります。

 

見どころとポイント(後編)

 

ミンファンがところかまわず、彼女のジウォンをけなすのですが、ジウォンは受け入れてるのを見ると、約7年間、ジウォンがミンファンが気遣い、遠慮し、我慢しながら彼と年月を重ねていたかが分かります。
スミンにネックレスを贈ったようですが、それでもスミンと最後までいってない様子。

 

スミンはジウォンのPCを盗み見て株に投資しましたが、これが後からどう物語に絡んでくるのか気になるところ。

 

ジヒョクの口からクラウド航空とKエリートツアーの話が出てきたが、これも後からどう絡んでくるのか気になります。

 

ジヒョクの私服…なぜあんな作業着みたいなの着てるのか疑問だったけど、胸元をジウォンに見せる為だったのね…(ちょっとダサい)

 

ジヒョクはジウォンの何でも話せる、話し相手に昇格?したものの、自分を頼ってくれないジウォンの無謀な行動に、つい怒鳴っちゃって、瞳をウルウルさせる部長がステキ照れ

 

最後に「地面になりたい」って、ジヒョクから言われたけど、ジウォンにちゃんと伝わっているのでしょうか?

 

 

ジウォンとジヒョクの行動で変わったこと

 

①ジウォンと話したことで、ジヒョクは己の運命を知ることに。
 

②孫のジヒョクの状態を心配したユ会長は、側近で右腕のイ室長を会社に送り込む。

 

③ジヒョクの決定でミンファンとスミンが新ミールキットの企画メンバーになる

 

④ウンホの店でジヒョクが酔いつぶれ、ウンホとヒヨンが出会う。

 

⑤ジヒョクの婚約が本格的に解消へ向かう。

 

⑥ジウォンは未来の出来事を見越し、ミンファンがTKUの株を売ることを阻止する。
 

⑦ジウォンの行動で、ミンファンとスミンの仲は着実に進行する。
 

⑧スミンに好意を持つ、処分待ちのキム課長がワークショップに不参加になり、スミンはゲームでミンファンを当然の様に頼ろうとしたことから、ジウォンはスミンがこれまで他人を利用し、欲しいものを手に入れていたと知る。
 

⑨スミンのようになりたくないジウォンは無謀な行動をし、ジヒョクを怒らせ、彼の意外な一面と、彼の望みを知る。

 

こんなところでしょうか…

 

今回は長文になってしまいました。ここまで読んで下さった方々に感謝します。
 

 

それではまた次回~アンニョン~💗