奈良県の吉野といえば、みなさんが思いつくのはもちろん後醍醐天皇でしょうね。
六波羅探題を攻め落とした足利尊氏から逃れ、南朝を開いた場所として有名ですね。
地図帳を見てください。
京都と吉野はまさに南北に位置しているのが分かりますね。
ですからここからの時代を南北朝時代ともいうわけです。
しかし実はこの吉野、有名なのは南北朝だけではないんですね。
① 大海人皇子(のちの天武天皇)は兄である天智天皇と距離を置くために吉野山に出家しました。
天智の死後、大海人は挙兵して天智の子である大友皇子と争い、勝利しました。これが672年の壬申の乱。
② 平家を滅ぼした後、源義経は兄の頼朝と不仲になったため、吉野に隠れていた時期があります。
③ 現在では「日本一の桜」で有名ですね。花札にも「みよしの」の札があります。
何万本もの桜は、吉野に祭られている蔵王権現という仏さまに供えられたものと考えられているそうです。
もちろん世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部でもあります。
わたしは今年、はじめて桜を見に行ってきました。
いやぁ、すばらしかった。
見どころも多いし、ぜひオススメします!