【209話】ついに動き出した千鶴 | 恋心、お借りします

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【209話】ついに動き出した千鶴

 

 

はいどーも!かのかり楽しんでますか!?

 

突然ですが、最近かのかりの妄想を書いています笑。

 

かのかりのLINEオープンチャットで第4回妄想大会が開かれるので、かのかりガチ勢&ブロガーとしては、妄想の一つや二つ書かないわけにはいかない。

 

こうして黒歴史は生まれた…。

 

バリバリ理系の私。

数式と戯れ、生物のミクロな世界に心をトキめかせていた高校時代。

小説とか、一度も書いたことはないですから!

国語とか、からっきしダメでしたから!

しかーーーーし、妄想爆発させます。

 

「演技と彼女①」
「演技」とは何ぞやと悩む和也の妄想。バカな和也が書きたかった。

 

「未来と彼氏」

墨ちゃん奮闘記の妄想。超イイ子の墨ちゃんが書きたかった。

 

二本立て。とりあえず、妄想記事はこちらにも投稿しようと思います…。よろしく(小声)。

 

 

 

では、209話!今週のかのかり。

 

ちょっと今週は、すべて千鶴の心のドラマで、表面的なイベントは全く起きなかったので、読者の中には理解するのが難しかったと感じる人もいたかもしれません。

 

 

◆ねぇ 貴方はまだ… 麻美さんの事 好きなの…? 209話

 

「貴方はまだ 麻美さんの事 好きなの?」と言って天を仰いだ千鶴を見ると、読者の中には千鶴ちゃんは和也の気持ちを疑って不安になっているのかと、感じてしまう方もいるのではないでしょうか。

 

コレはさすがにミスリード。大丈夫です。千鶴は和也と恋人になることについて不安を感じたり、彼の気持ちを疑ったりしていません。それについても今回話しますね。

 

209話、何があったかと言うと、ついに千鶴が動き始めたということですね。

 

麻美ちゃんに、今日中に和さんに真実を話すように迫られ、これからどう動くのか決断しなければならなくなりました(208話)。

 

千鶴は考えます。今、私はどうすべきなのか。

 

 

でも 私じゃない… 「彼」がきめる事… 209話

 

 

◆でもそれは 少なからず 貴方を傷つける事になる 209話
 

麻美さんがバラす前に 自分達から嘘を告白する

この判断も十分にありえる

でも 私じゃない… 「彼」がきめる事…

 

あの日(ミスド)の事を伝えれば 「判断」も変わるかもしれない

協力して 麻美さんを止めることだって できるかもしれない

 

和さんに嘘を告白するのか、もしくは麻美さんをなんとかして止めるのか。はたまた別の方法を取るのか。

 

しかし、いずれにしても千鶴自身が決めることはできません。だって、千鶴はレンタル彼女。勝手にお客の嘘をバラすなんてできません。さらに、この嘘は千鶴だけのものではなく、もうふたりのもの。

 

千鶴は和也に、麻美さんがミスドで「提案」してきたことや、彼に嘘をついて騙していることを話し、これからどう対応すべきか二人で決めなければいけません。

 

今日中と期限が決められた切迫した状態で、もう立ち止まっているわけにはいかない。すべて話してしまいたい。

 

でも、どうしても言えない。今までだって、本当は話したかった。でも、ずっと一人で抱えていた。

 

今回は、そんな千鶴の葛藤を丁寧に見ていきます!

 

 

 

  ついに動き出した千鶴

 

◆私そんなに我慢強くないから 今日中には結論欲しいかも 208話

 

私そんなに

我慢強くないから

今日中には結論欲しいかも

 

今日中…

 

指輪を受け取ってしまった事実を責め立てられ、決められてしまった期限。

 

麻美さんが嘘を黙っていてくれるというのは(197話)、千鶴の希望的観測でした。今日中に和おばあさんに真実を話すように迫ってきたのです。

 

もし、そうしなかったら、きっと麻美さんは自分の手で、自分のやり方で、和おばあさんやご両親、木部くんに、真実を話す気でいる。

 

千鶴に残された時間はほとんどありません(【208話】役者七海麻美)。

 

 

◆どうすれば…!私は…! 208話

 

どうすれば…!私は…!

