晴れた暁の空に細い月が出ていた

月齢28日というべきだろうか

あと二日で新月。今年の春節は2月10日

月は明日はもっと太陽に近づく

もう見ることができないだろう

次に月を見るのは

数日後の夕方の西の空ということになる

 

太陰暦の昔ならば

人々は細い月が日の光に溶けていくのを見て

その年の終わりを

そして日没の空に浮かび上がってくる若い月を見て

新年を迎えたことを実感したのかもしれない

 

昔の人が太陰暦に親しんだ意味は

こんなところにもあるのかもしれない