前回に続いて、私の夫と結婚しての各話ストーリー、感想、見どころなどなど、書いていきます。

 

ネタバレありです。

 

7話ストーリー~ジヒョクの覚悟と唯一の望み~(前編)

 

すっかり日も暮れた会社の屋上。
互いの置かれている境遇が同じだと分かったカン・ジウォンとユ・ジヒョクは話し続けていた。


そこで、ジウォンの計画を聞くジヒョク。
それは、最終的にパク・ミンファンとチョン・スミンを結婚させることだった。
そうしないと、自分がミンファンと結婚して、癌になってしまい、夫と親友に殺されてしまうのだと告げる。

 

ジウォンの話を聞いて「起きることは必ず起こるのか…」と呟くジヒョク。
「ご存じでは?」とジウォンに聞かれ、「知りませんでした。過去を変えたのは数回だから…例えばペク・ウンホさんを同窓会に行かせたり…」と答えるジヒョク。

 

それを聞いて、ジウォンは何故、ウンホが同窓会に現れたのか分かったジウォンだが、コスル亭での同窓会のことをどうやって知ったのか?と彼に尋ねる。
顔を曇らせ、答えるジヒョク。
「あなたのお葬式に…行ったんだ…」
一瞬顔をこわばらせるも、懸命に笑顔を作ろうとするジウォンは「…ああ、お葬式…どんな様子でした?」と彼に尋ねる。
そんなジウォンに、「たくさんの人が、悲しんでいました…後悔していました」と答える。

 

ジウォンは、涙を浮かべた笑顔で、自分が死んでも悲しんでくれる人も後悔する人もいなく、“そういえば、そんな子がいたわね”程度だとジヒョクに告げる。
互いに涙をこらえながら、見つめ合う二人。

 

*        *        *

 

場所を変えて話を続けることにしたジウォンはとジヒョクは彼のマンションへ。
ためらうジウォンを、ジヒョクは自室に招き入れる。
そこでジウォンは、ジヒョクの飼い猫を目にし、大喜び。
人嫌いかと思っていた茶トラの猫は、すぐさまジウォンに懐く。
猫と戯れるジウォンの姿に微笑みながら、ふと、ジヒョクは自身の事故死の瞬間を思い出してしまう。

 

ジヒョクはジウォンに、ミンファンと別れるとか、スミンと絶交するとか提案するも、試してみたけど、ミンファンは別れると言うと逆上して、殺されかねない。と答えるジウォン。
今なら自分が援助できるから、逃げるのはどうか?と聞くジヒョクに、ジウォンは、逃げても避けられないと言う。
更に、過去に戻る前、ジウォンの腕にはケトルにあたって出来た火傷の痕があり、今回はその火傷の痕が、まったく同じ形でジヒョクの腕にあることを指摘し、起こることは必ず起こる。
誰かが身代わりにならない限り、回避するだけではダメなのだと、彼女から告げられ「傷には傷、結婚には結婚…死さえも」と呟くジヒョク。 

 

 

「だから私は逃げません」と、微笑むジウォンの顔を見つめるジヒョクの脳裏に、ジウォンの遺骨を納骨堂に収めた、雨の夜の出来事が浮かんでいた。

 

 *        *        *

 

悲しみに打ちひしがれるジヒョクは、車が故障し、やむなくそばを通ったタクシーに乗り込んだ。
そのタクシーの車内で、ジヒョクは人当たりが良く話し好きな運転手(ジウォンの父)に、
「大事な人を亡くしたのかい?」と尋ねられ「大事な人になる前に、逝ってしまいました」と答える。

 

沈んでいるジヒョクに運転手は“男なら命がけで守ってあげないと”、言葉をかける。
それに対して“後悔している…何度もチャンスはあったのに、気づかなかった。諦めていたのかも知れない…自分の気持ちに気づきつつ日常を過ごしていたら、彼女の訃報を聞いた”と言葉を絞り出すジヒョク。
そんなジヒョクに運転手は、 もし機会があったら、やり直せたらどうするかと尋ねる。
そんなことは無理だ。と投げやりに答えるジヒョク。
そんな彼に、機会を逃したのには何か理由があるのでは?その程度の人だったとか…だから後悔しなくいい。全て理由がある。それとも、本当にやりなおすか?と再び尋ねる。

