不作くらいで態度を変えたくない、という心境は、俺が栽培者ではなく半栽培者だからである。

 

 

ニンニクや落花生なんかは半栽培化している。皮肉にも今年などは蒔いても発芽せず、蒔かなければ庭先一面に生える現象すらあるくらいだ。この域に入れば山菜的野菜、四然派の産物としての資質を感じる。しかし これとて間引きしたり、プチ移植したり、周囲の草を刈りスペースを確保する、など半栽培的管理は必要だ。そして落花生に関しては もう一つ。

我が家の半飼育モデルである猫。これの日々の働きが落花生半栽培に関与している可能性が出てきたのだ。どういう事かというと、落花生は確かに、地の意思に迎えられ、此方が少し手を貸してやるだけで自力で育ち、繁殖もする。しかし それは家周りに限った事である。家から離れた果樹園の空きスペースなどでも同じように育つが、そちらでは去年あたりから獣の餌食になり壊滅状態になってしまった。落花生を狙ってくるのは おそらくウサギやタヌキ、アナグマ、ネズミなどの小動物である。イノシシやらシカは別の物を狙う。

 

ウサギなどの小動物なら、家のすぐ裏が山という条件の家周りにも生息している。では何故 家周りの落花生は こうして無事に半栽培化しているのか?此処に小動物が近寄り難い原因があるからではないかという事になる。つまり昼夜問わず この辺りを徘徊する うちのニャンたちが、落花生の野生化に関与している仮説が成り立つのである。ユン、ハナ、キマ、ポポ❣️お前ら やっぱり偉い。半栽培者として共にフードフォレスト(食べられる森)を家周りに作っていこうじゃないか。……まぁ あくまでも「もしかしたら」という仮説の一つに過ぎないんだけどな。良いじゃないか、俺が そうかもしれないと喜んでいるのだから。

各所で赤紫蘇も頭角を現してきた。

家裏のガクアジサイも。