元彼が結婚したと知ったのは、火曜の夜でした📱

 

共通の知り合いが載せた写真の端に、見覚えのある横顔が写っていたんです。

 

隣には白いドレスの女性。

 

えっ!

 

私はスマホを顔へ近づけ、老眼ぎみの目で二度見しました。

 

拡大しても、元彼は元彼です。

 

新婦だけが少しモザイク状になりました。

 

確認の仕方が完全に刑事!

 

別れてから何年もたっています。

 

もう好きではないと思っていました。

 

それなのに胸の奥がザワッとして、私はスマホより先に冷蔵庫を開けました🧊

 

中には賞味期限が今日のプリンが一つありました🍮

 

これは食べるしかない!

 

誰にも命令されていないのに、私はスプーンを握りました😳

 

冷蔵庫の物へ次々と使命を与えた

 

プリンを食べ終えると、まだ口が寂しい気がしました。

 

次にチーズを一枚食べました。

 

そのあと冷凍庫のアイス、昨日のポテトサラダ、いただき物のクッキーまで登場です🍰

 

元彼の結婚とポテトサラダに、何の関係があるのでしょうか?

 

ありません!

 

でも、その夜の私は食べ物すべてへ「私を慰める係」を任命していました。

 

冷蔵庫の奥から、しなびたキュウリまで出しました。

 

さすがにキュウリは慰め方を知らなかったようです。

 

私は無言で戻しました😵

 

おなかがいっぱいになると、今度は自分の行動が恥ずかしくなりました。

 

元彼は結婚し、私は夜中にポテトサラダの容器を抱えている…。

 

「人生終わってる」と言った直後、冷蔵庫の扉が開けっぱなしだと警告音が鳴りました🌙

 

はい、すみません!

 

元彼ではなく、冷蔵庫に注意される40代の女です。

 

翌朝は胃が重く、朝食を抜きました。

 

昼になるとおなかがすき、いつもより大きなお弁当を買いました🥄

 

悲しみは消えていないのに、食費だけが元気です。

 

自分でも笑ってしまいました😂

 

夜になり、私はまた例の写真を見ようとしました。

 

でも指が止まりました。

 

見れば何か納得できる?

 

たぶん、また新しい傷を探すだけです…。

 

私はスマホを伏せ、精神科医Tomyさんの「別れに苦しむ、あなたへ。」を注文しました📘

 

 

 

 

 

失恋や離婚、死別など、大切な人との別れで動く気持ちを扱った本です。

 

私は届けば、元彼の結婚なんて三ページほどでどうでもよくなると思っていました📦

 

本への期待が雑!

 

読み始めると、元彼が結婚した事実より、自分だけ時間が止まった気がしたことが苦しかったのだと気づきました😶

 

彼に戻ってきてほしいわけではありません。

 

私より先に幸せそうな場所へ行ったように見えたのが、悔しかったんです。

 

そんな本音をノートへ書いたら、かなり格好悪い文章になりました📝

 

「私は置いていかれた気がして腹が立つ」

 

うわっ、素直!

 

きれいな失恋ではありません。

 

でも、ポテトサラダより本音のほうが腹にたまりませんでした😅

 

冷蔵庫を開ける前に卵を焼いた

 

本は、元彼の記憶を消してくれません。

 

疲れている夜に読むと、別れの話そのものが重く感じる日もありました。

 

そんな日は、無理に読まず閉じました。

 

私は写真を載せた人の投稿を、しばらく非表示にしました。

 

嫌いだからではありません。

 

自分から毎晩、傷口の見回りへ行かないためです。

 

次の金曜、また冷蔵庫の前に立ちました🍚

 

今度は目についた物を全部食べず、卵を二つ出しました🥚

 

卵焼きを作ろうとして、ひっくり返すのに失敗しました。

 

元彼は家庭を築き、私は卵を崩壊させている!

 

一瞬また落ち込みましたが、形が悪いだけで味は普通でした。

 

人生も卵焼きも、見た目だけで廃棄する必要はありません😣

 

食べ終えたあと、近所を少し歩きました🚶‍♀️

 

結婚した元彼の人生と、私の金曜の夜は別の物です。

 

頭では知っていた言葉が、歩いているうちに少しだけ体へ下りてきました…。

 

帰宅すると、例のプリンがあった場所は空いていました🌤️

 

私はそこへ翌朝のヨーグルトを一つ置きました。

 

未来の自分用です。

 

元彼の写真を思い出す夜は、今もあります。

 

そんなときは、スマホではなく冷蔵庫を開けることもあります。

 

でも全部へ慰め係を任せるのはやめました🙂

 

温かいお茶を入れ、本を数ページだけ読みます🍵

 

人生終わってるより先に冷蔵庫を開けた女は、今夜も自分の朝ごはんを少し残しています🌱