こんにちはコレカラです
ヴィンテージケリーの「結構個体差があるんですよ、真贋の見極めって難しいねポイント」(長い)
の続きです。
2.クロア裏側
ここで私が気になったのは
- ビスが平行に打たれてない
- 革の穴と金具のサイズが合わず、裏側から見ると金属が見える
- 金具の研磨が甘い
左の上下のビスが少しズレてるのが分かるでしょうか?
表側でプレートと革ベルトが平行じゃなかったので当たり前ですが
あと、穴から向こう側の金属プレートが見える
もっときっちりビスは揃って並んでるものかと思ってました。
あと、革と金具の穴も大きさが揃ってるものかと。
金具の研磨も、穴の内側までピカピカにされていると思ってました。
でも、
- ビスの打ち方にも個体差がある。
- 縫い目に重ならず、ギリ内側にビスが綺麗に打たれている。
- ビスが深く打たれていて頭が飛び出してない
- 他のヴィンテージケリーでも、裏から見ると革の穴から反対側の金具が見えてるものがほとんど。
このあたりの情報を集めると、本物という判断になりました。
金具の穴の研磨具合については情報不足なのですが…
3.ブランドロゴ
ボックスカーフなので、トゴなどのシワが深い素材と違って刻印は比較的綺麗に入ってます。
- でも少しロゴが滲んでいる
ほんの少ーし滲んでるんです。
4.縫い目
縫い目は有名な判断ポイントなので割愛します。
というかほぼ気になる所はなかったです。
でも一点だけ。
- 持ち手の裏側の縫い目が歪んでいる。
手持ちのバッグは縫い目も本体も黒色で、上手に写真が撮れなかったのですが、これも別サイトから持ってきた本物写真を参考に。
- 本物でも個体差がある。
なので、私の気にしすぎと判断しました。
そうなんです。
ハンドメイドなんだから、個体差あるんですよ
当たり前なんですよね。
機械で作った物じゃないんだから。
工業品のようにロットが揃ってるようなものじゃない、手作りのお品。
職人さんの手作りである事に惹かれてエルメスが好きになったのに。
危うく真贋の見分け方に気を取られて忘れそうでした。
でも「本物の個体差」と「本物とニセモノの差」って少しグレーなところもあると思います。
もちろん、ちゃんと鑑定すれば本物と偽物は絶対に違うので区別ができると思っていますが、
自分は素人ですし、プロだってヒューマンエラー起こし得ますから。
自力でエルパトしてお店で買うと、お金や時間はかかりますが、それだけ本物の保証もある訳で安心だよなぁと実感しました。
やっぱり独身時代に全力でエルパトしてみたかったZE
ありがとうございました