台風後、果樹園パトロール。

ある梅の古木。根本から裂けている。ほぼ毎年、この時期の台風で幾らかは枝がやられる。特に驚くことではない。古木でも元気な個体なら、先の太い枝が折れても、この様な裂け方はしない。要は、これはもう老衰した木なのだ。基本的にうちの果樹は終身雇用、此方の都合で伐ることは無いが、俺が管理して10年ともなると、梅の木も徐々に代変わりが進む。しかし上の状態になった古木が樹皮一枚で粘り強く成果を出そうとするケースもある。そういうのは最後まで見届ける。さっさと処分した方が合理的だという人もいる。あれをこうして、これをああしたら復活する、とアドバイスをくれる人もいる。俺の場合は、どちらのタイプでもなく、これまでと同じ方法で対応し「ただ」見届ける。

空きスペースのサヤインゲンも殆どの支柱がへし折れ、なぎ倒されながら、それでも伸びようとするので他の草と絡みつき、訳の分からない状況になっている。まぁ これも案の定、という状況だ。軽く支柱の補強を施し、もう後は好きにやらせてやろう。

台風が去り一挙に涼しくなった。作業をしていると時折、余韻みたいな風が吹き心地よい。昼からはブロ友さんへ、クサギやら色々 送る用意をする。ついでにエビスグサも一緒にやってしまおうかと計画していたが、そっちは未だ少々青いな。あと数日待つ。