難しい言葉でも日本語であれば、漢字が理解を助けてくれることが多いため、ある程度の意味を推察できます。


 でもそれがカタカナだと、身の回りにある言葉でもとたんに意味が分からなくなってしまいますよね。


 「テレビはテレビなんだから、それでいいじゃないか」


 まあ確かにそうなのですが、「テレ(tele)=離れた、遠い」「ビジョン(vision)=画像、映像」と知っていた方が興味が持てるように思います。


 「あぁ、確かに電話(テレフォン)も離れた所じゃないと意味がないよな」などと思えれば、勉強が進んだことになるじゃないですか。


 もちろんカタカナ言葉の意味がわかっても、それがすぐに成績の向上にはつながらないけれど。


 成績向上に一歩近づいただけですから、毎日の勉強は欠かさずにしてくださいね。



 では「カタカナのことば」、初回はウランの話をしましょう。



 

 1789年、ドイツの学者が新しい金属元素を発見しました。


 新しく発見されたものだったので、名前を付ける必要があります。


 その学者は天王星(ウラーヌス)にちなんでその金属元素にウランと命名したのです。


 このころのヨーロッパには「惑星と物質の間に何か関係がある」という考えがあったので、1791年に新しく確認されたばかりの惑星、天王星から名前をとったようです。


 このようなパターンは他にもあって、ネプツニウムという元素の名前は海王星(ネプチューン)から、プルトニウムの名前は冥王星(プルトー)から取られました。



 ウランやプルトニウムは原子力発電を行う時の核燃料として使用されます。


 原子力発電を行う時に必ず出てくるのが「放射線」の問題ですね。では「放射線」と「放射能」は何が違うのでしょうか。


 「放射線」とは広い意味で言うと「すべての電磁波および粒子線」のこと、「放射能」とは「放射線を出す能力」のことです。


 「放射線」はすべてが悪いものではなく、レントゲンに使われるなど、わたしたちの生活に役立つものでもあります。


 ただその量や使い方をまちがうと、大きな被害を出してしまうので注意が必要です。


 こうやってみるとTVや新聞で「放射能もれ」と言っている場合は間違っている可能性が高いというのがわかります。


「放射線がもれた」あるいは「放射性物質がもれた」が正しいでしょう。







 二つの違いを具体的に説明するのなら・・・


 ここに暴力団風のAさんがいます。


 当然まわりの人はこの人をおそれていますよね、インネンをつけられたりにらまれたりしたらたまったものじゃありません。


 Aさんにはにらんだり、「あぁ~ん?」と言ったり、あるいは「おいこらっ!」と怒声を上げる強い能力があります。


 僕にもあるかもしれないけれど、それは非常に弱い。


 この「ビビらせる能力」が放射能です。


 この場合のAさんは放射性物質です。


 Aさんのような方は独特のオーラを持っています。オーラでけでなく実際に大声を出したり、暴力をふるうこともあるかもしれません。


 それが放射線なんです。


 マスコミで「放射能が漏れた」ということに、何となく違和感を覚えませんか?