兆し | こちらからは以上です。

こちらからは以上です。

ボートレース・オートレースに関する事を〝斜め下〟目線から鈍く、緩く書いています

連日、猛暑というより酷暑とも言うべき暑さが続いていましたが、今日は雲が太陽をシャットダウン。それでも気温は30℃以上ですが、昨日までが異常だったので、むしろ涼しく感じてしまうな。

 

さて昨夜、現在のボートレース界において、GⅠ・SGでまくりで1着を取れる選手はエライ!と書きましたが、最近徐々にですが厳しい前ヅケや歪な進入も増えてきている気がします。それでも枠なり進入・イン逃げが多い事には変わりないのですが、ここにきて選手間で「このままじゃイカン」という意識が出てきているのではないでしょうか。

 

そもそも〝競艇〟をぶっ壊したのは、私にとって世紀の改悪ともいえる、スタ展でのスロー・ダッシュグループ分けだと思っています。

 

若いボートレースファンのためにおさらいすると、「スロー・ダッシュのグループ分け」とは、スタ展でスローから起こした選手は本番もスロー、ダッシュから起こした選手は本番もダッシュから行かなければならない、いう縛りで、少し後からスタ展で6コースだった選手が本番でインに入ると「著しく異なる進入」とやらで即刻返還欠場というキ○ガイじみた内規も加わり、競艇を完全にぶっ壊した悪法であります。

 

業界的には「グループ間でのコース争いはOK」、スロー、ダッシュのある程度の括りがあるので進入も比較的、分かり易い。なので推理の楽しさを残しつつ、ビギナーにも優しい、まさに「いいとこどり」の改革だと思っていたのだろう・・・。

 

しかし、スタ展でダッシュから起した選手は、本番で自分がたまたまピット離れ良く飛び出しても、あるいは内艇が大きく遅れても、スローの内コースへ入る権利が無いのである。となるとどうなるか。結果としてオールスローや5対1といった進入が、吐き気がするほど乱発する事態になったのですよね。

 

本当にこの頃は最悪だったなぁ。SGでもオールスローなどのクソつまらないレースばかり見せられて、心底嫌気がさした。私と〝競艇〟の最大の離婚危機だったよ、本当に。

 

その後グループ分けは撤廃され現在に至るわけですが、一度染み付いてしまった選手間でのスロー志向が、そう簡単に戻せるわけもなく、伸びに特化した調整を施す選手は絶滅寸前。相変らず枠なり・イン逃げ連発の事態に至っているわけですね。

 

それでも上記したように、選手間で僅かでもそんな流れをぶち壊そうという動きが出て来たのは実に嬉しい。

 

この期に及んで〝競艇〟に戻せとは言わない。でもどうせ変わるなら、いい方向へ進化してほしいよね。1号艇・インが強いのは舟券を買う上では確かに買いやすいけど、そればかりではやはり面白くない。全国平均で1コースの1着率は50%としても、それが限界だよね。それ以上にならないように、業界も選手も意識を持っていてくれていると信じて、川口の中継見ながらこれ書いてます(!?)。