 

和也の本物の恋人にもなれず、真実を話すこともできない。千鶴は右にも左にも動けない状況です。何もしなければ、麻美さんにすべて明かされてしまう。

 

千鶴は今日中に、ふたりの嘘をどうするのか、決めなくては行けなくなりました。

 

部屋に戻った後も、千鶴は悩み続けます。どうすればいいのか。

 

 

◆どうすべきか悩む千鶴 209話

 

麻美さんの真意は分からない。でも、忠告したのに私たちが「恋人ごっこ」を続けて来たこと、そしてそれ以上の関係になろうとしていることに不満があるのは間違いない。だから、ミスドで和也との関係を終わらせるために協力してあげると「提案」してきた。この旅行まで付いてきて、2人の嘘をバラすぞと脅迫してきた。麻美さんは、この旅で私たちの嘘を暴き、嘘の恋人関係を終わらせようとしている。

 

千鶴は和也に尋ねます。

 

 

あなた 麻美さんのこと どう思う? 209話

 

あなた 麻美さんのこと どう思う?

 

麻美さんが何を考えているのか少しでも知りたい。麻美さんは、私に対しては和也をストーカーだと言ってあなたの味方になってあげると言ってきた(183話)。真実を話せと迫ってきた。和也に対しては、麻美さんは何か言っていないんだろうか…。

 

しかし、和也の返事は想像を超えるものでした。

 

 

◆正直自己嫌悪でさ… 爆弾娘扱いして… 209話

 

なんかすげー…優しかったよ…

俺が不幸になることなんてしないって…

正直 自己嫌悪でさ…

「爆弾娘」扱いして…

 

麻美さんは、和也には全く違うことを言っていたんです。

 

私には、和也はストーカーのように付きまとってきたと話しておきながら、和也本人には本心を隠し、彼を騙している。幸せを願っているなんて、彼を味方につけるための嘘。

 

麻美さんは「好意」で、私に近づいて来たんじゃない。すべて彼女の思い通りに事を動かす気でいる。相当危険な存在。

 

千鶴は、険しい顔で和也の言葉を受け取ります。

 

麻美さんは、私たちの嘘を暴く気でいる。そのためには、手段を択ばないかもしれない。実際に和也には嘘を言って本心を隠しながら、私には今日中と期限を迫った来た。

 

 

◆状況は 変わっているかもしれない 207話

 

麻美さんにバラされてしまうくらいなら、私たちで告白した方が和おばあさんやご両親の傷は浅いかもしれない。まだ納得してくれるかもしれない。

 

一緒に麻美さんを止める方法を見つけることもできるかもしれない。

 

千鶴に残された時間は今日中。悠長なことはしていられません。千鶴は和也にすべてを話すべきなのか迷いながら、今の状況を話し出します。

 

状況は 変わっているかもしれない

 

 

 

え?

ちょっ ちょっと 待ってくれよ!

麻美ちゃん 何か言ってたのか!?

でも…! 昨日までは そんな様子全然…!!

 

和也は、まさか麻美さんが自分をストーカー扱いして、ふたりの嘘をバラそうと計画していることなんて、考えもしていません。完全に、麻美さんを信じ切っている。

 

和也にとって麻美さんは「幸せすると誓った人」。彼にとって麻美さんがどれほど大切な人だったのか、彼の恋がどれほど本気だったのか、レンタル彼女として和也の傍にいた私は良く分かっている。だから、これまでミスドであったことも黙ってきた(184話)。

 

 

◆「真実」を和也に打ち明けるか迷う千鶴 209話

 

やっぱり、麻美さんがあなたをストーカー扱いしていて、無理やり2人の嘘をバラそうとしているなんて話しづらい。大切な人が、あなたを騙して不幸にしようとしているなんて知ったら、あなたはきっと傷つく。

 

でもっ、この嘘を守るためには、あなたにすべてを話さないといけない。

 

千鶴は、きゅっと口を結びます。

 

 

 

千鶴は一人になると、今の状況を確認します。

 

 

でも 私じゃない… 「彼」がきめる事… 209話

 

麻美さんがバラす前に 自分達から嘘を告白する

この判断も十分にありえる

でも 私じゃない… 「彼」がきめる事…

 

 