 

その運転手の言葉に、ジヒョクは掴めたかも知れない、これまでのジウォンへの縁と想い、そして在りし日の彼女の姿を思い出し、「自分の気持ちに今頃気づいたんです。守れたかも知れないのに…だから次の機会があれば…必ず掴んでみせます」と答える。
ジヒョクの答えを聞いて、ふっと笑みをこぼす運転手だった。

 

 

「部長はどういうきっかけで過去に?」とジウォンに聞かれ、
「寝て目覚めたら、2013年でした」と、答え、自分が事故死したことを伏せるジヒョクだった。

 

*        *        *

 

翌朝、会社のエントランスにて、出勤するなり、無職の旦那から電話で理不尽な頼み事をされるヤン・ジュラン代理。

私生活で旦那の生活態度に悩まされ、仕事でもキム課長の言いなりになり、ジウォンを裏切るような形になり、ミールキットのプロジェクトも失敗し、落胆し困惑している様子。

そんな彼女の目の前を、ユ会長の側近であるイ室長が通り過ぎる。
どうやら二人は面識がある模様。

 

 

自室のソファで寝ていたジヒョクへヒヨン(最高の美女)から電話があり、ジヒョクは険しい表情で出勤し、足早に人事部部長室へ向かう。
そこにはユ会長の命で、新しく人事部長に配属されたイ室長の姿があった。
室内で対峙する二人。
 

どうやら、ジヒョクを監視する為、ユ会長の指示でイ室長が送り込まれ、ジヒョクの好きな相手もカン・ジウォンだと調査済みであり、ジウォンがジヒョクの部屋に行ったことも把握されていた。

自分が監視され、しかもジウォンの人となりを知らないのに、彼女を地味で平凡な女と評すイ室長にジヒョクは怒り、反論しようとするも遮られる。
更にはジウォンはミールキット企画騒動の当事者であり、私的な感情で彼女を新しいミールキットの企画のリーダーにするのは望ましくないと言われ、ヤン代理に任せるとイ室長に命じられる。

ジヒョクはイ室長の行動と言動に反発する。

 

 

会議室にて、1課の社員にミールキットの企画の再開を告げるジヒョク。
室長の命に従い、ジヒョクはヤン代理をリーダーに任命し、メンバーはジウォン、ミンファン、スミンに決まる。
企画のメンバーに選ばれたミンファンとスミンは喜ぶ。
一方、ひとり外されたヒヨンは兄のジヒョクに対して不満気な様子。
 

ジヒョクの決定に疑問を持ったジウォンは、ジヒョクにメンバー選考の理由を尋ねたが、ミンファンとスミンを結婚させるなら、一緒にした方がいい、私を信じてと言い、エレベーターに乗ったジヒョクはジウォンからそっと目をそらす。

ジウォンは納得できる答えは得られなかった。

 

一緒に企画のメンバーに選ばれたミンファンはスミンにイチゴ牛乳をご馳走しながら、ヒヨンを追い越すチャンスだと励まし、近々秋のワークショップがあると教える。

 

 

その夜、漢江のほとりに車を停めたジヒョクは、自分は少なくとも10年以内には死んでしまう運命から逃れることができず、ジウォンと人生を歩めないことを知り、怒り、悲嘆にくれる。
 

そんなジヒョクはウンホのレストランで、酒を飲みながら彼にBTSのDynamiteとSpring Dayを知っているかと聞く。
知らない様子のウンホに、あなたは長生きしそう…よかったですね。と言う。
ジヒョクの質問と言葉の意味が理解できないウンホに「あなたには時間があるという話です」と言うジヒョク。

 

閉店後、席で酔いつぶれたジヒョクを迎えに来たヒヨン。

 


 

ジヒョクが酔いつぶれたせいで、ひとり店に残っていたウンホと挨拶を交わす。
兄が酔いつぶれるまで酒を飲んだのは初めてだ。あっ、人生初の思春期…思秋期かしら?などと早口で言いながら大声で笑う声に聞き覚えがあったウンホは、ヒヨンにカン・ジウォンを知っているかと尋ねる。
ヒヨンは店の看板に“ヴェルテル”とあり、目の前にいる人がジウォンと食べた絶品のチーズケーキを作ったシェフだと知る。
その夜、ジウォンはジヒョクに電話するも繋がらない。

