「違憲」と言へば泣く子も黙るのか  | koreyjpのブログ

「違憲」と言へば泣く子も黙るのか 

 これは本日の産経新聞の1面トップのリードである。

 

  (コピー始め)

 同性同士の結婚を認めない民法などの規定は憲法違反だとして、北海道の同性カップル3組が国に計約600万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、札幌高裁は14日、「婚姻は両性の合意のみに基いて成立する」とした憲法24条1項は「同性婚も保証している」とする初判断を示し、関連規定を違憲とした。一方、「立法措置を怠ったとはいえない」として請求を退けた1審札幌地裁判決を支持し、原告側の控訴を棄却した。原告側は上告する方針。

  (コピー終り)

 

  (私論)

 ああ、この忙しい世の中に、公費を遣ってなんともお目出度い訴訟の騒ぎである。そもそも、「婚姻は両性の合意にのみに基いて成立する」といふ原案を作ったのは、GHQのシロタといふ女性であるが、彼女は「シメタ、チャンス到来」とばかり、生来の主張を立法化したのであらう。しかし彼女は、将来、日本で同性婚問題がおきることなど、夢想だにしなかったであらう。この種の問題が出来したときは、それは憲法学者の出番なのである。決して元々の「日本国憲法」に違背するか否かの逐条解釈だけが憲法学者の領分ではない。今ここになほざりにされてゐるもの、それは日本民族の常識であり、良識である。本件を扱ふマスコミの諸氏も、さう言ふ目で見て欲しい。