東京十社巡りの由来


明治元年(1868)明治天皇は祭礼に際して、天皇により勅使が遣わされる准勅祭(じゅんちょくさい) 神社を定め東京の鎮護と万民の平安を祈る神社としました。当初は12社ありましたが、東京市より遠隔にあった2社が外され10社となりました。
  
この制度は、明治3年には廃止されましたが、昭和50年、昭和天皇即位50年を奉祝して、元准勅祭神社である十社を巡拝する東京十社巡りが企画されました。

 

 結界を張る回り方

 
という訳で早速『東京十社巡り』の結界を張る回り方をご紹介します。
東京十社の参拝の軌跡を線を描いて辿った時に1箇所も交わらず一つの囲みになる状態の参拝方法です。
面白そうでしょ?
最初の参拝神社は、ご自身の住んでいる場所の都合もあると思われるので、どこから始めても良いと思います。
自分の場合は以下の順で参拝しました。
①白山神社➡︎②王子神社➡︎③根津神社➡︎④神田神社➡︎⑤亀戸天神社➡︎⑥富岡八幡宮➡︎⑦芝大神宮➡︎⑧品川神社➡︎⑨氷川神社➡︎⑩日枝神社
地図上に参拝の軌跡を線で辿ると以下の様になります。
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結界が張れた図
 
白山神社と根津神社が、歩いて行けそうな距離にも関わらず一旦王子神社へ行かなければならないのがじれったいですが・・。
あと、とてもじゃないけど1日で十社は無理なので何日かに分けて参拝する事になります。
よって常に一旦家に帰る事になるため厳密には線で囲めていませんが、あくまでも気持ちの問題です。(笑)
自分の場合は週末1日を参拝に充てて1カ月で回りました。
また3社目あたりから御朱印に"ある共通点"がある事がわかり始めます。

 

 どの神社も『元准勅祭十社之内』の朱印が押されている

 
ん~これも回り終えた時にコンプリート感が味わえます。
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<上段>白山➡︎王子➡︎根津➡︎神田➡︎亀戸天
<下段>富岡➡︎芝➡︎品川➡︎氷川➡︎日枝
 
またポイントとなる神社として王子神社を挙げておきます。
ナント「東京十社めぐり」の冊子がもらえるのです。今回の結界を張る(とは書いてませんが)回り方の当時の古地図が載ってます。社務所での話の流れで十社巡りをしている事が分かったからくれたのかは不明。
希望すればもらえると思いますよ。
ただ他の神社ではもらえなかったので恐らく置いてあるのは王子神社だけかと。
なので参拝順の早い段階で王子神社を組み込むルートがお勧め。
(修正後)多分、東京十社であれば、どの神社でも申し出れば、いただけると思われます。
 
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結界を張るとは書いていませんがこれは貴重だ。