ユーグレナから臨時株主総会の案内が来ました。

産業競争力強化法において会社法の特例として「場所の定めのない株主総会(バーチャルオンリー株主総会)」に関する制度が創設され、経済産業大臣及び法務大臣の確認を受け、日本初(同社調べ)のバーチャルオンリー株主総会を8月26日に開催されることになりました。


総会当日WEB上でログインし議決権行使、オンライン上での質問、動議を受け付ける。質問は一人1問まで、250字以内とし、全てに回答できない場合がる。質問は目的事項に関連する重複しない質問を中心に取り上げるとのこと。

同様の質問を繰り返す、膨大な文字データの送信を繰り返す、目的事項に関係ない不適切な内容を含む質問等の送信を続ける場合は、議長の判断で当該株主の通信を強制的に遮断するとのこと。

 

一方、インターネット利用に支障のある株主には、フリーダイヤルに電話をかけ音声により議事進行を聴くことができる。(電話会議システム 要事前予約)但し議決権行使はできない。

 

さらに、インターネット利用に支障があり、総会で議決権行使をしたい方は、必要な機器を貸し出すとのこと。(要事前予約、5名様まで 超えた場合は抽選)かなり会社側も力を入れ、ニュースで報道されることを意識しているようです。

 

今後 会場の手配、スタッフの多数の配置、不適切株主の実質的排除等の観点からオンラインオンリー株主総会は拡大すると推測いたします。(興味本位でこのバーチャルオンリー株主総会に出席します)

 

それから議題に 定款の変更案(会社の事業の目的)について、従来の具体的事業内容(ユーグレナの研究開発、生産、販売等具体的な内容 などなど)から理念的事業内容(貧困に終止符、あらゆる年齢の全ての人の健康的な生活を確保し福祉を推進することに資する事業、ジェンダー平等を達成し全ての女性と女児のエンパーメントを図る事業 などなど)に変更になります。

 


この手の理念的概念は、一般株主が提案し、会社側は定款には馴染まないと却下するのが一般的だが、今回の会社側提案は可決されますが、理念的内容には反対しずらいが、具体的事業内容が不明瞭になる点が気になります。