読書あれこれ 7
未だに国会審議で統一教会のしがらみについて論議していた。
そんなに国会は暇なのか?
質問も その回答も ばかばかしくて聞いていられない。国民には
雁字搦めの徴税で、政治家はザル・・・・・。
「魚は頭から腐る」 その通りだ。国家のトップ集団、自民党の老
醜も腐っている。
派閥の解消と共に、議員には定年制を定め、以後の在職は可能
としても 民間で云う嘱託並として、報酬は半減、活動費等は無し
とする。議員年金も、引退後の在職年数に応じて減少させる、役
職を始めとするあらゆる 権限を許さず、助言・提言に留める。
そうすれば、定年後の早期引退に繫がる事だろう。
* 黄金の血脈 半村 良著 祥伝社
戦乱の世は関ヶ原に終わり、最後の雌雄を決する気運が大坂城を
取り巻くころ、なお天下に志をたぎらせんとする男たちがいた―。
堺の豪商今井宗薫、黄金の男大久保長安、霧隠、猿飛の真田衆、
そして家康の六男松平忠輝らが策す、豊臣氏起死回生の秘謀とは?
彼らが擁する反徳川の旗印は、織田の遺児にして出雲のお国の一
子、三四郎!豊家再興のための大金塊移送に関わった青年鈴波友
右衛門は、さらなる密命を帯び、謎の女野笛、三四郎とともに会津
を目指した!夢と野望に燃える男たちを待ち受けるものは…。
ついに完成を見た伝説的巨編「慶長太平記」(全三巻)、待望の開幕。
* 隠れ浪人事件控え 悪徳掃除 喜安幸夫著 学研文庫
ともかくだ、目立つのは困る。おぬしはなあ―。藩から放たれた刺客
と思った男から、意外やくれぐれも江戸で大人しく生活するよう懇願
された元姫路藩士・秋葉誠之介。脱藩の真相が露見して上意討ち
の命が下ったと思いきや、ことはそれほど単純ではなかった。藩を
二分する御家騒動が持ち上がり、その重要人物と目されてしまった
誠之介の行方に、いまや十五万石の藩の命運がかかっているとい
う、なんとも迷惑な話も告げられてしまい…。
* ゆりかごで眠れ 上 垣根涼介著 中公文庫
凄絶な幼少期を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで
上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。その彼が、ひとり
の少女を伴い来日した。目的はライバル組織に売られ、日本警察
に勾留されている部下の奪還と復讐、そして…。ひとりの男と、彼
に纏わる人間たちの愛憎を描く傑作巨篇。
* ゆりかごで眠れ 下 垣根涼介著 中公文庫
ゴンサロへの復讐を果たし、日本警察からのパパリト奪還を急ぐリ
キ。ある日、彼は、迷子になったカーサを送り届けた元刑事・若槻
妙子と出会う…。安らぎを夢見つつも、憎しみと悲しみの檻の中で
もがき彷徨う男と女。血と喧噪の旅路の果てに待つものは、一体
何なのか?人の心の在処を描く傑作巨篇。