私が乳ガンで片方の乳房を全摘したのは、亡母の亡くなった翌々年でした。
半年以上〝アヤシイ〟〝変な痛さも有るし乳ガンとしか思えん〟とあやしみつつ、シコリが出来なかったため、脇の下のリンパに転移してから告知されました。
で、特に性的に変わった気持ちはない(と本人は思ってい)た私、案の定じゃないのよ!早く治療しなさいよ!助けろよ!とは思っても、今にして思えばオッパイを1つ失う事に関して無頓着だったのかな?とも思うわけです。
でも、よっっぽどの美乳かなんかじゃない限り、オッパイに深いこだわり(命が一番)がなかったであろう私は、〝昔、アマゾネスが弓を射るのに邪魔だから片方取った伝説の如くよみがえっちゃるわ〟と、抗がん剤でハゲた頭で思っていたものです。
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さすがに傷口を見るのに慣れるまでは変な気持ちでしたが、頭の形的にはハゲの方が凹みました(いいカンジの尼になれず)。
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乳ガン。
色々な症状がありますし、進行具合によって治し方も人それぞれです。
とりあえず私は〝命が一番〟ですから、抗がん剤で一見ガンが居なくなっても全摘には躊躇しませんでした。
そも、女性のアイデンティティはオッパイにありや?
いや、私のアイデンティティはオッパイになかっただけかもしれませんが。
私が私ではなくなるわけじゃありませんし……たまたま、その時に愛する異性(経験ないけれど同性でもかまいませんよ)が居たら、心の動きは変わったかもしれませんね。
私はボーーーっとしたオバチャンです、そのへん昔っから変わってないと思います。
でも、たぶん、全摘してもしなくとも〝あんまり変わらない自分だろうなぁ〟という気がしています(もう少しハダカを隠す程度の羞恥心を持てや!と反省しつつ/爆)。
ふふふ、オバチャンはビンボーなのに姫育ち(なんだいそりゃ?)なため、人に着替えさせてもらったりとかの羞恥が少し少なめなのかも?(亡母もそうだったからソコは楽でしたよ)。
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図太いだけなのでは((((;゜Д゜))))