 

*        *        *

 

翌日、ユ家の本邸にて酒を飲みながらクレーン射撃をするジヒョクは、祖父に呼ばれる。
祖父の書斎にて、ジヒョクにワン常務の件はユラが上手く対処したと言い、婚約解消をオ会長に承諾させたので、婚約者のオ・ユラには、お前が話せと告げる。
そんなユ会長にジヒョクは「おじい様は彼女との結婚を望んでいたのでは?」と言い、孫の今更の発言は祖父の怒りを買ってしまう。
ユ会長は室長と衝突したり、酔いつぶれたり、朝から酒を飲んだりと、ジヒョクらしくない行動に腹を立てながらも、自分の願いを叶えるために、誰かを不幸にしたくないと言い、だが一方的に約束を破るのは無礼極まりないから、断るにしても誠意を見せろ。とジヒョクを諭す。

 

 

祖父の言葉を黙って聞いているジヒョクに「例のお嬢さんにはいつ会える?」尋ねるも、ジヒョクは「彼女と会わせることはできません。おじい様と同じ気持ちです。孫の幸せを願うように私も彼女の幸せを願っています」と答え、書斎を後にし、彼は心の中で決意する。

 

 

ジヒョクは、改めて自分がカン・ジウォンの為に今の自分があるのだと思い直し、彼女の様々な姿が脳裏に浮かび、短い人生をジウォンの為に生きる覚悟を決める。

『今度こそ、彼女を守ってみせる。もう逃げない。悔いのない人生を送ろう。たとえ彼女と一緒になれなくても…』と。
 

 

Capture7-2につづく

 

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7話感想(前編)

 

もうね、ジヒョク部長…せっかくジウォンとお近づきになったと思ったら、起きることは起きるってさぁ…
春にジウォンに告って、ずっとジウォンの返事を待っていたら、

まさかのえっ?俺死んじゃうの?展開。
そりゃ、酔いつぶれるまで酒も飲みたくなりますよね~。

 

自分の運命を知ったジヒョクは、ウンホが過去に戻ってきた男か、ジウォンにふさわしい男かどうかチェックし始めますが、ウンホにしたら、余計なお世話で、
いい迷惑ですよね。ジウォン大好きがダダ漏れしてる男に訳分からないこと聞かれたり、言われたりするんだもん。
ウンホがよい人で良かったニコニコ

 

ジヒョクのおじいちゃん、ユ会長はどうやら、孫思いの人格者のようで安心しました照れ

スミンは再びミールキットの企画メンバーに選ばれ嬉しそう。
また他人の手を借りて、正社員になることを目論んでいるのでしょう。

ああ、腹立つわ。

 

見どころとポイント(前編)

 

ジウォンの納骨をした、どよんと落ち込むジヒョクの前に、ジウォンパパ登場!
ピンポイントで、ジヒョクをピックアップ。
ここで、1話でジウォンパパが病身の娘をタクシーに乗せ、
娘に”あなたを好きで仕方がない男性に出逢える”とのセリフを回収

 

ジヒョクの車の事故はジウォンパパの仕業なのか?
(茶色の猫をよけた拍子に、車の制御がきかなくなったような…)
それとも、第三者が介入し、ジヒョクの命を奪ったのか?
わかりません…。

 

ジヒョクはミンファンとスミンが逮捕されたから、代わりに納骨したのでしょうね。(多分)
義母はどうした?死んだのかな?それとも息子が逮捕されて、それどころじゃなくなったのかな…。

 

酔った兄のお陰で、ヒヨンとウンホが出会い、なんかケミが生まれそうな予感。
 

気なる人物が登場してきました。

イ・ソクジュン室長です。

ジヒョクのおじいちゃんはかなり信頼を置いてる様子。

難しい人物とジヒョクは言ってましたが、人事部長室から、怒ったジヒョクが出て行くとき、一瞬ホッと溜息をついたのを見て、あっ、この人悪い人ではないなと思いました。ヤン・ジュラン代理と知り合いで、過去に会話を交わしてたようですね。
 

ひろ~いお庭で、クレーン射撃をするジヒョクがイケてますラブ

リーダーは判断力と決断力を養う為にライフルを撃つのだとか…。

 

次回、Capture7-2に続く。

 

 

それではまた次回~アンニョン~💗