ソ・ジソクさん：韓国語の授業がある高校や図書館に、韓日・日韓辞典を寄贈 ／大阪

　◇韓流スターのソ・ジソクさん
　高校生らの相互理解をはぐくもうと、韓流俳優のソ・ジソクさん（２９）が、韓国語の授業がある府内の高校や図書館に、韓日・日韓辞典を２２０冊寄贈した。公演の報酬を寄託されたＮＰＯ法人「コリアＮＧＯセンター」が２日、府教委を訪れて目録を手渡した。【平川哲也】
　ソさんは０１年にデビュー。０６年の「１９歳の純情」で好演し、ＫＢＳ演技大賞新人演技賞を受けた。日本のファンも多く、昨年１２月には大阪市内でファンミーティングを開催。関係者を通じて同センターに申し入れ、「韓日の青少年友好に役立ててほしい」と報酬の約７２万円を寄託した。
　辞典を贈るのは、選択科目などで韓国語を教える府立と大阪市立の高校計５３校と、府立と市立の中央図書館。それぞれ４冊が今月中旬までに届けられる。
　寄託を受けた同センターの金光敏（キムクァンミン）事務局長は「在日コリアンの生徒には民族のことを知る機会に、日本人の生徒には相互理解の取り組みを進めていってほしい」と話している。

２月８日朝刊

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