立憲君主国とは何か | koreyjpのブログ

立憲君主国とは何か

 大英帝国は立憲君主国であると言はれる。確かに、国王を奉ずるので帝国であり、憲法を奉ずるから立憲だ。但しその憲法は成文憲法ではなく、「これが我が国の憲法典でござい」といふものはない。時に応じて過去の歴史、判例などから時宜に即した国家の方針、対策を決める、所謂不文憲法を奉ずる国である。だから、臨機応変、その場その場に応じて、最適の対応ができる。例へばアルゼンチンがイギリスとの領土の係争中であるフォークランド諸島に侵略したとき、マーガレット・サッチャーといふ女性首相はすぐさま海軍を派遣して奪ひ返した。

 

 さて、ほかならぬわが国も、一応は立憲君主国であると言はれてゐる。立憲を党名に冠した政党もある。しかしその政党は、米国のGHQに押つけられた、わが国を本来の精強な国ではなく、アメリカ其の他にとって二度と戦争を仕掛けない無害な国になるやうに、コテンパンに大改造するやうな内容での憲法を奉ったものである。さもなくば、共産党とつるんで憲法調査会の審議をあの手この手を使って妨害する筈がない。嘘と公約は何処にでもつくといふが、それにたぶらかされて国民はこの政党を支持する者が増えつつあるのは甚だ危険な兆候である。

 

 我が日本は、この侭で推移するのだらうか。私にはさうは思へない。天照大神をはじめ八百万の神々の怒り心頭に発し、日本全体の大改造が迫ってゐる。国民で理解力と誠意のある者は、須らく山陰神話研究会発行の『今こそ古事記が分かった』を心読すべきである。