しゃくれた顎の矯正前後および後記。

こんにちは。今日の歯科です。

今回のお話は

よくしゃもじと呼ばれる

3級の咬合の形をしている

患者さんの小口抜歯矯正により

咬合関係の改善及び眼毛の変化まで

良い方向に変化した方に対する

話です。

上下の歯の相対的咬合関係を

直観的に表す時

1、2、3級の咬合関係と言いますが。

平易に説明すると

1級は正常

2級は相対的に上顎歯がこれから

3級は下顎歯がこれから

出てきたことを言います。

しゃもじって必ずしも3級じゃないけど

(骨と歯との関係は必ず100%

同じではない場合もあります。）

下顎が発達した方は

下の歯が

相対的にもっと出ている確率が高いでしょう。

前後·後期の記録写真を見ながら

もう少し詳しく説明させていただきます。

上側がしゃくれたあごの歯の矯正(3級咬合形態)前

下が後の写真です。

相対的にかみ合う位置とは

一般的に

第1大臼歯と牙(犬歯)を基準に

評価をするのですが、

青い矢印で示した

歯が第一大臼歯です。

上歯配列に比べて

相対的に前方に位置しており

歯並びや眼毛の変化だけでなく

咬合関係を改善するためには

奥歯間の位置を合わせるのが重要です。

下の歯を見るとジグザグに

正常な位置によく合わせられているのが見えます。

ミニスクリューの活用

奥歯は根がいくつもあって

歯槽骨への抵抗が強いため

奥歯を動かす時は

普通ミニスクリュー（絶対固定員）だってことを

使うことになります。

奥歯を動かすためには

もっと強い力を与えることができるものが必要だ。

と思っていただければいいんですが

多くの方が嫌がることもあるんですよ。 ^^;

それでこの方は

下の方は4番(第一小口)

上は5番(第2小口)抜歯により

力の適切な配分を通じて

ミニスクリューを使用せず

噛み合わせを合わせてみることにしました。

もちろん、中間過程で必要ならば

使うことにしました

結論的にはミニスクリューなしで

噛み合わせができました。

難しい内容かもしれませんが

簡単に説明すると

「抜歯矯正が必要な状況で

スペースを閉める時、

歯列矯正前の状態では

下の歯が

前方に位置しているため

下の奥歯はできるだけ動きにくく

奥歯は

前方移動して位置を合わせる。

そういう動きが

もっと有利にするために

上には第2小口を

下記は第1小口を抜歯する

計画を立てて

ミニスクリューなしで良い結果を得た。'

とお伝えすればいいと思います。

歯列矯正前後の後記。

x-ray上で見ると

前歯間の咬合関係の改善だけでなく

奥歯も良い位置に噛み合うのが観察されます。

歯の角度も良くなりました。

顔毛の変化は

*. 抜歯矯正をしたので

突出傾向のあった外見が良くなりました。

*. 咬合形態を改善することにより

相対的にもっと出ていた下顎が

バランスが取れていることが観察されます。

交合面の写真を見ると、

歯が揃ったのは当然です。

保持装置まで

良い結果を得ています。 ^^

根が短くなったり

歯ぐきが弱くなったりすることなどは

当然観察されません。

途中にある写真は過程中の写真ですが。

先程ご説明したように

下の方は第一小口

上の方は、第二小臼歯を抜歯し

抜歯空間をコントロールしながら

移動している記録です。

いらっしゃるたびに変化する歯並びと

口腔環境上で

精巧な矯正力コントロールにより

ミニスクリューを植えないで

仕上げることができました。

しゃもじ(3級咬合形態)歯の矯正

良いレビューの写真記録でした。

僕たちの今日の歯科は

正確な診断と

最適化された期間

いい結果に

いつも気を使っていると自負しています。

専門家の歯科医とぜひ相談してください。

ありがとうございます。