フィギュアスケートを取り巻く環境を見ると

これ以上のファンを獲得するためには

採点方法の一層の客観化を

推進する必要があるのではないかとおもう

 

可能な限りのAIによる

テクニカルエレメンツの採点を導入してほしい

 

自動車の自動運転技術はもう実用化が目の前だが

法的整備などにもう少し時間がかかると思う

スポーツの採点の自動化は

プロ野球などでは一部導入しようという動きもある

 

フィギュアスケートの場合

技術点と芸術点があるが

そのうちの技術点のさらにベースバリューと呼ばれる

基礎的な技が成立しているかどうかの判定

その部分はまさにAI向きだと思う

 

必要な台数のカメラをリンクサイドに設置し

瞬間的に人工知能が技を判定するようになると

競技を見ながらたとえば、トリプルアクセルが

成立したか、クオーターマークかの判定が

競技中に出てくるようになるだろう

スピンについても同じ

この辺りは今の画像認識技術の

最も得意とするところである

 

そしてそれらは速報値ではなく確定値である

スコアラーは技の美しさを示す GOE をつけるだけとなろう

 

いうまでもなく、セカンドマークと呼ばれる

芸術点は従来通りアンパイアが判定する

 

グランプリシリーズなどを観戦していると

ジャンプの回転不足の判定に

大会ごとのばらつきも目立ち

ファンや関係者をしらけさせる場面も散見する

 

判定のAI化のキーパーソンは羽生結弦さんだと思う

彼は科学技術への知見と相応の人脈を持ち

なおかつスケート界だけでなく広く世界のスポーツ界に

大きな発言力を持っている

私の記憶では以前判定の自動化について

すこし言及されていたこともあるように思う

 

羽生さんのみならず、

荒川静香さん中庭健介さんなど広くフィギュアスケートの

将来の指針を決める力を持った聡明な方々に

採点の自動化に向けての努力を期待したい