最近行った通訳では、日本側が韓国に対して不信を抱いていたのは、当初なかった膨大な要求額が途中から出てきたり、また、頼りにしていた通訳士が、想定外の金額を要求してきて、困ったあげく、こちらに連絡が来て、代わりに通訳をしてきたというものです。
双方、相手の言語が全く理解できないので、通訳に頼りきっていたのが、今回入って話をしてみると、韓国側への話と、日本側に話している内容に食い違いがあり、途中から要求金額が増えたのも理解できた。リスク回避の担保として、損益分岐点までは、製造業者も膨大な設備投資をしないといけないので、万一途中で取引がストップした場合の保証金であった。安定軌道に乗った後は払い戻す保証金だったのだ。それなら理解できる金額です。十分なコミュニケーションがないと、不信と誤解が増すばかりです。
また、もともと専門の通訳でなかった人で、日本語ができるというつきあいのあった韓国人だったりすると、仲介していくなかで事業がうまくいって、莫大な利益が生まれることがわかってくると、急に欲を出す人がいるということも稀にあるようです。業界の常識を知らず、何とか中間で利益を得ようと、勝手な動きや要求をし始めたりして、当惑するケースがあるようです。日本側も相応のお礼はしようと考えているのですが、お礼の域を超えた要求に面食らって、行き場を失って、違う通訳、それも日本人のほうが安心できると私のほうに頼ってこられるケースがあるのです。
非常に稀なケースでもありますし、概して素晴らしい尊敬できる韓国人の方が多いのですが、話のつじつまが合わなく変だと思った時には、通訳に全面的に頼り切らず、時には違う通訳も入れて、状況確認することも必要かと思います。
また、議事録を作って、同じ原本と翻訳本で合意内容を文書で確認する習慣も必要です。口頭だけの内容に翻弄される場合もあるようです。