どうも!甲楽わんです。
ひさひぶりのブログ更新です。半年くらい前から作り始めていた、ボカロを歌わせる書籍ですが。すこしずつゴールが見えてきました。
コンセプトは、「人のクセ」を積極的にボカロに取り入れよう!
こちらのブログでも紹介している通り、人の歌声では音高の揺らぎが入ったり、発音のニュアンスが変わったりします。ボカロと人の歌声との違い(人のクセ)を理解し、積極的にボカロの歌声に取り入れてみよう、といのがコンセプトとなってます。
雰囲気はこんな感じです。書籍冒頭の「書籍の読み方」というページをコピペ。
しゃくりやプレパレーション、子音のタメ、息漏れなど、ボカロでは失われてしまう人のクセを「調声要素」と読んで、紹介していきます(上図①②③)。調声要素は全部で16つです。
それぞれの人のクセ(調声要素)は、歌い手さんの歌唱データをつかって、ボカロ(べた打ち)と人の歌声を見比べて確認できるようにしました(上図の④)。
また、人のクセの無い未編集のトラックと有るトラックをVOCALOID Editor内で比べられるように、VSQXファイルを添付します(上図⑤⑥)。
書籍のために組んだVSQXです。調声要素(人のクセ)は、全部で16つ紹介しているので、解説用のVSQXの数もそれなりになりましたね。
その他、歌唱表現や、日本語ライブラリで英語を歌わせるテクニックについても紹介しています(もちろん解説用のVSQXあり)。
そして、すこし迷ったのですが。私なりのボーカルイメージの作り方や、アレンジ(調声)に関する考え方についても紹介いたします。いくつか特定の方向性でアレンジしたVSQXデータも作成しました。
その他、ボカロに関するコラムなんてのも知り合いの方に書いてもらったり。
いろいろ書いていたら、B5判で90ページ近くになっていました。お楽しみに。
書籍のためにボカロカバーを作ります!!
書籍には参考用音源として、私がボカロを歌わせた曲(オリジナル曲+カバー曲)をVSQX付きで添付します。その他、知り合いのボカロ調声専門活動されている方にも数曲提供していただきました。
そこで、書籍用に、新たにボカロカバーを4曲ほど作製しています。楽曲は、これまでのボカロ活動を通してつながった方々のものを選ばせていただきました。
参考音源は、合計で11曲。もうアルバムのような感じですね。
書籍の販売が決まったら、宣伝用に4曲のカバーはすべてニコニコ動画で公開する予定です。今からとても楽しみです。
書籍の本文は方は、おおよそ書けていますが。音源やらボカロの使用許可やら、印刷やら。いろいろハードルがあります。もう一息ですね。
では!