土砂降り(20191025)

帰宅後すぐ着替える準備をしておいてから、上から下まで濡れていいような服を着、短い用事に出た。

この一週間杖のストラップが無くなっているのに気づかなかった、思った以上に不便だ。

でも歩けている。


帰路は風が強まり、傘が傘の意味を無くしてしまった、どんどん眼鏡に水玉模様が増えてゆく。

ふと横の生け垣がぬれているのが目に入り、二ヶ月ぶりに植物が雨に振られているのを同じ空間で見たと思った。

だんだん濡れた膝が冷たく意識されてきた、けれど少し無理をして雨に降られて良かったと感じた。




生け垣

ワタシ


自分いがいのものと、同じ空間にいられる瞬間は有難い。

他生の縁。