読書あれこれ 36
立秋が過ぎたとは言え、暑い!暑い!夏が続いている。37 度
越えなど、珍しくもない。40 度を超える地域も続出である。
当地 岡山でも連日 37 度超えを記録しているようだ。
汗っかきで、特に暑さに弱い私は、余程のことがない限り外出
はしない。
お盆前に植え替えした胡瓜も 30 % 程度は暑さで瀕死の状態で
すが、枯れるでしょうね。。
* 惨劇のアテナイ 川田弥一郎著 講談社
青年医師が治療に殺人事件に存分の腕を揮う「ローマ詩人の死」、
美貌の助産婦が連続殺人の真相に迫る表題作他、「ベルリンに消
えた女」「ロンドン・霧の底の殺人」を収録する異色作品集。
* ないたカラス 中島 要著 光文社
江戸の北端、小塚原にある築安寺には、千里眼を持った和尚がい
ると評判だ。だが、その正体は、食いつめ者の偽坊主。幼なじみの
三太と弥吉は、和尚と寺男に扮し、相談に来る者から謝礼をせしめ
ていた。亡き師匠の娘と所帯を持つはずだった噺家が、許嫁が急
に心変わりしたと泣きついてきた。(表題作)厄介事を、いかさま千
里眼で珍妙に解決。人情味溢れる傑作時代小説。
* あっけらかん よろず相談屋繁盛記 野口 卓著 集英社文庫
信吾が将棋会所と相談屋を開いて1年。最も大きな変化は、ならず
者に絡まれた事件を機に瓦版のネタとなり、武芸が達者であること
が町に広まってしまったこと。話題の人物となり、縁談も多く舞い込
む中、信吾は自分のことを偏見なく受けとめてくれる楽器商「春秋
堂」の次女、波乃と惹かれ合うように。結婚というもうひとつの大き
な変化が迫りつつあった。シリーズの大きな転機となる、注目の巻。
* 合理的にあり得ない 柚月裕子著 講談社文庫
不祥事で弁護士資格を剥奪された上水流涼子は、IQ140 の貴山を
アシスタントに、探偵エージェントを運営。「未来が見える」という人
物に経営判断を委ねる二代目社長、賭け将棋で必勝を期すヤクザ…
…。明晰な頭脳と美貌を武器に、怪人物がらみの「あり得ない」依頼
を解決に導くのだが――。美貌の元弁護士が、知略をめぐらす鮮烈
ミステリー!