トランキーロでいいじゃないか | こちらからは以上です。

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大相撲・初場所、初日から3連敗の横綱・稀勢の里が引退発表。初日からの相撲を見ていると全く勝負になっていないので、引退も仕方ないのかと思いますが、今日の4日目は地元の後援会が応援ツアーを組んでいたそうで、本人もせめてそこまでは土俵に上がりたかったんじゃないかなぁ・・・。でもまわりの圧力とかあるんだろうね、「横綱としてこれ以上無様な姿を見せるな!」的な・・・。

 

しかし、今さらだけど相撲界というのは不思議な世界だな・・・。

 

極めて保守的な〝ムラ社会〟であるのは分かるけれど、稀勢の里は待望の日本出身横綱だったはず。その大切な和製横綱を守ろうという姿勢がどこまであったのだろうか。横綱昇進後に怪我を負いながら強攻出場で優勝した代償が、結果として稀勢の里の競技人生を縮めたのは素人の目でも明らか。怪我の後は、万全とはいえない状態で出場と休場を繰り返し、ついに完全復活果たせぬまま土俵を去ることになりました。

 

完全に怪我が治るまでしっかり休んでいれば・・・なんていまさら言っても遅いが、どうにも相撲界で、例えば一場所休場すると、次の場所は出場しなくてはいけない、というような風潮があるんじゃないかね、怪我の具合に関わらず。「横綱なんだから二場所も続けて休場するな」というような、プレッシャーが・・・。

 

例えばプロ野球なら、完全復活の為に1シーズン棒に振るっても仕方ないという選手はいますが、やはり本人が希望すれば最低でも1年は治療に専念できるような環境は必要だと思う。そもそもスポーツとしては、体が重い方が有利というハチャメチャな競技であり、わざと肥満体形を作り上げるという、欧米の人権団体などからすれば「クレイジー」な競技なのだから。「伝統」や「格式」も大切だが、トレーニング方法や、体のケアの仕方などは進化していくべきだよ。

 

前置きが長くなりましたが、佐藤摩弥選手が飯塚のGⅡオーバルチャンピオンカップを欠場。SSシリーズ前に山陽で落車した時の、膝の怪我がまだ治らないらしいが、それでもSSシリーズ戦を優勝できたのは「痛みに耐えてよく頑張った! 感動した!」的なんですが、まあとにかくサトマヤ選手には「トランキーロ、焦んなよ!」ですよね