

普通の番組のように、キャラクターを作るわけでもなく、誰か一人が代表してカリスマ性をアピールしたり、ボケ役を演じたりするわけでもない。タレント性も、短所も、長所もそれぞれ違うが、よくできる部分は生かし、足りない部分は補い、競争するときは驚くほどの根性で競争し、譲歩するときはクールに譲歩することでバランスを保ってきた彼らだ。だからこそ、別々よりも一緒にいるときのほうが一層輝く。気になる最長寿アイドルの秘訣と「神話放送」が果たしてどこまで発展できるのか、その可能性を聞くために神話を訪ねた。それでは、「神話放送」の主人公である神話のメンバーと演出を担当したユン・ヒョンジュンプロデューサーに会ってみよう。
知り尽くしていることが逆に難しいときもあります

ユン・プロデューサー:以前、音楽番組やKBS2「想像プラス」などのバラエティを一緒に作ったことがあるので、メンバーとは普段から付き合いがありました。エリックさんは、主にドラマで活動していたので今回から親しくなりました。でも、僕はただの知り合いという程度で、うちの脚本家たちのほうがもっとよく知っています。知り尽くしているからかなり役に立ちます。でも、知り尽くしていることが不利になることもあります。性格や関係などをあまりにもよく知りすぎていて、知らなければ何でもさせられるのに知っているからこそ嫌なことをさせるわけにはいかないということです。それにもう一つ、それぞれのキャラクターが作られる過程やよく知らない人たちがお互いを知っていく過程も面白いエピソードになります。でも、神話は関係を築いていく過程ではなく、すでにできた関係、しかも強固な関係になった状態ですね。14年を経たグループだということが有利だとは一概に言えないんです。
―ああ、たとえばMBC「無限に挑戦」の「親しくなってほしい」のようなことが不可能なわけですね。でも、他のバラエティ番組での神話は、「神話放送」ほど面白くありません。
チョンジン:MBC「無限に挑戦」や他のバラエティにたくさん接してきましたが、僕たちよりずっと上手い先輩たちがいるので、比較するのは難しいですね。僕たちだけの長所といえば、“兄弟”と言えるくらい長い間一緒にいることだと思います。だからわざわざ状況を作り上げたりしません。正直、他の番組では、状況を演出することもあるんですよ。何よりも、久しぶりに皆で一緒に番組をやること、それ自体に大きな意味があると思います。
エリック:そうです。リアリティ番組はたくさんありますが、同じ形式でもよりリアルになるのは、僕たちが14年間一緒に生活してきたからだと思います。
チョンジン:他の番組より面白くないかもしれませんけれど、確かにリアリティは生きています。
アンディ:MCなしで僕たちが番組のほとんどを引っ張っていくというところが新しいですし、プレッシャーにもなります。制作陣の方々が僕たちをよく知っているので生かせる部分も確かにありますし。
チョンジン:僕たちだけになると、番組ではなく、ただ遊んでいるような気分になります。だからより自然な言葉や行動が出てくると思います。
ドンワン:「神話放送」が好きだという方々は、細かい部分が面白いと言ってくれます。実際、時にはカメラの前だということをすっかり忘れて、してはならないことをしたり、言ったりすることもあります(笑) 幸い制作の方々が上手く編集してくれます。
―今もそうですね。ドンワンさんは状況をなんとか収拾しなければならないという責任を感じるようです。
エリック:ドンワンが状況を収拾する?そんなわけないじゃないですか。逆にミスばかりしているのに(笑)

チョンジン:そのときも他の人とだったらあんなに図々しくはできませんでした。僕たちだからできたんだと思います。たとえば、ある日エリックがもっと熱心にボケ役を演じると、僕も刺激を受けてもっと一生懸命するようになります。そのような些細なことでしたが、それだけで雰囲気が良くなりました。それぞれが頑張っているのを見ると「負けるのは嫌だ」という気持ちになって、より意欲的に取り組むようになるんだと思います。
ユン・プロデューサー:確かに、神話はお客さんがいる時よりも、彼らだけでいる時が一番面白いです。
―先日「こそ泥たち」で登場した風船の中に入って水の上を歩くゲームですが、つい最近他の番組でもしていました。もしかして見られましたか?その番組では、出演者がかなり苦労していましたが、神話は意外とよくできていました。しかもそれぞれ異なる方法で。
アンディ:あ、僕もその番組見ました。僕は最初から体を低くして進もうと思いました。軍隊に行ったからそう思ったのでしょう。
ユン・プロデューサー:神話のメンバーは、同じことをするのが好きではありません。負けず嫌いとまではいえませんが、とにかくベストを尽くしますね。一生懸命やります。勝敗はさておき、誰かが何かをやり遂げたら「自分はもっと上手くやらなければならない、他のものを見せなければならない」と思うようです。でも、ライバル意識とは言い難いようです。SHINeeやSUPER JUNIORが来たときも「自分たちがサポートして彼らを目立たせなければならない」という責任を感じているように見えましたので。