◆でもそれは 少なからず 貴方を傷つける事になる 209話
 

あの日(ミスド)の事を伝えれば 「判断」も変わるかもしれない

協力して 麻美さんを止めることだって できるかもしれない

 

 

麻美さんが「期限」を決めた今、立ち止まってはいられない。

 

もし和也が望むのなら、和おばあさんやご両親に私たちの嘘を告白する選択だってあり得る。もし彼が協力してくれるなら、ふたりで麻美さんを止めに行くことだってできるかもしれない。

 

でも、私が勝手に決めるわけにはいかない。私はレンタル彼女、お客の意志に従う事しかできない。これは、私だけの嘘じゃない、私と和也ふたりの嘘。

 

あなたに麻美さんの本性を話すということは、あなたを傷つける事になる。ミスドであなたをストーカーだと言っていたこと、あなたに嘘をついて不幸にしようとしていることを打ち明けなければならない。

 

ねぇ 知りたい…?

 

たとえ傷ついたとしても、あなたは「真実」を知りたい?

麻美さんがあなたに嘘をついて騙していること、知りたい?

麻美さんがあなたを嫌っていること、知りたい?

 

 

◆ねぇ 貴方はまだ… 麻美さんの事 好きなの…? 209話

 

ねぇ 貴方はまだ…

麻美さんの事 好きなの…?

 

だから教えて、あなたが傷ついてしまわないか。

麻美さんのこと、まだ好きなのか。

 

 

 

千鶴は、麻美に期限を与えられた今、和也に相談したいと考えています。

 

しかし、そのときには、「真実」を打ち明けなければなりません。ミスドで麻美が、和也をストーカーだと言っていたことや、今無理やり嘘をバラそうとしていること、彼に嘘をついて騙していることなどです。

 

千鶴は「真実」を打ち明けたい。でも、どうしても打ち明けられない。和也にとって、まだ麻美は大切な存在だからです。真実を知ってしまったら本気で恋をしていた和也は、傷ついてしまうんじゃないかと恐れているからです。実際、これまでも麻美の提案をずっと一人で抱えてきました(184話)。

 

 

◆ミスドで麻美に提案を押しつけられたことを和也に相談できない千鶴(184話)

 

和也を傷つけたくないという優しさが「障害」となって、彼に相談できないという状況です。和也を大切に思うあまり、「真実」が言えないんですね。

 

そこで、千鶴が今後しなければいけないと考えていることは、「真実」を話しても和也が傷つかないことを確かめる事です。もし傷つかないのであれば(もう麻美さんを好きでないのなら、もしくは傷つく覚悟があると言いうなら)、千鶴は和也に麻美の本性を打ち明けることができます。

 

だからここで千鶴は、和也はまだ麻美さんのことが好きなんだろうかと悩んでいるわけですね。

 

したがって、何か邪魔が入らない限り、千鶴は和也に今麻美をどう思っているのか尋ねるはずです。そして、真実を打ち明けても彼が傷つかないと感じたなら、麻美の本性を話し、ふたりで今度どうすべきか相談するはずです。

 

実際、今和也の気持ちは麻美にはなく、千鶴のことで1年以上頭がいっぱいです。そして今千鶴に告白しようと決意している。他でもなく千鶴がいいと伝えようとしているんです。この状況で、千鶴が和也に麻美さんのことがまだ好きかどうか聞いたとしたら、和也は「もう好きではない」「よりを戻す気はない」とはっきり言ってくれるでしょうね。妙な邪魔が入らない限り、すぐに越えられる障害に見えます。

 

千鶴が和也はまだ麻美のことが好きかどうか確かめようとすることには、全くネガティブな要素はありません。見方を変えれば、千鶴が麻美と戦うために前へ進み始めたということなんです。和也に相談するために、目の前にある障害を乗り越えようとしているわけですね。ついにこのハワイアンズ編で物語が動き出しそうな予感がありますね!

