物語は人物紹介をみると大分はっきりしてくるかと思いますが(いや、逆にこんぐらがかるかな)、最初は「西の悪い魔女が死んだ!」というオズの国民の喜びの歌から始まります。そしてそこに降りてくるのは大きなシャボン玉を思わせる巨大な装置に乗ったグリンダ(この時点では既に改名しています)。そしてオズの民と共にしばらく祝い歌いますが、一人の国民による「あなたは西の悪い魔女と友達だったの?」という問いで初めて動揺を見せますが、やがてうなずき「友達といっても色々な友達がいるけれど、彼女とは学校で会ったのよ……」と言う彼女の一言を残し、舞台は一気にシズ大学のエルファバやグリンダの在籍していた時代へ。晴れやかな顔つきをした新入生たちとオズの民が入れ替わっていきます。 しかしそんな新入生の中で緑色の肌を持つエルファバは嘲笑の的。憤慨したエルファバと笑い合っている新入生(その中央にいるのは勿論まだ考えの浅はかなガリンダです)の中にでてきたマダム・モリブルが皆の部屋割りを発表し始めますが、ひょんな勘違いで、あろうことかエルファバとガリンダはルームメイトとなってしまいます。 そして「私が面倒を見ます」と言い放ちネッサの車いすを押して去って行こうとしたマダム・モリブルに対して「駄目よ、彼女はいつも私と一緒なの、ネッサを私に返して!!」とエルファバが叫んだ途端彼女の不思議な力によりネッサの車いすはくるくる回転しながら彼女の姉の元へ。怒られる!と思ったエルファバはとっさに謝りますが意外なことにマダム・モリブルは「ついに見つけたわ、あなたのような人。その魔力ならオズの魔法使いに会える日も近いわよ」と嬉しそうにし、彼女に特別な魔法のレッスンをするとまで約束します。 エルファバは普段はめったに味わえない誇らしさと喜びを感じながら「もし魔法使いと私が会って、彼の右腕になれたならもう誰も私のこと笑わない!」と彼女の心からの望みである”皆から愛されること”を夢見、「The Wizard And I」というナンバーを歌い上げます (こぼれ話を一つ。この曲、まりほがミュージカルを練習しはじめた時にはじめて歌ったナンバーなのです。CDでこのナンバーを歌った女優、オリジナルのエルファバであるIdina Menzelはそれ以来ずっとまりほの憧れとなっています。歌った女優さんは違うにしろ、まりほがこのナンバーで大泣きしたのは言うまでもありません)
さて、ルームメイトとなった性格の正反対な二人は当然お互い反発しあい、ここで歌われるのが「What Is This Feeling?」というけんかの曲。そうです、私たちのミュージカル人生が始まった曲、そして今は私たちのコンサートの十八番となった曲です。 そのけんかのナンバーの後、場面はドクター・ディラモンドの授業風景へ。途中までガリンダやそのとりまきの女学生達のおしゃべりに悩まされながらも授業を行っていた彼ですが、オズの歴史が書かれた黒板を裏返したとたん穏やかだった彼の表情が凍り付きます。そこに書かれていたのは「動物は見られるだけであるべき、言葉を喋るな!」という残酷な文字。動物と人間が当たり前の様に一緒に暮らしていたオズの国だけあり、さすがの生徒達もびっくり、言葉を失います。しかしそれはドクター・ディラモンドとて同じ。やがてショックを必死に隠し、「誰がやったのかいいなさい!」と怒りを見せますが皆押し黙ったままでした。そして彼は授業を終わりにします。 心優しいエルファバは彼のそばに行き、「オズに言うべきよ、彼なら何でも解決してくれるわ」と言いますがドクター・ディラモンドは「そうだといいのだが……」とあまり気乗りしない様子。彼を心配しつつ、自分の特別授業へいっこうに現れないエルファバを急かしに来たマダム・モリブルにより彼女はその場を離れます。「そんなこと、オズで起こるはずがない」と言いながら…
以下出演者サイン入りのPlaybillです。ちょっと分かりにくいかもしれませんが上からボック役のAlex、エルファバ役のDee、ガリンダ/グリンダ役のKatie、マダム・モリブル役のRondi、そして一番下の小さいサインがフィエロ役のAndyのものになります(彼は舞台版「キューティ・ブロンド」、原題「Legally Blonde」にオリジナルキャストとして出演したため、アマゾン等で「Legally Blonde the musical」のCDをお求めいただければ彼の声を聞くことができます。)。男性は黒、女性は銀色のペンで書いてくれました。傾向としては女性陣のサインが大きいですね