牙八重歯歯の矯正期間と過程前後の比較レビュー

こんにちは。今日の歯科です。

今回は八重歯の矯正ケースを
紹介したいと思います。

八重歯は歯の矯正のために訪れる
ありふれた事例の一つとして多くの方々が
関心を持って知りたい部分が
多いと思います。

満12歳の男子生徒の事例を通じて
1年6か月の治療期間中
歯が揃う過程を
見てみましょう。

1. 来院当日の口腔状態診断

放射線写真

パノラマ写真です。
永久歯がすべて生えていて、歯の根の状態は
すべて良好なものが見られます。

矯正前の横顔のX線です。
下顎前置部の角度が前方に多く
傾斜している様子が見られます。

2. 構内写真

初めて来院した当時の構内の写真です。
上顎両側の牙の八重歯が比較的ひどく、
上顎前歯が下顎前歯を覆うことができず
やや反対咬合の性向を見せる
状態でした。

校合面構内の写真です。
両側の上顎牙ともに配列から
かなり外れているのが見られます。

2. 八重歯矯正治療期間

まだ幼いのに、
成長しながら八重歯が元の場所に戻り
下りてくるんじゃないですかね？

まだ幼い方なので
まだ萌芽が出ていない歯だと
思うかもしれませんが
すでに永久歯がすべて出ていて、
歯が落ち着く空間が
絶対的に足りない状態なので
自然に下りたり配列したりすることはありません。

六箇月後

治療開始から6ヶ月後の構内の写真です。
空間確保のために
上下顎小臼歯4つを抜歯し
矯正治療を行いました。
八重歯がたくさん生えてきた姿です。

咬合面から撮影した写真です。
上顎は小臼歯が抜けた空間が多く閉まりますが、下顎はまだ歯が抜けた空間が残っています。

1年6ヶ月後(治療完了)

構内写真

1. 正面写真

以後1年が経って
矯正治療が完了した様子です。
配列が整い
八重歯の改善がうまくいったのが見られます。

上下の噛み合わせも正常に
上の歯が下の歯を覆う
正常咬合になりました。

2. 咬合面写真

上下顎前歯部の内側に
固定式の針金保持装置をよく取り付けて
治療結果がよく維持されるようにしておきました。

放射線写真

パノラマ写真

完了後のパノラマ写真です。
仕上げがうまくいったのが見られます。

3. 校正前後比較

1. 正面と咬合面



矯正治療の前後の写真です。
上顎八重歯がよく生えてきて、配列が揃ったのが見られます。

側面を撮った写真でもはっきりと
良くなった様子を確認することができます。

反対咬合の傾向を見せていた前置部も
上の歯が下の歯を覆う正常な噛み合わせで
改善されたことが見られます。

悩んでいた八重歯が
整然と配列ができて
患者さんとご両親はどちらも結果に
満足されました。

患者さんの年齢も青少年期で
矯正治療を行うにあたって
とてもふさわしい年齢層なので
校正期間が比較的短く
約1年6ヶ月ほどかかりました。

八重歯で悩んで
矯正治療に興味があるなら
歯科医院にお越しいただき、検査と相談を通じて
本人の状態を専門家と話し合ってみて
治療を決めてください。

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