 

 

 

  和也との恋人関係に不安はない

 

和也はまだ麻美さんが好きなんだろうかと考える千鶴のコマだけを見ると、千鶴が和也の気持ちを疑っているのではないか、彼は自分ではなく麻美のことが好きなんじゃないかと不安になっているのではないか、そんな想像してしまいます。

 

 

◆ねぇ 貴方はまだ… 麻美さんの事 好きなの…? 209話

 

しかし、コレは明らかなミスリードですね。読者が、千鶴に与えられている状況や気持ちの流れを掴まずに、このコマだけを切り取って勝手にストーリーを作ってしまっているだけです。そんなことは、まずないです。

 

第一に、千鶴は和也と恋人になれなくて悩んでいるのではありません。お客の和也を傷つけたくなくて悩んでいるのです。傷ついてしまうかどうか知りたくて、まだ麻美のことが好きかどうか知りたいんです。

 

たとえ、千鶴が和也と恋人になる気が全くなかったとしても、レンタル彼女としてお客の恋心を傷つけないために、麻美のことがまだ好きなのかどうか確かめなければいけないんです。千鶴が和也と恋人になりたいかどうかとは全く別の話なんですね。

 

たしかに、千鶴は、和也にとって麻美は大切な存在だということを良く分かっています。和也と出会った当初、レンタル彼女として彼の傍にいて、どれほど彼が麻美さんに本気だったのか誰よりも知っています。麻美は彼の「幸せにすると誓った人」でした。和也に恋人を作る約束をしている千鶴は、以前麻美に彼の恋心に向き合うようお願いまでしました(48-49話)。その後、撮影旅行のときに和也の気持ちを確かめたときには、「幸せになって欲しいとは思う…」と聞いています。

 

しかし、和也の本心を知ることができたときから、どうして彼がずっと自分の傍にいてくれたのか、辛いときに助けようとしてくれたのか、夢まで叶えてくれたのか、励ましデートで「俺の理想の彼女はさ」と言ってくれたのか、分かっているはずです。それは「恋心」以外の何物でもありません。和也が自分のことをどれほど大切に思ってきてくれたか千鶴本人が実感しているはずです。そして今、和也は告白しようと(あなたと恋人になりたいと伝えようと)してくれている(191話)。彼の「君がいい」という気持ちは痛いほど感じている。この状況で、和也の気持ちを疑うとしたら、相当恋愛関係に不安を感じやすい女の子です。

 

千鶴は、恋愛に積極的だったり自信のある女の子ではありません。しかし、瑠夏のように恋愛関係に強い不安を感じることはありません。たとえば、瑠夏が和也に抱き着いていたとしても、「ほんとだーいすきって感じ」と冗談を言ってしまうほど余裕があります(207話)。それは、瑠夏が勝手に和也に抱き着いているだけで、和也が好きなのは自分だと信じられているからです。もし瑠夏のように恋愛関係に強く不安を感じてしまう女の子なら、彼の近くに可愛い女の子が近づいてくるだけで気が気じゃないでしょう。

 

また、もし仮に千鶴が和也はまだ麻美さんのことが好きで自分は2番目なんじゃないかと不安に感じているとしたら、和也から告白されたときにその不安は生まれているはずです。そのときから和也が麻美さんのことをどう思っているのか、探っていたはずです。しかし、その素振りはありませんでした。

 

サイゼリアで和也の気持ちを確かめたときも、瑠夏との関係は聞いたものの、麻美のことは話にも出さなかった(171話)。このハワイアンズでも、和也と麻美が楽しそうに話しているところを見て不安を感じるシーンもありません。

 

そんな不安を抱えた状態だったとしたら、海くんのパーティーのとき素直に和也と仲良くしようとしたり、レンタル彼女の規約を破ってまでこの旅行について来たりすることができたでしょうか。和也との未来が信じられているからこそ、千鶴はこの旅行についてきて1日目を楽しむことができた。晴美さんの気持ちにも答えなきゃと思った。

 

和也はまだ麻美さんのことが好きなのかもしれない。千鶴も麻美さんのことがまだ好きだと言われたら多少不安になったり嫌な気分になったりするでしょう。しかし、だからと言って和也の気持ちを疑うっているわけではない。いま彼の気持ちはほどんど自分に向かっていて、告白までしようとしてくれている。恋人関係になることに関しては不安はない。ただ、麻美さんの本性を話してしまうと、彼が傷ついてしまうかもしれない。そう悩んでいるんですね。

 

 

 

という感じで209話を振り返ってみました。ついに千鶴が動き出したか!そういう選択をしたんだ!そんな期待感の持てる回でしたね。

 

 

では、また次の記事で。