目撃されるUFOの起源は古代文明?


アメリカウィスコンシン州出身の共和党下院議員のマイク・ギャラガーは6月28日のトークショーで目撃されるUFOや異星人について、未来からきた人類という仮説があるが、そうではなくて地球の何処かに隠れていた古代の文明が突如姿を現したものなのかもしれない、と述べました。

アメリカでは6月に上院で承認されたばかりのIntelligence Authorization Act for FY24(外国諜報活動偵察法)があり、未確認異常現象や回収された物の分析への対応、また告発者への保護などが規定されており、議論が活発に行われています。この法案(S.2103)では"non-earth origin or exotic unidentified anomalous phenomena material" (地球外起源またはエキゾチックな未確認異常現象)という言葉がつかわれています。

GOP Congressman Suggests UFOs May Be 'Ancient Civilization'


ギャラガー議員は中国共産党に関する下院委員会の議長であり、UFOや異星人目撃の起源についてさまざまな理論について議論しました。彼は中国の兵器開発の可能性に対する懸念が、UFOの議論への彼の「入り口」であったといい、現代の技術を超えるような航空機の目撃報告が、実際には敵対的な国家が開発した高度な技術である場合、それが「最悪のシナリオ」であると述べました。

ギャラガー議員のいう古代文明とはどこのことでしょうか。なにかしらのヒントがあっての発言だと思うので、「UFOの起源は古代文明」説はこれから注目です。

4つの文明の発祥地・4大古代文明と、私は習いましたが、現在では世界中のより多くの地域で複雑な社会が生まれたことがわかってきました。

1. ファーティル・クレセント(メソポタミア)
2. ナイル川流域(古代エジプト)
3. インダス川流域と後のインド・ガンジス平原(インダス文明と後のヴェーダ文明)
4. 南北中国平原(黄河を中心とする古代中国)

独立した文明の発祥地としてしばしば引用される追加の地域には以下があります。

5. アンデス地域の南米:現在のペルーにあったノルテ・チコ文明は、紀元前3500年頃にまで遡るアメリカ大陸で最古の文明の一つでした。これはメソアメリカのオルメカ文明よりも古く、世界の古代文明と同時期に存在しました。

6. メソアメリカ:オルメカ文明は紀元前1400年頃にメキシコで現れ、後のマヤ文明やアステカ文明などのメソアメリカ文明の「母文化」とされています。

また、複雑な社会が発展した他の地域も存在しますが、これらを独立した「文明の発祥地」と見なすべきか、それとも他の文明との接触や影響の結果として発展したのかについては議論が続いています。これには以下が含まれます。

7. 西アフリカ:ノク文明などの文明が西アフリカで紀元前1000年頃に現れました。ただし、これらの社会が完全に独自に発展したのか、ナイル川流域の文明との接触によって影響を受けたのかについては議論があります。

8. 東南アジア:現代のカンボジアとベトナム周辺地域で発展した文明(ドンソン文化や扶南文明など)は複雑で洗練されていましたが、これらが独自に発展したのか、インダス文明や中国文明との接触によって影響を受けたのかについては議論があります。

これらの地域に加えて、ポリネシア文化を含む太平洋諸島、北アメリカのミシシッピ文化、南アメリカのアマゾン盆地の文化など、世界の他の地域で複雑な社会が発展したことも考慮されます。ただし、これらの文化は伝統的な「発祥地」よりも後に発展し、伝統的な発祥地と比較してどれだけ「都市的」または「国家的」であったかについては議論があります。

歴史と考古学の理解が進むにつれて、これらと他の初期の複雑な社会についてさらに知見が得られ、私たちの「文明の発祥地」のリストは今後も変化し続ける可能性がありますね。

 

 

起源が古代文明だとしても、アメリカではUFO関連の記事がますます増えてきそうです。そろそろ正式な発表があるかも??