名取 佐和子 著
ハルキ文庫
〈あらすじ〉
読みたい本が見つかる駅ナカ書店“金曜堂”。アルバイト店員の倉井史弥は、すっかり店にも馴染み、日々お客様に寄り添って、業務に励んでいる。とはいえ、じつは大型書店“知海書房”の御曹司である彼は、将来についていよいよ考えねばならない時期でもあった。幼い頃に別れた母との再会、イベントごとになぜか浮き沈みする金髪オーナー・ヤスとそれを案じる栖川、南店長への想い…大忙しの冬をこえて、倉井が見つけ出すものは?シリーズ最終巻、ほっこり胸キュンなラストを迎えます!
〈感想〉
その時の人の思いを一冊の本を通して紐解いていくスローペースでの展開なだけに、各章のエピソードの重みを感じました。シリーズ合計4作品で1年を通しての物語での話が進んでいるけれども、結構なんかあっという間に終わった気もしますね。
物語初期の主人公の本に対する思いから、最終章になった時の成長もうかがい知れ、物語が完結したとはいえ描かれていない未来を思うと、この先色々な困難に見舞われるのだろうけども相当なハッピーエンドへと向かっていくものとみえます。
